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イースター島は、南太平洋東部にあるチリ領の島である。南米大陸からは3700km離れている。 現地の言葉では、ラパヌイ島と呼ぶ。 モアイとよばれる巨大な石像で有名であり、 モアイとは、「モウ・アイ」で「未来を生きる」という意味らしい。

イースター島の名は、1722年の復活祭(イースター)の日に上陸したオランダ人が命名した。1888年にチリに併合される。西海岸にある地域が政府により先住民保留地とされ、その他の土地にはヒツジと牛が放牧されている。

イースター島には考古学的に重要な遺跡が多い。みごとな巨石記念物があり、ポリネシアで文字が存在していたことをしめす唯一の遺物である木板がのこる。

現在の島民であるポリネシア人の祖先はマルキーズ諸島からカヌーで到来し、先住民をほろぼして島に定住したと考えられている。かつてはモアイとよばれる石像600をふくむ巨石記念物が島じゅうにあり、その多くが部族間の内戦期に破壊されたとみられる。

巨石遺跡で最大のものはアフとよばれる祭壇で、石像の列をささえる台座であった。アフは断崖上か、海を眺望できる場所にあり、それぞれのアフは長方形の石を漆喰をもちいずにつみ重ねてつくられている。通常、アフがささえる石像は4〜6だが、トンガリキとして知られるアフは15の石像をささえている。多くのアフの内部は個人またはグループの墓所となっている。

島内には現在、高さ3〜12mにおよぶ約100のモアイがたっている。モアイはやわらかい火山岩である凝灰岩を彫刻したもので、長い耳と鼻をもった巨大な頭を特徴とする。モアイの原石はラノ・ララクとよばれる火口から切りだされており、ラノ・ララクからは探検家により21mもの未完成の巨大なモアイが発見されている。アフ上の多くのモアイの頭部には、赤色凝灰岩でできた縁のある円筒の王冠状のものがおかれている。その最大のものは約27tに達する。

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ついに行くぞ、イースター島。(ビーニャ・デル・マル-イースター島)

「ん?」
肩を叩かれて起こされた場所は空港だった!!

危ない。
せっかく購入したイースター島行き航空券を無駄になど出来ない!!

乗り過ごすところだった。
チリのバスは意外にしっかりしている。
ちゃんと荷物を降ろし、乗客が降りてこないと呼びに来てくれるとは!!
感謝!!

そんなわけで、私たち5人は無事に空港に辿り着いた。
朝4時に宿を出発し、空港着が朝7時。それほど遠くもないが、眠い時間の移動は厳しい。
一緒にいる5人は・・・。
 私。説明不要?
 キーボー。最近一緒にいる友人。トラブル多し。詰めが甘い(笑)。
 エミさん。メンドーサ&ビーニャで知り合った方。しっかり者(風・・・おっちょこちょい?)。マイペース。
 ミホさん。ネット&ビーニャで知りあった方。ちょっと天然系。トラブル多し。
 アキくん。ビーニャで知りあった方。酔っ払いオヤジ系(?)。でも1番若い(笑)。


早速にチェックインを済ませる。
「ついにイースター島だね〜。」
「どんな場所だろう。モアイどうかな〜?」
「ドキドキするね。」

他にも日本人がいる。
ネットで知った女性が2人と、その方たちと一緒に来ている男性。
そして、カップルなどなど。

同じ便だけでも多くの日本人がイースター島を目指すようだ。
※この便だけ、日曜日の早朝ということでチケットが安い。


5時間ほどのフライトで映画を見る。
ハリーポッターなどなど。
「島だよ。あれ、モアイじゃない??」
小さく見えるのは、モアイのようだ。確信はもてないが、どうも信じたい。
「小さな島だね〜。」
「絶海の孤島だ〜。」

イースター島は、南米本土から3,700キロ離れている。近くの島からも2,000キロ離れている。こんな孤島に人が住み着き、巨石文化を残したというのは奇跡のようだ。
私だったら、現代でもこんな孤島に住みたくない。かつて、飛行機も大型船もない時代に、島に住みついた人々はどんな面持ちだったのだろう。

そんな感慨のうちに空港に着陸する。
のどかな空港だ。1日に数便の着陸があるだけなのだ。・・・日本の田舎の空港もそんなものだろうか?? 無駄に税金を注ぎ込んで作っているような空港は・・・。

「イースターだぁ〜〜!!」
「モアイの島だ!!」
「ついに来たね!!」
狭い空港ロビーに、到着客や宿の客引きがゴチャゴチャと溢れる。
目的の宿の送迎もあったので、そのまま乗り込んで宿に向かう。

イースター島生活だ!!

ところで、宿泊する宿はメインがキャンプ・サイトだ。
それにも関わらず、ワイアレスでインターネットができる。すごく遅いけれど、日本と頻繁に連絡を取りたい私にはすっごく嬉しい!!

●貝の呪い。(イースター島)

「なかなか釣れないね。」
魚は見えているのに釣れない。どうも針が大きすぎるようだ。大きな魚が釣れたら、今晩のおかずにでもしたいところだがそうもいかないようだ。

「とりあえず、貝、もっと採ってくるね。」
釣りの餌にしている貝は、岩場の先端にたくさんいる。
イースター島の海は荒く、とても波が高い。気にはなっていたが、その後にそれを実感することになる。

「アキくん、そっち、いっぱいいるよね。」
「全部採っちゃいましょう!!」
「缶もってくるね。」
2人で凄い勢いで貝を採る。
釣りの餌に使う貝などたかがしれている。先ほどまで貝が見つからずにいた反動でか、頑張って取ってしまう。
「もう貝で缶が一杯に近いよ。やめようか??」
「どうせなら一杯にしましょうよ。」
そんなアキくんのセリフに同調する。

「だね。度肝を抜いてやろう!!」
って、釣りをしている3人(キーボー、エミさん、ミホさん)が度肝をぬくことなどないだろうが、調子に乗ってさらに貝を採る。

「この辺の貝、随分と減っちゃうかな?」
「これって虐殺だよね!!」

その時・・・。

「ああぁ〜〜!!」
大波が2人に襲い掛かってきた。
先ほどまでは、足に波がかかるかかからないかだったのに、私の頭まで飲み込む大波だ!!

身体が浮き上がり正面の岩に叩きつけられそうになる。
「うわぁ・・・、アゴゴゴ・・・。」
偶然にも私は波を背に、手を岩の方に出していたので、足と手を打つだけ。
アキくんは海のほうを向いていたので、背中を岩に打ってしまう。

波が引き、少し安心しかけた途端にアキくんが叫ぶ。
「また来たぁ〜!!」
私も叫ぶ!!
「気をつけろ〜!!」

その波は、2度目でもあり、なんとか耐え抜く。

波が去ったあと・・・。
「これは貝の呪いだね。」
「間違いないね。」
「虐殺の前に辞めておけばよかったね。」

血だらけのアキくんを見て言う。
「アキくんの方に呪いが強かったね・・・。」
「あの時、止めておけば良かったね・・・。」
私も手や足から血が出ているが、どれも擦り傷。
アキくんのは切り傷まである。

それでも波にさらわれなかっただけ運が良かった。
波の荒いイースター島の岩場で、流されてしまったら本当にどうなるか分からない。
岩に強く打ちつけられることもあるだろう。
強い流れに押し流されてしまうこともあるだろう。

「もう退散しよう!!」
「だね。」

アキくんのサンダルは、波の向こうに流されてしまっている。

が、すぐに諦めて、恐ろしい岩場をすぐに後にした・・・。

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ミニコラム

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●まぐろ購入。(イースター島)

「漁船が帰ってきているよ〜。」
港の脇で釣りをしていたので、次々に帰ってくる漁船がすぐに目に付く。

「とりあえず誰か行ってみてよ。」
「オレ、行くぅ〜〜!!」
そう言って、キーボーとエミさん、ミホさんが小走りに行く。
私とアキくんは、服もずぶ濡れだし、あちこちから血も出ている。血が止まって乾燥してから動いた方が良いと思ったのだ。

「それにしても凄い呪いだったね〜。」
「貝の呪いは怖いよ。」
「波、怖かったね。流されなくて良かったよ・・・。」
「それにしても、魚釣れないね。」

何気なく後ろを振り返ると、ミホさんが一生懸命に走っている。
「アキくん、あれなんだろうね。」
走り方がなんだか少しコミカル!!
「いいことあったのかな?」

ミホさんが手で、こちらに来い、と訴えているようだ。
急いで釣り道具を片付けて、ミホさんの方に向かう。

「まぐろがあったよ。買えるよ!!」
足を怪我している上に、サンダルのないアキくんはびっこで急いでいる。
「アキくん、のんびり来て大丈夫だよ!!」


「おお〜、でかいね〜〜!!」
漁師さんとキーボー、エミさんが笑顔でまぐろに向き合っている。
「4キロ買ったよ!!」
「凄い凄い!!」
「カマはただでくれたよ〜。」
「凄い凄い!!いい人だね〜(笑)。」

脇では犬がもの欲しそうに見ている。
さばいたくずが残っていたので、つまんで言う。
「これあげてみようか?」
「犬にあげるなんてとんでもない!!」
(なに言ってるの??あげちゃ駄目だよ!!)
そんな意思がバリバリ伝わってくる言い方だ!!(笑)

(う〜ん、ちょっと意外!!)
段々と慣れてきて、皆が言いたいことを言うようになる。
そうすると段々面白くなる!!


皆で意気揚々とマグロを持って宿に向かう。
真っ先に火を起こし、・・・カマを焼く。

エミさんとキーボーが本当に笑顔。
顔がほころんで締まらないようだ!? いいね〜!!(笑)

今晩はBBQ&刺身パーティだ!!



●モアイって。(イースター島)

レンタカーをして島を回る。
ついにイースター島の大イベント、モアイ観光に出かけるのだ!!

その前にまずは町外れにある博物館に行く。
モアイを見る前に、イースター島の文化やモアイについて勉強するためだ。知っていたほうが面白いこともたくさんあるだろうし。

「アフの近くでタプしちゃ駄目だよ〜〜!!」
そんな冗談が出るのも、博物館に行ったからこそ!!

アフとは、モアイが立つ祭壇のこと。神聖な場所らしい。
タプとは、タブーのこと。

マナ(超自然的な力)のあふれる島、イースターを今から満喫だ〜。


キーボーの運転で行く。
まずは空港近くにある珍しい女性のモアイ。博物館に寄ってしまったので、既にお昼の時間。まだほとんど見てもいないのに、お弁当を開いて食べる。

ほとんど日陰がないので、アフと呼ばれる祭壇が作る。
狭い日陰に皆でへばりつくように食べる。傍から見ていると変な風景だろうなぁ。

それからどんどんとモアイを見るのだが、それも倒れてしまっている。
「もう倒れているのは飽きたよ。なんか、そろそろ凄いの見たいね!!」
「贅沢になってきたな〜。」

「おお!!」
前方で馬が倒れている。
近くに車とバイクが止まっている。交通事故だろうか。
馬はピクピクと痙攣しながら、口や鼻から血を流している。良く分からないが、助からないのではないか・・・。
こんな場所で事故は起こしたくない。
「キーボー安全運転だよ!!」
皆が口々に言う。

馬の無残な姿を見ていたくないし、巻き込まれたくもないので先に進む。
それにしても、気になる姿だった。


最も評判が良くて、気になっていた場所、石切り場。
モアイを切り出して製作する場所だ。

巨大な岩の山が近づいてくるにつれ、モアイが小さく見えてくる。
「おお〜!!進め〜!!」
道を間違えつつ、ともかく進んでいく。

駐車場に車を止めると、管理人が「道から外れてはいけません」とか説明する。

門をくぐり、木々を越える。

「おお〜!!モアイだ〜!!」
今までにもモアイを見ていたが、これこそイメージ通りのモアイ。
地面からニョキニョキと生えるように、首が並んでいる。あるものは真っ直ぐ上に、あるものは斜めに。いかにも「モアイ」っていう姿なのだ。

はしゃいで写真を撮る。
「これってモアイ通りだね!!」
「これだよ、これ!!」
「倒れているモアイはもういらないよ〜。」
記念撮影をする。
思い思いのポーズで写真に収まる。

丘の中腹に登ると、岩から切り出し中のモアイながら、最大の22mのモアイが見られる。
岩から、巨大なモアイを切り出し、遠くのアフまで運ぶ。それってどんな作業だったのだろう。
後に戦争の際に、モアイは引き倒されることになった。モアイの目にはマナがあり、村を守るという。その力をなくすために、敵のモアイを倒すことにも力を注いだらしいのだ。
そういった歴史があるイースター島は、現地語ではラパ・ヌイと呼ばれる。モアイ像制作期のあとには、鳥人をあがめる信仰にかわっていったらしい。
それらを記していたかもしれないラパ・ヌイの文字は、今は読むことができない。ここでもヨーロッパの侵略によって奴隷の徴収が行われた。そうして文字を読み書きすることができる人たちが消えた。

ヨーロッパの侵略によって消えた文化は、いったいどれほどの数にのぼるのだろう。

石切り場を後にし、日本の企業がイースター島に貢献した場所を見に行く。
倒されていた15体のモアイが、再び立て直されている場所があるのだ。朝日スポットで多くの人が見に来る。その場所に日本の貢献である旨が記されているのは、小なりとも嬉しい。

この風景も、イースター島のイメージとして幾度も目にしたものだ。
石切り場に続いて、段々とイースター島気分も盛り上がってくる。

その後、世界の中心と言う岩を見る。
そして、いくつかの立っているモアイを眺める。

「もうモアイは満喫だね!!」
「うん。もう倒れているモアイには興味ないし(笑)。」
「後は、モアイは明日の朝日を見るときくらいかな。」
「いや〜、でもイースター島いいね。」

その後に夕陽とモアイを望めるポイントで夕暮れを待ち、宿に帰る。

今日はマグロのヅケ丼だ。
贅沢な食生活が続く・・・。



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●朝日のモアイ。ビーチで寝る。(イースター島)

早起きして15体のモアイとともに朝日が望めるポイントに行く。
明るみ始めた時間帯、既に馬も行動を開始している。馬を引くことなど避けたいので、慎重に運転していく。

現場に着いて、まずはきれいに写真が撮れるポイントを確認する。

(え?)
なんと、倒れているモアイに上っている日本人(?)がいるではないか!!
(いくらなんでも、それはひどいでしょ・・・。)

「見てよアレ。モアイに登ってるよ。」
「え〜。」
キーボーやアキくんと話す。
注意しようとも思うが、日本人だと逆に注意がしずらいのが微妙な心理だ。
日本語で何か言われると、逆に反発する人もいそうに感じてしまう。

そんなことを考えていると。
「おまえ、サッサと降りろ!!」
上っていた彼は西洋人に注意された。

(おそらく)同じ日本人として恥ずかしい。
本当に恥さらしな行動はやめて欲しい。

その後にももう1人、到着した日に日本食レストラン「甲太郎」で出会った中年の男性もモアイに上っていた。遠くにいたので今回も何も言えなかったが、大人になってまで恥ずかしい。


モアイの背後から上る朝日を見て、写真をたくさん撮る。
満足して次のポイントへ。

昨日は時間の都合で諦めていたビーチに行くのだ。
でも、皆、眠いし涼しいで居眠りを始める。

そのまま車を返す時間が近づき、泳ぐこともなく町に戻った。


●かつおがやって来た。(イースター島)

「ねぇねぇ!!」
走ってきたエミさんが目を輝かせて言う。
「かつおがあるよ。買わない?」
「買おう。」
「買おう。買おう。いくらでも良いよ。」
「よろしくね!!」
「なんだか意外に反応ないね〜!!」
かなりテンションの高いエミさんがもどかしげに言う。
「そんなことないよ。買おうって言ってるよ!!」
「よし、行こう行こう!!」

漁港に行くとカツオが数匹あがっていた。
同じ宿の日本人も別のグループを作って購入している。
「いくらでしたか?」
「キロ3,500ペソ(約750円)。」
「マグロと同じなんて高めですね。」
「ね。この人たち、魚ごとの差を分かってないのかな〜。」
ちなみに、後日のことだが、金目鯛も同じ値段だった。

「どうしようか?この小さいのか、もう少し大きいのか。」
「どっちでも良いよ。好きなのを買おう!!」
悩んだ末に小さめのカツオを買うことにする。
連日、違う魚を帰るようなので、ここでガッツいてたくさん買う必要もないとの判断だ。
宿に帰って、早速さばく。
切れる包丁がないので、硬い皮を切りづらい。

再び火を準備し、アラ汁を作り始める。
この日はキーボーとビールを飲みながらの作業。
「いや〜、贅沢だね〜!!」
そんな時にアキくんが散歩から帰ってきた。
「あれ?何してるんですか?」
「あっ、いや、カツオが4人分だけ手に入ってね。」
「アキくんの分はギリギリたりないかなぁ・・・。」
「そんなこと言わないで下さいよ〜〜!!」
「ごめん、ごめん(笑)。」

今夜はマグロのヅケの残り、カツオの刺身、カツオのアラ汁、そしてサラダだ。
なんだか贅沢な食生活が続くぞ・・・。
しかも、連夜の焚き火生活。煙臭くなってしまうが、火を囲みながら夕陽を見て、星を見る。

「イースター島で、こんな贅沢するなんてね〜。」
「ほんと、こんなに魚ばかり食べられるなんてね。」
「まぐろとか、なかなか買えないって話だったし。」
「ついているね!!」

魚が多すぎて、カツオのたたきは明日にということになる。
「残念だな〜。私は食べられるのにな〜。」
魚のこととなると普段の細い食が覆ってしまうエミさんがつぶやいている。
普段とのギャップが楽しい。

ともかく夜遅くまでワインやビールを飲みながら楽しく過ごした。

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●火口までお散歩。(イースター島)

「明日は早起きして山に登ろう!!」
「行こう!!」
「目覚まし時計掛ける?」
「アキくんかミホさんに起こしてもらおう!!」

都合の良い決定をし、実際に起こしてもらったのだが、そのまま山に向かえるはずもなく・・・。
「キーボーお昼食べたら行こうよ〜。」
「えっ、山に行くんですか?私も自転車を借りて行こうかと思ってたんですが。」
ミホさんも一緒に歩いていくと言っている。
「なになに?皆行くんですか?オレも行きますよ!!」
アキくんも、早朝に早起きして自転車で島を1周すると言っていたのだが、私とキーボーと同様に出かけられなかったのだ。
その後に「今日は釣りに行く」と言っていたエミさんも参加することになる。
「皆が行くなら私も一緒に行かせて下さい〜。」

しかし、エミさんは結局は一緒に行けなかった。
LAN航空のオフィスに用のあるミホさんだが、用事がなかなか済ませられずに行けなかったのだ。


4人で火口目指して歩く。
「国立公園の入場料はさ、左に行ったら払わなくていいらしいよ。」
「左ね、左!!決定!!」

暑い昼間の時間帯なので汗が吹き出てくる。
途中で休憩を取りながら登る。

「あっ、島の反対側だ!!」
「ほんとだ〜。この島って小さいね。」
遠くに15体のモアイ像があるアフ・トンガリキの地形が見える。
石切り場の丘も見える。

本当に狭い島なのだ。
こんな狭い島にいるんだと改めて実感する。

頂上に着いて火口湖を眺め下ろす。
まさに出来たままの形だ。外形がそのまま保たれているところがきれい。
底は湖、そして、遠くには深く濃い色の海がどこまでも続く。

帰りに道に、洞窟に描かれた壁画を見た。
これでもう、イースター島に思い残すことはないぞ!!

●釣りは難しい。(イースター島)

イースター島で何回も釣りに挑戦した。
かなり難しい。

それというのも釣りが難しいだけでなく、大物を釣ろうとすると、波が強い場所に行かなくてはならない。本当に大きな波が押し寄せてきて、全身がずぶ濡れになる。
風が吹くと寒いし・・・。

(なんで、こんな苦労をして釣りをしなくちゃならないんだろう??)
なのだ。

とにかく頑張るものの、大きな波が来ると餌さえもさらわれてしまったりする。
そうして釣り上げた釣果は小魚が数匹とか。

寂しい。寂しすぎる。
ちなみに、エミさん以外はほとんどゼロという有様。

餌採り中に波にさらわれそうになったり、ずぶ濡れになったり、苦労を重ねた割には全くの惨敗。もう海釣り、特に波の荒い場所では釣りはしません!!(笑)

●毎日がBBQ!!(イースター島)

Mihinoa Camping には、BBQスペースがある。

その場所を毎日使ってしまった。
私たちが使った火をそのまま使う人もいたけれど、ほぼ私たちが使い続けたのだ。

マグロのカマを焼き、カツオのアラ汁を作り、なんだか分からない魚を焼き、なんだか分からない魚のカマを焼き・・・いつも何かの魚を焼いていた。

西洋人には魚の焼けた臭いはどう感じるのだろう??
臭いのかな・・・。

イースター島の材木や木屑は本当に良く燃える。
乾燥しているので、ちょっと新聞紙に火をつければそのまま燃え移ってしまうのだ。

ラクチン!!
ラクチン!!

火を眺めながらいろんな話をする。
恋愛の話や、旅の話・・・そんな風に夜が更けていく。

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●郵便局に切手なし。(イースター島)

「切手下さい。」
「切手はないです。」
代わりに絵葉書に簡単な消印を押してくれる。

う〜ん、イースター島の切手を張りたかったのに。
残念!!

たまにサンチャゴから、切手が送られてくるらしいが、すぐになくなるようだ。
切手がないなんて・・・。
そんな風に思っていたのだが、サンチャゴの中央郵便局でも「切手は無い」と売ってもらえなかった。どういう国なの??

ところで、この郵便局。
3回目にしてようやく絵葉書を出すことができた。

1回目はシエスタのために断念。
2回目はシエスタの時間外のはずなのになぜか休憩中。断念。

3度目の正直とはこのことだ。
イースター島から日本まで、随分と時間が掛かるのだろうか?

ともかく、家族とトモちゃんに絵葉書を送った。
早く届いてほしい。

●クラブのしょぼい音。(イースター島)

キーボーと気分良く酔っ払った日の夜。
「ねぇ、そこの海を覗きに行こうか?」
「行こうか。」
復活祭が始まり、宿のオーナーたちもどこかに出かけてしまった。
どこか浮き足立つような雰囲気もある。

「クラブ、いっちゃおうか。山でパーティがあるかも!!」
「行くか!!」

音を求めてさ迷い歩く。
立ち止まっては耳をそばだてる。

「う〜ん、音はなっているような、なっていないような。」

ようやく辿り着いた場所はクラブ。
その周辺には、バーと小さな売店が開いている。

小さなバーに入り、たずねる。
「どこかで野外パーティやってませんか?」
「NO!」
ああ、たった一言での惨敗。

ビールを片手にクラブの音を聞く。
まさにオール・ジャンル。
人はたくさん入っているようだが、音洩れも凄い。
外でも十分に聞こえてくるし、特に聞きたいような音でもない。

そのままビールを飲み続け、酔っ払いたちと歓談し、疲れて帰って寝た。
楽しかったけれど、無駄足だったか・・・!?

●意外に忙しかったイースター島。

「イースター島は1週間もいると暇だよ。」
そんな話をたくさんの旅仲間から聞いていた。

(小さい島だし、モアイを見る以外はすることがないんだろうな〜。)

そんな風に思っていたが、魚を買ってきて料理したり、釣りをしたり、火口までトレッキングをしたり。

あっという間に過ぎてしまった。

のんびりしたのは最終日だけ。

「もう少し滞在しても良いね。」
「うん。1週間ってあっという間。」
「でも、これくらいで出るのがちょうど良いのかもね。」
「そうだなぁ〜。」

一緒にいた5人の思いはほぼ同じようで、みんな、それぞれに満足したイースター島生活を送れたようだ。

モアイ観光を最初に行わずに、3〜4日目に行ったのも良かったのかもしれない。
そして、マグロ、カツオ・・・魚が豊富に買えた。
これも、BBQをしたりであっという間に楽しく時間が過ぎるという好循環だった。

狭い町だが、散歩をしたり、泳いだりだけでも楽しかった。



散歩をしていると、地元の人たちのBBQに呼ばれたりもした。
ビールまでもご馳走になって、波に飲み込まれそうになりつつ泳いだり・・・。彼らとくだらないゲームに戯れ、いつの間にか夜になっている。

もう再び、イースター島に来ることはないかもしれない。
でも、後悔しないくらいに楽しむことが出来たぞ!!

●トラブル日記? ケツジャムとマヨチケ。(イースター島)

「え?本当?」
飛行機の中で小さなマヨネーズのパックが爆発し、飛行機のチケットにかかってしまったらしい。

それも、その惨状が発券された原因は「蟻」。
「テントの中に蟻がたくさんいる!!」
「なんでだろう??」
そうして調べてみると、ミホさんのマヨネーズが原因だったのだ!!

単にチケットがマヨネーズまみれになっただけなら良かったのだが、なんと!!
マヨネーズの油でチケットの文字が全て消えてしまっていたのだ!!

チケットの文字が読めなければ飛行機には乗れない!!
しかも世界一周航空券のチケットなのだ。たくさんのチケットが束になっており、上の数枚が判読不能!!

イースター島のLAN航空のオフィスでは、再発行が難しい。
サンチャゴに飛ぼうにも消えてしまったチケットでは難しい。

LAN航空オフィスにて。
「無理です。」
空港の窓口にて。
「無理です。」

JALで発券したとのことで、電話でJALに問い合わせる。
世界一周堂を利用したとのことで、メールで世界一周堂に問い合わせる。

とにかく数日間はドタバタの試行錯誤。
「大丈夫だよ。きっとなんとか飛べるよ。」
「いざとなったらチケットを買って飛ぶしかないね。」
「今、悩んでも仕方がないから、とにかくその場で強気で勝負だよ。」


出発当日の朝、ミホさんだけ早い時間に空港に行く。
なんとか交渉し、飛行機に乗せてもらうためだ。

「ミホさん、乗れることになったらしいですよ。」
同じ宿に泊まっていた女性が教えてくれた。宿の人から情報を聞いたらしい。

「お〜、良かった〜!!」
「良かったね〜。」

私たちも空港に着いて一緒に喜ぶ。
「最初は断られて大変だったの。お願い、お願いって言って、ようやく・・・。」
「良かったね〜。」
「これで一緒に行けるね〜。」
「サンチャゴでお別れになったね。」

無事に皆で飛行機に乗り込む。
席は皆バラバラだけど、一緒に来た仲間がみんな無事に出発できることになって本当に良かった。

結局、世界一周航空券は、ブラジルのサンパウロにあるJALのオフィスで行うことにするらしい。日本の会社のトラブル時の対応の素晴らしさに感激したようだし。

ところで、マヨネーズだけでなく、ポケットの中のジャムも破れたらしい。
ツイてないことは続くのだ・・・。

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