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行きは直行、帰りは乗り継ぎの怪。(マセル-ブルームフォンテン)

レソトと南アの国境からの交通の便の話しだ。

ブルームフォンテン(南ア)→マセル(国境) の便はある。 

マセル(国境)→ブルームフォンテン(南ア) の便はない。

不思議だ。
行ったバスが、そのままは戻って来ないという事。

南アのミニバスは、いい加減に個人が走り回っているだけではなく、組合のようなものが存在し管理されている。
なので、運転手が勝手にルートを決めることもできないのだろうが、不可解ではある。往路と復路で客の実数が違うということもありうるのだろうか?
普通に考えれば、往路と復路は中長期で平均すれば、ほぼ等しくなると思うのだが・・・。でもまぁ、その辺を合理的にしないのは途上国の常。

黒人だけが乗るミニバス(コンビ)は、合理的な面だけで語れない。

そうそう、ミニバスには在住白人はまず乗らないらしい。
やはり危険だと思っているからだろう。
一緒に住んでいながらも、まるで別の社会に住んでいるかのよう。
南部アフリカ全般で言えることだが、黒人と白人は共存している。確かに共存しているが、住んでいる世界は違う。
お互いにとって住みやすい社会というのは・・・、一体どういうものなのだろうか?

●つまらない町。(ブルームフォンテン)

ブルームフォンテンの中心部を歩いてまわったが、興味を引くものは何もなかった。

私にとってここまで何もない町というのも珍しい。
少しくらい見所があっても良さそうなのに。

やはり南アの中央部では、ブルームフォンテンではなくキンバリーに行くべきなのだろう。ただ、キンバリーに行くと、交通の便が更に悪くなってしまう。

キンバリーにあるダイヤモンドの露天掘のあと。
ダイアモンド業界を牛耳るデ・ビアス本社。

そういったものの方が、この町よりもずっと興味がある。
でも、まぁいいのだ。キンバリーに行くのも面倒だし、気分的には観光は終わり。

あとはのんびりと過ごし、南アではなく、この時間を堪能するのだ。

●町が燃えた日。(ブルームフォンテン)

※ナミビアからレソトに向かっていた時のとこ。

バスを降りると、オレンジの集団が恐ろしいほどに闊歩していた。

治安が悪いとかそういうのではない。
興奮状態だ。

走る車はオレンジの旗をはためかせている。
窓ガラスにも何やら文字が!!
歩く人の顔や腕にも文字やペイントが!!

大音響のスピーカから何やら叫びも聞こえてくる。

そう、バスターミナルはスタジアムの脇にある。
おりしも今日はラグビーのトーナメント決勝戦。
しかも!!
つい先日に、ラグビーのワールドカップで南アが優勝したばかり!!

これで盛り上がらずにすむわけがない!!

(これはマズイ。宿がどこもフルだ・・・。)
そう思って、行き先をレソトに決定した。
もともとは、どちらでも良いと思っていたのだ。

※実際に満室だったらしい。

心地よい興奮なんだろう。
見ていても楽しい。

スタジアムからたくさんの風船が飛び上がり、叫び声も響いてくる。
今夜のブルームフォンテンは凄いことになりそうだ・・・。


数日後・・・。
スタジアムの周辺はゴミだらけ。
ゴミの中から何かを漁るストリートチルドレンたち。換金できるものもころがっているのだろう。
それにしても汚い。
瓶やゴミだらけ。

市が掃除をしないというのは、どういった神経なのだろう。
土曜日、日曜日は掃除もしないのかもしれない。さすがに役所仕事!?

日本では競技場で瓶では売られていないかもしれない。
多くが紙コップだろうか。
今まで、その事に多少の不満を持っていたが、この南アの様子を見て、日本のやり方が正しいと心から思った。

ガラスの破片が散乱し、とても危険。
瓶そのものの資源の無駄。
掃除をするのにも手間がかかるだろう。

はぁ・・・凄く汚い町だ。

●宿も南部アフリカで最低レベル・・・。(ブルームフォンテン)

ロン・プラに載っているバックパッカーに向かうか、歩き方に載っている B&B に向かうか。まぁ、実質はどちらもバックパッカー宿で同じようなものだろうが・・・。

駅の近くから歩き始める。しばらく歩いてからタクシーで行こうとも思ったが、その時には既に周辺にタクシーの姿はなかった。そう、南アでは流しのタクシーはほとんどいない。治安なども考えると、南アは自家用車がないと不便な国だ。かなり不便だ。

中東の国イランやトルコなど、そしてエジプトなどの方が旅行者にとっては移動がラクなのではないかとすら思えてしまう。
まぁ、移動の快適度で考えれば、比較できる国は減るが、それでもトルコやイランと大して変わらないだろう。タクシーだって安い。それに危険が少ないからタクシーに乗る必要もない。

そんなことを考えつつ、宿の看板が見えた。
バックパッカーだ。既にもう随分歩いたし疲れた。どうせ明日に出る可能性大なのだから近い宿に泊まりたい。

看板の示す坂を登っていく。
疲れた足には以外に長い。

入口には、あれこれと注意書きがある。
「泥棒があっても責任取りません」
「モノが壊れても責任取りません」
そんなことばかり。

果たしてこの宿は危険な宿なのだろうか??
逆にそんなことを勘ぐってしまう。

レンガの外壁でとても古い建物のよう。
扉からはいると、いきなり地下に階段が伸びている。かつては、ワインなどの倉庫に使われていたのだろうか。天井も高い。
キッチン、トイレ、シャワー・・・ネットはないけれど、一般的な設備はある。

ただし、個室もドミトリーも、特徴がある。
トタンやベニヤ板を組み合わせた単純な部屋。扉すらない。プライベートなどは全くない。天井は2〜3階部分にありとても高いが、壁は2〜3mしかない。もちろん上は開いている状態だ。すだれのようなものを乗せてあったりもするが、あまり意味はない。

シャワーも気になる。
扉がないし、敷居もない。つまり、中で数人が一緒にシャワーを浴びるということ。まぁ、銭湯などで一緒にお風呂に入ることを考えれば同じか・・・!?

簡単に言うと、どうも若者向け。集団でやってきて、騒いだりするのにちょうど良い宿だろう。一般のバックパッカーがやってきても何も問題はないけれど、どうも普通の宿とは様子が違う。まぁ、倉庫や工場に泊まっているようで雰囲気はとてもあるのだけれど。

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ミニコラム

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●5時間待ち??(ブルームフォンテン-プレトリア)

Intercape のバスを利用しようとしたら、満席で買えなかった。既に4回ほど Intercape のバスを利用しているが、その質には「割と」満足していた。だから、今回も・・・と思ったのだが。
仕方なく購入したのは、SA ROADLINKS という会社のチケット。新しい会社のようだが、写真で見るとバスもしっかりしている。

朝6時半発。
早い時間なのでタクシーを予約して、バス・ターミナルに向かう。

(来ない・・・。)
どうしたのかな?
7時頃に係りの者に聞いてみる。
「あと30分で来ますよ。」
笑顔で答えてくれた。

(来ない・・・。)
既に8時頃だというの来る様子もない。
係りの者に聞いてみる。
「あと30分で来ますよ。」
不安げな顔で答えてくれた。

(来ない・・・。)
既に10時頃だというの来る様子もない。
要は窓口の係りの者も、いつバスが来るか分かっていないのか!?
どう考えても管理が出来ていない。駄目な会社だ。
でも聞いてみる。
「もう少しで来るはずです。」
とにかく答えてくれた。

こんな時間であれば、タクシーに乗る必要もなく、のんびり歩いてこれた。
しかもご飯も食べて。

ようやくバスはやって来た。
座席は空いている。というかガラガラだ。ケープタウン発プレトリア行のバスが、こんなにガラガラで良いのだろうか。今まで通り過ぎて行ったほかのバス会社の便はどれも混んでいたのに。

荷物を預ける時に軽く驚く。Intercape のバスでは、荷物の預け証など管理がしっかりしていたが、この会社では何もない。

乗り込んで驚く。座席の前後間が狭い。途上国レベル。ケニアなどと変わらない。イヤ、ケニアでも質の悪いバスの前後幅程度。さすがに横幅はあるので、ザンビアなどよりは良いが、それでもザンビアの良いバスに比べれば前後幅は狭い。

エアコンの口が壊れている。周辺を見渡すが、8割がた蓋がなくなっている。暑ければ開ける、寒ければ閉める。その調整すらできないし、風向きを調整することももちろんできない。
寒かったのだろう。多くの口にはビニール袋やら、お菓子のカスやら、とにかくゴミが詰め込んである。

そして、何よりも遅れた理由の説明もない。
軽く、遅れて申し訳ない、というようなことを言ってはいたが、一言で終わり。

11時頃に出発したが、かなり気分は悪い。
こんなバスのチケットを買うくらいなら、まだミニバスの方が良かった。

休憩の時のこと。
「出発は14時15分ぴったりです。正確に14時15分に出ますので注意して下さい。」

(おいおい。)
(コレだけ遅れていて、正確にとか、ぴったりとか言うか!?)

全く訳が分からない。
いや、分かりたくない。

●アルゼンチン発の航空券をめぐって。(プレトリア)

南ア−アルゼンチンの航空券は、2週間ほど前にプレトリアで購入した。
そして、アルゼンチン発ウルグアイ行の航空券購入を検討だけしていた。

アルゼンチンに行きたいだけだから、本当はウルグアイ行の航空券は必要ない。でも、なぜ購入を検討するか。
それは、南アでの搭乗の際のカウンター手続きで搭乗拒否をくらう事があるから。まぁ、良くあることなのだけれど、VISAの取得条件もしくは入国条件に「建前として出国用チケットを持っていること」と書かれていることが多いからだ。
実際には、それらのチケットを調べることはほとんどない、もしくは少ない。でも、航空会社はリスクを下げるために搭乗させなかったりするのだ。まぁ、それは気合で押し通して乗れることもあるし、何も聞かれないこともあるし、運の要素とも言える。

でも、飛行機での移動を運などに任せたくない。
そういうわけで、念のためチケットを購入することにする。

前回チケットを買った STAトラベル へ。
STAトラベル大手の航空券販売会社で、もう世界中に支店がある。

「ブエノスアイレス−モンテビデオのチケットを買いたいのですけど。」
アジア人が珍しいということもあるだろう。何回か聞いたりしていたことを店員も覚えている。で、私の担当をしてくれるのが、またしても作業の遅い黒人である。
(ふぅ〜、随分時間を掛けて調べているな〜。)
「600ドルです。サンパウロで乗り継ぎになります。」
(おおぉ〜!?)
「前回来た時はもっと安いチケットがあったようですけど?」
「・・・。」
1番最初に来た時に調べてくれた女性を指差す。
彼女も私のことを覚えていたようで、こちらを向いてうなずく。
そのまますぐに調べてくれた。
でも、問題が・・・確かにチケットはあるけれど、発券はできないと言う。

(発券できないぃ〜〜〜。)
AWLトラベルという会社では、発券できることが分かっていた。
でも、遠い。購入はネットで行うにしても、受け取りが・・・。

ネットで調べてみることにする。
部屋に戻って再びのネット!!
こういう時には部屋でネットを使えるのはありがたい。

そして調べた結果!!
(あるじゃないですかぁ〜〜。)
しかも安い。

早速購入。12,500円。代理店で買うよりも安い。
これで安心して南米に行けるぞ!!

●キーボーがやって来る。(プレトリア)

この宿で待っていれば、友人がやって来る。
とても不思議。

友人が旅に参加するなど考えもしなかった。

そして、すぐ後には彼女もやって来る。
アフリカの終わりは楽しくなりそうだ。

そんなわけで、今日はビールとワインを買ってきた。
友人が朝着いたら、まずは1杯だ。

最近は禁酒していて、ほとんど飲んでいない。飲んでも1日1杯とか。

明日はおいしい酒が飲めそうだ!!

●キーボーがやって来ない。

朝6時半に空港に到着する予定だ。

そろそろやって来るだろう。
朝7時半になってもやってこない。

(まぁ、荷物の受け取りなど、時間がかかっているのかな?)

ネットを立ち上げ、普段どおりのネット生活・・・。

(おっ?到着は夕方の17時半過ぎ?)
良く分からないが、飛行機が遅れているらしい。

1日の予定が変わったが、とにかく土曜日なので買出しに行く。一緒に行こうと思っていたのだが、それでは間に合わなくなってしまう。

夜7時。
う〜ん。そろそろ着いてもいい頃だ・・・。

「お〜い。」
従業員の夜番ジャンが呼んでいる。
「よく分からないが、たぶん、君にだよ。」
出てみるとキーボーだった。

よく分からないが、タクシー運転手と一緒にいるらしい。
タクシー運転手と話しをして、キーボーを宿まで連れてくるように言う。

(ようやくキーボーが到着しそうだ・・・。)

一安心。
ちゃんと着くのか不安だったし、ともかくこれで落ち着ける。

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●トラブル日記@ パシリの下僕がやってきた。

昨夜遅く、パシリの下僕が登場した。

手には食材を山のように持っていた(持ちすぎ)。 約10kg!!!!!
靴の左右が違うのを履いていた(急ぎすぎ)。
なぜかビジネスマンのスーツ風だった(わけわからなすぎ)。

彼はいつも問題を運んでいる。
今回も問題が彼について行った。問題はテストの問題ならいいけど、そういうんじゃなくて、トラブル。トラベルならいいのに・・・。


@成田空港に行く途中で、パスポートを忘れそうになってみたり。
 :ままがおしえてくれた。

A飛行機のチケットをネットで予約したら、自分の名前を間違えたり。
 :ともだちがしてきしてくれた。

B飛行機のチケットをネットで予約したら、友人の名前を姓名逆にしたり。
 :ともだちがしてきしてくれた。

C飛行機はエンジントラブルで引き返してみたり。
 :とうちゃくしたとおもったら、しゅっぱつちだった。

D隣に「世界不思議発見」のレポーターがいてデレデレしてみたり。
 :うれしかった。

E高級ホテルにただで泊まれて喜んで、シャンプーやらをたくさん持ってきたり。
 :すごくまんぞくした。

F南アの空港でもいろいろあり、私の泊まっている宿に電話がかかってきたり。
 :あんしんした。(私は困った。)

Gみずほ銀行のカードからはお金がおろせなかたり。
 :なきそうになった。

Hイミグレの別室が楽しみなので、見学に行ってみたり。
 :あたらしいけいけんだった。

I空港からのタクシーに忘れ物をしてみたり。
 :うんてんしゅがとどけてくれた。にんげんはみんなやさしい。


今朝は通りに出て、外国にいると実感。
笑いが止まらなくなり(なぜ?)、めがねを落とした。
ゴミを拾って眺めてニヤニヤしている。
スーパーを徘徊して、万引き犯と間違えられそうになった。
そのあと転びそうになった。


かわいそうなので、ホテルに連行してあげた。


心の傷、Priceless。

●トラブル日記A なんで破っているの・・・!?

オレ様のパシリが何を思ったのか、ドルの札束を破った。

文字通り破った!!

20ドル3枚。
10ドル3枚。
5ドル1枚。
1ドル5枚。

これ全て。

信じられない瞬間・・・。

さすが!!

・・・。


「これ、両替できるかなぁ?? たぶん大丈夫だね!!」


何も言えない・・・。


(追加記載)

20:09

今、あげたばかりの世界地図を・・・破った!!

何も言えない・・・。

●泣きながら。(ヨハネスブルグ)

今日は待ち続けていた日!!
到着前に空港に車で行く。

飛行機は予定通りの到着。
ここで一安心。タイの空港でもメールでやりとりしたし、無事に南アに着いたはずだ。

しばらくしても出てこない。
(おかしいな〜?)
タイからやってきたと思しき人々がどんどんと出てくる。
でも、トモちゃんの姿が見えない。
心配が徐々に大きくなる。

そんな頃に・・・
外国旅行にしては小さな肩掛けバッグを持ったトモちゃんが歩いてきた。

(良かったぁ〜。)
トモちゃんの姿を見て本当にホッとした。
本当に「安心」が1番大きい。
そして、つぎに「嬉しさ」。

安心したためかトモちゃんも涙目になってしまっている。
タイでの乗り換えを経て、日本からの長い道のり。何事もあるはずがないのに不安になってしまうのは待つ身ゆえか。バッグを受け取って担ぎ、話しをする。

出てくるのが遅くなったのは、ゲートを間違えてしまったためらしい。
ともかく、無事に着いたのでそんなことは関係ない。

宿に戻るために、送迎依頼の電話を掛けた。

宿を出ると南アの整備された道路、横に広がる風景が目に入る。

これからアフリカ旅のクライマックスが始まる!!
アフリカ最高の思い出を作るぞ。

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●ヨハネス空港付近はのんびり。

空港から1番近いバックパッカー宿かもしれない。

「歩き方」に載っている宿は、ネット上で評判が悪かったので利用を避けた。
私たちが利用した宿は、宿の目の前に飛行機の姿が見えるほど近くの宿。郊外にあるためか、建物の周りの塀やフェンスも物々しくない。プレトリアの物々しい雰囲気とは一味違って良い。

もっとも、郊外にあるためにスーパーが遠い。
買い物に行くのが面倒なのが玉に瑕。もっとも、多くの宿泊客は空港近辺に連泊する必要はないだろう。そう考えれば、この立地条件も問題ない。

閑静な住宅街に広い道路が通っている。
ジャカランダの紫色のきれいな花が咲き乱れ、バラやいろんな花が彩りを競っている。
南アで感じるのは、・・・市内にある閑静な住宅の多くが、ガーデニングに凝っていること。それだけ余裕もあるのだろう。
どの家もきちんと整えられた庭を持ち、木々や花に囲まれた生活を送っている。

(贅沢!!)
まさにそんな感じ。

アパルトヘイトも終わり、政治的には自由になった国だが、経済的格差が一朝一夕に消えようもない。市内の美しい町並みと、市周辺に広がるタウンシップとの格差が、より印象に残る。

バラック。
トタン屋根、板を適当に組み合わせた家はまだ良い。
ビニールの屋根の家もある。

こんな場所に生活し、市内の美しい地区に仕事に出る者の思いはどういったものだろう。いろいろな思いが交錯し、市内中心部の治安が悪くなる。やむを得ないとは思わないが、多くの問題を抱え込んだ今の南アの複雑な面を見る思いだ。

トモちゃんもキーボーも同じようにタウンシップを眺める。
口数も少なくそれぞれに感じるところがある。

ともかく宿周辺は治安も悪くなく、快適に過ごせる。
小学校に通う子供の多くが、なぜか裸足で歩いているのも微笑ましい。
もうすぐケープタウン。南アでも特に評判の良い街だ。

(待ってろ、ケープタウン!!)

●ケープタウンの町並み。

空港に降り立ち、送迎車を発見する。

市内に向けて快適に走る。
平らな大地に真っ直ぐに走る道の上を行く。

美しい町並みが途絶え、タウンシップが広がるのが見える。
ケープタウンもヨハネスブルグと変わるところのない現実を持っているのが分かる。

日本の大都会とは違い、自然に囲まれた街。
旅行者の多くが素晴らしいと言うケープタウンをついに目にした。

目の前に大きな壁が飛び込んでくる。
「テーブルマウンテンだ〜!!」
「凄ぉ〜〜い!!」
海からそびえる1000m以上もある急な崖。木々の少ないその姿は、まさに「崖」「壁」。青空に映えて、とても引き立った美しい自然だ。

右側には港湾が広がり、ビルが建ち並ぶのも見える。
「来た〜〜!!」
「大都会だね!!」
数十階もあるビルが中心部に密集しているが、日本のようにどこまでも広がるわけではない。港湾の風景も含めて、バラエティに富んだ建物の様子、緑が豊富な町並みはとても魅力的だ。


期待に違わず素晴らしいぞ。

ケープタウンを楽しむぞ!!


宿に着き、チェックインする。
ネット上で評価の高かった宿だ。
少し高いが快適に過ごすためには多少の出費も必要。
予約もしていたのでスムーズに進む。

日本人が多いのは別の宿のためか、日本人の姿は見かけない。
ケープタウンには日本人が多いだろうと予想していたので意外。でも、ドイツ人と日本人のハーフがいて、突然に日本語で話しかけられたのには驚いた。旅行者の国籍も幅広く、さすがに南ア、それも特にケープタウンは観光都市の側面もあるようだ。


レセプションの対応がとても良く、嬉しい。
キーボーも喜んでいる。
トモちゃんも喜んでいる!!

喜んでいる姿を見ると嬉しくなる。

本館と別館に別れており、ドミトリーは本館にある。個室は別館にある。それぞれにキッチンなどの設備があり、独立した宿の機能を持っている。

ドミトリーのある本館では、バーで連夜の大騒ぎが待っている。すぐに友人になれる雰囲気があり、1人旅には良い。
別館は本館の喧騒から離れ、とても落ち着いている。キッチンで出会う多くのカップルや家族もみんな笑顔で嬉しくなる。特にテラスから全貌が見えるテーブルマウンテンは圧巻。テーブルマウンテンを堪能しながらのんびり食事ができるのは最高だ!!

まずはスーパーへ。
トモちゃんと一緒に、料理を考えながら買い物をするのも楽しい!!

●珍しく本格的市内観光。(ケープタウン)

天気が悪いので、テーブルマウンテン観光ではなく市内散策に出る。

まずは坂を上り、市街を一望できる丘に。
花が咲き乱れる閑静な住宅地を散策するのはそれだけで楽しい。

そして、奴隷博物館。美術館。博物館。
入場料が安いのも嬉しい。

南アはアフリカ、アジア各地から多くの奴隷が集まった歴史があるらしい。
その生々しい資料を見て、今の南アの姿ではなく、歴史の荒波の中の南アに思いを馳せる。そもそもは、奴隷博物館内にある陶器の展示を見るために訪れたのだけれど、アパルトヘイトだけではない南アの厳しい歴史に初めて触れることができた。

美術館は現代美術の展示で、とても面白い作品が並んでいた。
キーボーが早足で駆け抜け、トモちゃんはじっくりと堪能している。全く違った見方も面白い!!

博物館は全くゴチャゴチャにいろんなものが展示されていて、驚きの連続だった。

入場料は南アの物価から考えればとても安い10R(約170円)。
時間に余裕があるならオススメ。

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●週末の大混雑。テーブルマウンテン。(ケープタウン)

レンタカーを借りた。
4日間。
1日辺り約4000円なのでそれほど高くはない。
レンタカーがあればどこにでも行ける。喜望峰、ガーデンルート・・・楽しみが広がる。キーボーも海外での初ドライブにウキウキして笑顔だ。

手続きを終え、早速にレンタカーでテーブルマウンテンに向かう。

宿からも見えている通り、テーブルマウンテンにはすぐに到着する。
山ろくまでは車で。そして、頂上まではロープウェーで登る。

(なんだぁ〜〜!!)
駐車場に車を止めてから、やたらと車の多いことが気になっていたが、やはり!!

週末だからか、ロープウェーには行列が!!
早めに来たつもりだったけれど、晴れた日の週末は大変だ。

3人いるので楽しく話しながら時間をつぶす。
1時間ほども待たされてロープウェーに乗り込む。

アナウンス通りにロープウェー内の床が突然に回りだす。全ての乗客に景色を堪能してもらうためだろう。粋な配慮だ。凄い勢いでテーブルマウンテンの頂きに近づく。すれ違う下りのロープウェーはあっという間に下に沈んでいく。

もう視界にはケープタウンの市街とそれに続く海。
そして山々が続く。

「来て良かったね〜。」
「凄いよ〜。」

ロープウェーを降りると外気温が格段に下がっている。
寒い!!
洋服を1枚出して着込む。

テーブルマウンテンの頂上部は、意外と起伏がある。
散策路は整備されているが、足元に注意は必要。東西南北それぞれに異なる景色が広がり、どこもため息が出るばかり。

思っていたよりも頂上部は広い。どこまでも続いているようで、その規模がようやく分かり始める。見てまわるには時間もかかる。冷たい風が吹き、軽いトレッキングのような気分で歩き回る。

一通り回ってからトモちゃんと腰を下ろして景色を堪能する。
ケープタウン、想像通りに良いぞ〜。

●かわいいペンギンと突然の雨「喜望峰」。(ケープタウン)

喜望峰を目指して、お弁当の準備も済ませ・・・、いざ出発!!

道路地図は宿で借りた。

「地図はどこで買えるの?」
「そこに置いてあるのを持って行きなよ!!」
地図だけでなく、全てにとても親切な対応は嬉しい。宿で「人」はとても重要だ。特に南アのように、ほとんどの宿の設備が充実している状況では。

まずはペンギンのいるボルダーズ・ビーチを目指す。
「えっと、そこを右折して、次を左折。あとは真っ直ぐだよ。」
道が整っているので、そんな風に気軽に進めるのも嬉しい。
で、道を間違えたのだが・・・、それも全く問題なし。どの道もまっすぐに海に向かう。

「そこを左折すればあとは、海沿いを行くだけだよ!」
「OK!」
運転手のキーボーが言った途端に警察の交通整理が目に入った。
どうも左折禁止らしい。
仕方なくT字路を右折すると、マラソンの給水所らしきものがあった。
今日はマラソンか競歩の大会だったのだ。

ついていないけれど仕方がない。回りこむ道を探す。
丘を越えるルートがあるようなので、登る。

「おおぉ〜!!」
「眺め最高だね!!」
「海沿いには高級住宅が並んでいるね〜。」
海沿いの道を進んでいたら見えなかった景色を幸いにも見られた。観光バスも停車して景色を楽しんでいる。
(いやぁ〜、大会があってラッキーだった!!笑)

ペンギンを見に、車を降りる。
きちんとした木道ができており、海沿いを歩く。少し離れた場所にペンギンが見える。
「あそこだ!!」
トモちゃんと急ぎ足になる。

「シーッ!」
女性が私たちに静かにするように言う。
(??)
木道の両側は木々が生い茂っているが、その間にペンギンたち、そして小動物が遊んでいる。多くのペンギンは2羽隣り合わせにかわいく並んで立っている。夫婦だろうか? 同じ向きでどこをともなく眺めているのはとてもかわいい。

写真を撮ろうと近づくがペンギンは反応しない。
もう少し近くで・・・。
カメラを上から近づけたらジャンプして、カメラをつついてきた。
(怒っているのかな。申し訳ない・・・。)
その姿をトモちゃんに撮られ、ちょっと恥ずかしい(笑)。

「かわいいね〜。」
「うん。いっぱいいるね!!」
トモちゃんも夢中で写真を撮っている。この調子では喜望峰も含めて一体どれくらい写真を撮るんだろう。

ペンギンの群れに辿り着くまでにも写真をたくさん撮る。
このままでは辿り着けないので、まずはペンギンのたくさんいる場所に向かうことにする。
入場料を払い・・・無料だと思っていたけれど、これは仕方がないかな。海まで歩く。

いました、いました。
ペンギンがたくさんいる。
日差しも強く暑い中にペンギンがたくさんいる。
ペンギンは寒い場所だけにいそうだけれど、そんなこともないのだ。

夏に向けて毛が生えかわるところで、身体のところどころに冬の毛が残っている。中にはライオンのように顔の周りだけ毛が残っているペンギンもいてかわいい。
「ライオン丸だ〜!!」
「このペンギンかわいいね。」
「見てみて、歩き方もかわいいよ。」
ペンギンが羽を広げたりしながら、ヨチヨチ歩くのもかわいい。

先ほど見たように、砂浜でも2羽が一緒に佇んでいる姿も目立つ。
お互いにつつきあって、可愛い仕草でじゃれて(?)いるペンギンもいる。私たち観光客はそんな仕草のペンギンの近くに群れて写真を撮る。
ペンギンの多くは観光客に慣れて、人がいることにあまり反応しない。良いことではないだろうが、自然な雰囲気が見られて嬉しい。
動物園で猿山を見るのはとても楽しいが、ここでペンギンを見るのも同じようなものだ。
ペンギン観察に満足したら、お土産物を売る建物に行く。
映像が流れており、ガソリンの流出時にペンギンが危機に陥ったことが説明されていた。地元の協力で保護し、現在でも無事にペンギンが見られるらしい。


「喜望峰に行こう!!」
予定以上にあちこちで時間を使っている。
ケープタウンを離れてから、素敵な景色につられて休憩をたくさんしている。
ペンギン見学もすぐに終わると思ったが、楽しくて随分といてしまった。青空がきれいなうちに喜望峰に行きたい。どうも空模様が怪しいのも気になる。

国立公園の入場料を払い、半島の先端に一路向かう。

喜望峰は右。
半島の突端は左。

喜望峰が半島の端だと思っていたが、どうも様子が異なる。

「どうしよっか?」
「まずはすぐに行ける場所に行こう!!」
ボードを見ると、喜望峰までは往復で徒歩60分以上。半島の端にある丘の上の灯台までは20分で行けるらしい。
「お腹すいたね。」
「オレはここで食べても良いよ。」
「もうちょっと頑張ろうよ〜。」

灯台の下まで来てご飯を食べる場所を探す。
それほど観光客のいない階段の端に陣取る。風が強いが、壁が風避けになっている。

パンを出し、野菜を切る。チーズ、ハム、トマト、きゅうり、ツナ缶なども。
「こんな場所で食べるの贅沢だね〜。」
「サンドウィッチも豪華だよ。」
「うまい、うまい!!」
喜望峰を眺めながらの食事。
私とキーボーは、サンドウィッチをどんどんとほうばってしまう。
もうちょっとゆっくり食べれば良いのに、なぜこうなるのだろう。

食事後も写真を撮ったりのんびり。
そして灯台まで登る。

ヨハネスブルグへの方角と距離。
パリへの方角と距離。
世界各地の大都市が書かれているのに・・・残念ながら東京はない。

「南極だぞっ!」
キーボーが見つけて反応する。
「南極待ってろ〜〜!!絶対に行くぞ〜!!」
キーボーが叫ぶ。
「あぁ〜、行く気になってきた。実感出てきたぞ〜〜!!」

その後、喜望峰を回り天気が悪くなる。
雨が降り出してからやってきた観光バスを見て思う。
本当にかわいそう。彼らのためにもすぐにやんでくれたら良いけど。

半島を1周してケープタウンの宿に戻る。
喜望峰やペンギンだけでなく、ドライブ中の景色も素敵だった。

明日はケープタウンを離れて東に向かう。
こんなに景色が美しい南アでも、特に「ガーデンルート」と呼ばれているからには、相当に美しいはずだ。

楽しみ!!

●充実した自炊。幸せな時間。(ケープタウン)

毎日自炊をする。

キーボーが来て、トモちゃんが来て、食事がどんどん豪華になっている。

パスタや日本料理、ラーメン。
ケーキも食べ、ちょっと食べすぎ?

太ってしまうかな。

「トモちゃんが来て、パーティだからしばらくいいの!!」
そんな風に少しずつ体重が増えていく!?

ヨハネスブルグでは芝生や木々、プールなどに囲まれた快適な庭で食事を取った。
ケープタウンでもテーブルマウンテンを臨みながら、贅沢な景色とともに食事を取る。

どうも南アでは、インスタント・コーヒーにチコリーという混ぜ物が入っているのが多くて香りが足りない。コーヒー好きの2人には、宿に常備されているコーヒーでは不満が大きかったようだ。
「インスタントコーヒーはまずい」という、トモちゃんとキーボーの意見でおいしいドリップ・コーヒーを買ってきた。

毎朝、コーヒーを入れて、のんびりと飲む。

(う〜ん、最高!!)

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●ワイナリー堪能。キーボーごめん。(ステレンボッシュ)

ケープタウンを離れ、まずはワイン産地に向かう。
東の郊外にはワイナリーがたくさんある。

道路脇にブドウ畑が目立ってくる。
いつの間にかブドウ畑ばかりが目に入ってくる。

きれいに整列されたブドウの樹木、その脇を彩るバラの花。

ブドウだけでなく、花々まで植えてあったりするセンスが素敵だ。
「うわぁ〜。」
とか
「うぉ〜。」
とか、感嘆の声を出してしまう。

ワインランドの中心地であるステレンボッシュに寄り、インフォメーションで冊子を貰う。って、結局は目に付いたワイナリーに行ってしまったので、あまり重要ではなかったのだけれど。

ワイナリーの写真を撮りまくるキーボーとトモちゃん。
私は試飲に気が行っている。

「試飲は35Rだって、どうしようか・・・。飲んでいい?」
運転手のキーボーもお酒は大好きなので、私とトモちゃんだけ飲むのは申し訳ない。
でも、ここまで来たら試飲しておいしいワインを買いたい!!
「もちろん飲んで良いよ。」
そう期待していたし、そう言うに決まっている。
(すみません、キーボー!)
「でも、ワイン1本奢ってね!!」
「もちろんだよ。」

自分たちで適当に選んだ3本と、オススメの2本を試飲する。
白2本に赤3本だ。

キーボーは香りだけでも堪能しようと、グラスに鼻を近づける。
「飲み込まないから口に含ませて!お願い!!!」
そう言われると断りずらい。まぁ、休んでいけばいいだろうと、味見を許可する(笑)。
普段のキーボーなら考えられないが、ちゃんと飲み込まずに済ませている。

感謝!!

結局、安めの1本と高めの1本を購入した。

今晩はワイン・パーティ(?)だ!!

「もうさぁ〜。近くの宿に泊まって早く飲もうよ!!」
キーボーがブツブツ言っている。

「駄目!!」
車は目的地のモッセル・ベイに向かってひたすら進む。

●声をあげ続ける2人。(ガーデンルート)

「おおぉ〜!!」
「すご〜い!!」
「地平線だ〜!!」
「パッチワークみたい〜。」
大地が巨大なパッチワークのように色とりどり。小麦を刈った跡か、牧草地か・・・。ともかく、小麦色、薄い緑色・・・それが延々と続き、山々まで続く。地平線までそれが続いたりもする。そんな雄大な風景を見て、声が止まらない。

運転手のキーボーもキョロキョロと周囲を見るので、ハラハラする。

「駄目だよオレ。興奮してるよ。」
「ちょっと車を止めて落ち着こう。」
そんな会話があるくらいに興奮状態!!

「こんな景色初めて見た!!北海道もこんなかな?」
「北海道より凄いよ。北海道も凄いけどね!!」
トモちゃんも私も北海道は未経験、キーボーが興奮して答える。

トモちゃんがカメラを連写する。
自分のカメラがバッテリー切れになると、今度は私のカメラで!!
「ずるいよ。オレも撮りたいよ!!」
キーボー窓からも片手でカメラを出して、ファインダーを覗かずにシャッターを切っている。
「どんな写真が撮れているか楽しみだよ!!」
「怖いからもうやめてくれ〜。」

そのうちに興奮も少し収まる。
私は早起きしたためか、後部座席で眠りに落ちてしまった。その時にこんな会話が会ったらしい。
「タカさん寝ちゃったよ。」
「こんな凄い景色なのに!!」
「こんな凄い景色で眠れるなんて、今までどれだけ凄い景色を見てるんだろうね??」

う〜ん。
すみません。
眠気がつい・・・。別に今までが凄かったとかじゃないです。
単に浅はかなだけ。ふぅ〜。


●砂浜でお絵かき。(ガーデンルート)

モッセルベイの砂浜で遊ぶ。
キーボーが描いた似顔絵に始まり、全員のお絵かき大会が始まった。

いい大人が海で何をしているんだ!?

いいのだ!
楽しんでいるのだ!!

海で泳ぐ姿を横目に、もう南アとは関係のない熊本城や日本地図、いろんなものを書く。

キーボーが靴を脱いでいって遊んでいるので、穴を掘って見えないように靴を底に置く。
「キーボーに悪いかな〜?」
「ちょっとなら大丈夫よ。」
「そうだよね〜!!」
笑いながら隠してしまう。

しばらくたって・・・。
「あれっ?オレの靴はどこだ?」
「靴がないの?流れちゃったとか?」
「あれ〜?」

心配そうに歩き回る。
私とトモちゃんはちょっと笑ってしまいそう。
しかし、すぐに・・・。
「まっ、いっか!!」
おいおい・・・。早すぎるぞ!!

「ごめん。キーボーの靴、あそこ。」
指をさすが、穴の底なので見えない。キーボーは不安そうに歩いていく。
「なんだよ〜!!」
笑っている。
「ごめん!!」

こういう遊びも楽しい。

●余裕のない帰途。(ガーデンルート)

モッセルベイをたち、さらにガーデンルートを進む。
砂浜で遊んでいたこともあり、時間に余裕がない。

前日と同様に雄大な風景が次々に現れては、新しい自然を見せてくれる。
山があり、海があり、青空が広がり、あちこちで花が咲く。本当に南アの自然は豊かだ。ナイズナというラグーンまで辿り着き、昼食をとる。実は南アに来て初めての外食!!
トモちゃんの希望でもあり、前から少なくとも1回は外食しようと思っていたのが、延び延びになってしまっていた。

ただ、南ア料理って・・・肉料理ばかりなわけで、特に有名な料理を聞かない。
普通にラグーン沿いのきれいなレストランで食事をとる。

私はハンバーガー。
トモちゃんはフィッシュ&チップス。
キーボーはチキン・ケバブ。

なんということもない料理だけど、景色も良いし十分に堪能した。

「もうそろそろ戻ろう。」
「だね。」
「余裕があったら泳ぎたいな。」

帰途、トモちゃんが後部座席でうたた寝している。
旅の疲れが出ているのだろう。
車は順調に進み、砂浜で落書きをしていたモッセル・ベイに。
「タカちゃんどうしようか?」
「時間ないね・・・。でも、泳ぐか・・・。」
「よし、行こう!!」
そんな話しをして、国道から離れたらトモちゃんが目を覚ました。

「あれっ、今どこ?」
「もうすぐビーチだよ。」
「時間大丈夫。もう遅いよね・・・。」
「いや、行こう!!」
「オレ、運転頑張るよ。」

海の水は冷たかったけれど楽しかった。
皮膚が次第に麻痺してくるのか、段々と冷たさを感じなくなる。
風邪気味の私は、ちょっと悪化が気になって早めに出る。

そして・・・のんびり入っていたキーボーの体調が、その後に風邪気味になってしまった。

「どこまで行こうか。」
「明日の飛行機、11時だから。9時にはケープタウンに着きたいね。」
「行けるとこまで行くか。」
「何時まで走る?」
「9時とか?で、その近くに宿を探そうよ。」

キーボーが時々咳をしながらも運転を頑張ってくれている。
夜9時になったものの周辺にバックパッカーやB&B(ベッド&ブレックファースト)の看板が見当たらない。
そのまま頑張って進み、10時になる。
「そろそろ決めないとまずいね。」
「とりあえず次の街に入っちゃおう。」

小さな町だったが、B&Bの看板がある。
場所が分からずに、近くのパブで聞いたところ電話をすれば良いとのコト。
そして、パブの近くにも1軒あると場所を聞いた。

パブの近くのB&Bに行ってみたが、夜遅いためか既に門が閉まっている。
「仕方ない。電話するしかないね〜。」
「あれ、あそこのホテル、一応値段を聞いてみようよ。」
近くにホテルが見えたので値段を聞く。1人当たり220Rとのこと。

「どうする?」
「もうここにしちゃおう!!」
ホテルはとても快適でバスタブまで付いていた。

バックパッカーより快適かも!?
3人でホテルのバーで軽く飲み、就寝した。

明日は早起き。
ケープタウンに戻らないと!!

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●寂しい別れ。(ヨハネスブルグ)

今日、トモちゃんが帰国する。

いつも通りにパンと目玉焼き、サラダ、玉ねぎを軽く炒めたもの、コーヒーなどで朝食を取る。

トモちゃんが南アに来てくれてから、既に9泊。
お休みとしてはとても長い。
そして、料理をしたり、喜望峰や絶景を楽しんだり、充実した時間を過ごせた。

長いようで短かった時間。
トモちゃんと旅行したエジプトよりも、更に充実して楽しめた。


次は南米で会えるだろう。
きっと。
飛行場の展望室から眺めつついろいろ思った。

再会を思いながら別れられるのは、ある意味で嬉しい。
考えてみれば、日本を離れる時も、日本に戻れることを疑ってはいない。
そういう「安心感」が産まれてきたというのは素敵なことだ。

●トラブル日記B 酔っ払った日。

パシリのキーボーと飲んだ。
ジンとウォッカを1本ずつ、そしてビール。

彼は酔っ払ってプールに飛び込んだ。

「財布は?」
「おおっ!」
「大丈夫?」
「最高。」

彼は先日に、ドル札を10数枚ほど間違って破っている。
それに比べれば被害は小さい。

乾していたお札が風で飛ばされた。
笑えた。


彼は風邪を引いた。

私は特に被害なし。


PS 健康、プライスレス。

●トラブル日記C なんで大の字になっているの・・・!?

朝6時のすがすがしい目覚め。

昨日は、南アからアルゼンチンに移動した。
時差は5時間ある。

ベッドに入ったのが24時前だったから、ちょうど6時間の睡眠だ。時差ぼけもないようで気持ち良い。

キーボーも活動を開始し、シャワーを浴びている。
シャワー後には早速洗濯をしている。

「おっ、早速頑張ってるね。」
「きれい好きだもん。当たり前だよ。」


しばらくしてキーボーが洗っている場所の近く通りかかる。

ササッ!
キーボーがいきなり、床に「大の字」になった。

(??? なんだ ???)

「なにしてんの?」
「来るな〜。」
もちろん近づく。
「見るな〜!」

(あっ!!)
キーボーの身体の下には、びしょ濡れになった「お札」が!!
それもたくさん!!

(洗っちゃったの??)
「アルゼンチンのお札、弱いからぼろぼろだよ。ドルは大丈夫!」
「きれい好きだからお札も洗っちゃったんだね??」

「大丈夫だよ!!」


ボロボロに破れたお札。文字通りプライスレス!!

●トラブル日記D こぼしちゃった・・・の?

牛乳は日本ではほとんど紙パックで売られている。
1リットルのバック。

海外ではコスト削減のためだろうか。
安い牛乳はビニールのパックに入れられている。

そして、節約のためにビニールの牛乳を買った日のこと・・・。

キーボーが、牛乳を飲もうとしている。
パックの角の部分にナイフを突き刺した。

穴が左右に開いた。
そのまま角を切り取るのかと思ったら、それで終わり。

(それで大丈夫なのかな??)

ふふふ〜ん♪
キーボーは鼻歌を歌っている。

そして、牛乳をカップに入れようとする。

説明が難しいけれど。
結論から言うと、牛乳はカップには入らなかった。

袋の左右に穴が開いているので、カップを避けるかのように左右に流れ出る。袋の角はカップに向いているのだが、牛乳はカップの左右に出ているのだ。

勢いよくテーブルに牛乳が注がれる!?

それを見ていた外国人が言った。
「牛乳飲む気あるの?」
私も言う
「もったいないよね・・・。」

そして・・・。
「これには訳があるんだよ!!」


訳などない!!
単に袋の開け方がおかしいだけ!!

(洗剤)
キーボーが洗濯洗剤をたくさん持ってきた。

「袋のままだと使いづらいから、ペットボトルにでも入れたら?」
「そうだね。そうしよう!!」

作業を始める。
私は電話をしてくる。


戻ってくると、ベッドの周りには洗剤の小山が・・・。

「あっ!」
私が発見すると・・・。
凄いニコニコ顔。
でも、見られたくはなかったらしい。
恥ずかしい感じの表情に変わった。

「仕方ないね。」
「これには訳があるんだよ!!」


訳などない!!
単に移し方を間違えただけ!!


(そんな風に)
よくいろんなものをこぼす。

失敗の忘却。プライスレス。

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