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Morocco モロッコ

【その1】
 2006.08.17 〜 08.20 タンジェ
 2006.08.20 〜 08.26 シャウエン
 2006.08.26 〜 09.01 フェズ 
【その2】
 2006.09.01 〜 09.05 カサブランカ

 2006.09.05 〜 09.08 マラケシュ
 2006.09.08 〜 09.11 ワルザザート
 2006.09.11 〜 09.12 マーミド
 2006.09.12 〜 09.13 ワルザザート
 2006.09.13 〜 09.14 マラケシュ

モロッコ関係リンク
モロッコのホテル
モロッコの移動
モロッコの写真

 
  【モロッコでは・・・】 主要観光地をのんびりと一回りし、モロッコを満喫。西アフリカへの南下を考えて、南部の西サハラへと続く道だけを残した。
【感じること】 モロッコ人はうざい。質に比べて物価が高い。でも何だかいい加減さが快適でもある。
【お気に入り】 メディナがきれいで、散歩がとても楽しいシャウエン。宿の窓からの景色が最高だったフェズ。
【お勧めは〜】 ハッサン二世モスクは凄い(カサブランカ)。砂漠に大砂丘を見に行くのも見所の1つらしい。
 

ついにアフリカに。(アルヘシラス-タンジェ)

アルヘシラスの港ですぐにチケットを買う。

フェリーの値段は35ユーロ程度で、聞いていた25ユーロというのよりもずっと高い。高くても仕方なく買うしかないけれど、往復割引もほとんどないしヨーロッパ料金にしても高い気がする。
後で聞いた話だが、15人集めると団体料金で21ユーロに割引されるらしい。仲間を集めて割引にしてもらう旅行者もいるようで、次はそういう仲間を探したい。

チケットを買ったらチェックイン。買ったチケットのままでは、乗船できないのだ。
これも後で聞いた話しなのだが、チェックインカウンターの従業員は、男性も女性も・・・見目美しいらしい。私はサッパリ覚えていないけれど、別々に来た4人(3グループ)が皆覚えているくらいなのだから凄いのだろう。見ていなくて残念!!

フェリーに乗船する直前にスペイン出国のイミグレーション手続きがある。モロッコ人も含めて、出国だからかとてもスムーズに進む。こんなところでまたたくさん待たされるのも嫌だし嬉しい。

フェリーはとても大きい。座る席には余裕もありそうだし、安心できる。
乗り込んですぐにモロッコの入国の手続きが必要になる。モロッコ人もその他の国の人も、たった2つしかない窓口に列を作る。
ここで手続きをしないでモロッコに下船してしまうと、また船に戻らなくてはならないらしく面倒だけれどとても重要なのだ。
私は一緒にいた韓国人と一緒に早めに並ぶことができた。おかげで待ち時間は少なかったが、私たちの後ろにはたくさん並んでいる人がいた。

免税店でモロッコ用のお酒を買い込む。
モロッコは緩いとは言え、お酒がどこで買えるか分からない。そんな不安を持っていくよりは、安い免税店で数本を買い込んでしまったほうが良いと思った。実際にモロッコに行って分かったのだが、お酒はあまり売られていないし、あってもとても高い。買っておいて正解だった。

いつの間にか寝ていたが、目を覚ますと船の外は大雨のようだ。
幸先が悪いし、ビショビショに濡れるのは気が進まない。港が近づいて下船が始まるのを待ちつつも、雨がやむことを祈る。人ごみを掻き分けつつ何とか下船した時には、さらに雨は強くなっていた。傘を持たないモロッコ人は仕方がなく雨がやむのを待っていたりもする。
私はベルリンで買った1ユーロの傘を持っていたので、幸いにも待つ必要はなかった。とはいっても強い雨で、下半身は濡れてしまうし、バックパックも幾分濡れてしまう。バックパックカバーには旅の間に小さな穴がいくつもできているのだ。新しく買うと言っても、いいものは探さないとない。
ネパールなどでたくさん安く売られている品は、太陽にあてていたり時間がたつとすぐにビニールみたいなものがボロボロになってしまうから、買っても長持ちはしないのだ。

特に持ち物チェックも何もなくタンジェの街に出る。
磨り減って平らになったサンダルの性で、雨で滑りやすくなった道路で転んでしまった。たくさんのモロッコ人がそれを見ていて、大喜びしている。恥ずかしいけれど皆が笑っていて嬉しくなってそちらに歩み寄る。なんだか途上国にやってきたことを実感。久しぶりに懐かしい。

アフリカなんだぁ〜・・・。

街の人もとても親切。
場所を聴くと丁寧に教えてくれる人も多い。旧市街メディナの目的の宿まで簡単にたどり着くことができた。
メディナこそモロッコという気がする。私のモロッコのイメージはそんなものだ。崩れ落ちそうな旧市街に迷路のような細い道たち。そこを歩き回る中東風の男たち。そう、イスラム圏では働いている人も歩いている人も圧倒的に男が多い。そんな町にやってきたのだ。

ケイコちゃん、ダイちゃんと待ち合わせする予定の宿にも部屋はあり、すぐにチェックイン。そんなにきれいではないけれど、とにかくなんでも良い。

アフリカなんだぁ〜・・・。

●ヤングに再会、そしてビールを買いに。(タンジェ)

アルヘシラスのフェリー乗り場で出会ったエミちゃんが、そろそろタンジェ港に着く頃だ。モロッコのトランス・フェスティバルに参加する予定らしく、パーティの話を少ししていた。場所など詳しいことを知らないようだったので、フライヤーを渡してあげよと思う。

港には相変わらず人がたくさんいる。
門をくぐって中に入る。

「あっ、久しぶり〜。」
5月にソフィアで会った時に、ヤングというあだ名で呼ばれていた旅人だ。ソフィアのドミトリーで1番若かったからヤングになってしまったのだが、年齢は22歳で「特別に若い」というほどでもない(笑)。
ヤングはその日に出会ったと言うアキくんと一緒にいた。ビールを探して歩いたのだけれど、見つからなくて戻ってきたと言う。

「免税店に行こうよ。ビールくらい売ってるんじゃない?」
そう言うと2人ともその気になって、一緒に買いに行く。
ちょっと歩くと、向こうから大きな荷物を背負ったエミちゃんが歩いてきた。呼び止めて話しをすると、地図も何も知らないので、とりあえず一緒に冷えたビールを買いに行くことにする。途中でお金も下ろしてようやく財布の中身も一安心だ。

1本飲みたかっただけだけれど、免税店では24本単位でしか売っていない。
しかもっ!!

(冷えたビールが・・・。)

(冷えたビールが売っていないぃ〜〜〜!!)

それでも仕方がなく、1人6本計算でビールを買う。免税店で買物が出来るのは、モロッコにやってきた今日だけだからとても貴重なビールだ。
外でもビールは売られているけれど、免税店に比べると2倍ほどもする。免税店、とてもありがたい。

そのままビールを飲み、フェスティバルに行く予定だったエミちゃんも宿にくることになる。今から行くと暗い時間にテントを張らないとならないので、ここで1泊して明日の早い時間に出て行く予定だ。

宿の中庭は、映画「シェルタリング・スカイ」の撮影にも使われたらしく雰囲気も良い。ビールを飲みながらゴロゴロするにはぴったりだ。

●モロッコのフェスティバルは面倒だなぁ〜。(タンジェ)

モロッコに来る前は、少しだけフェスティバルに行こうかとも思っていた。
でも、実際にモロッコのタンジェにやってきて、行くのを面倒に思っている自分に気付いた。
やっぱり、過酷だった BOOM で、それなりに満腹になってしまったのだ。パーティは過酷でとても疲れる。余程パーティを好きでないと、1週間も続くフェスティバルに連続で参加することはできない。
ヨーロッパのパーティも、日本と同様にほとんどの参加者は自家用車で来る。だから、公共交通機関を乗り継いでくる参加者には余り優しくない。優しくないと言うか、タクシーかヒッチしかなくなってしまうのだから厳しい。

エミちゃんは明日には確実に行くつもりらしい。
でも、私は行く気が出ない。一緒に行く人がいればかなりラクだし楽しいはずなのだけれど。

ともかく夜の酒盛りは進み、どんどんダラダラしてくる。
中庭の通路を陣取り、もう自分たちの場所と言わんばかり。それでも誰も文句も言わずに反対側の通路を通ってくれるのだから、モロッコ人は良い人たちかなぁ〜。自分勝手なわたしなのだ。

エミちゃんは翌日の午前中にやってくると、またダラダラと一服し、休んでからフェスティバルに向かって出て行った。行くのも面倒だろうけれど、着いたら楽しい時間が待っている。きっとそっちの道も楽しいのだろうな・・・。

●ちゃんとやってきた2人。(タンジェ)

チョッと道に迷ったらしい。
そして早朝のアルヘシラスではドラマもあったらしい。

なんと、ダイちゃんがトイレに行っているうちにバスが出発してしまったらしいのだ。ケイコちゃんは運転手にそのことを訴えたが、今さら戻れないと頑として譲らない。

ダイちゃんは必死になって今いる場所を確認し、幸運にも置いていかれた場所はアルヘシラスの町のバスターミナルで、終点の港に近いと知った。必死になって走って港に向かう。
ケイコちゃんは港に着いてしまい2人分の荷物と共に、ダイちゃんの場所に行こうと必死になる。パニクって泣き出しそうになっていたら、バスの運転手が来て、バスで連れて行ってくれたらしい。
バスで出迎えられた走っているダイちゃんの姿を想像しただけで・・・笑ってしまう。必死だったんだろうなぁ〜。

タンジェの港に無事に着き、メディナでちょっとだけ道に迷い、2人は約束のホテルにやってきた。さすがにちょっと疲れている風だった。
私の部屋にやってくると、おおぉ〜と声を上げたけれど、同室にいるヤングを見てさらに大きな声を上げた。

久しぶりの再会。
嬉しい。
旅先での再会はかなり多い。仲良くなっても細かくは連絡しないことが多いので、いつも偶然の再会になるのは感動を増幅させる。特にヤングやケイコちゃんたちとは随分と一緒にいたから・・・。

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ミニコラム
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++フェリー++

高速フェリー、通常のフェリーともに料金はほとんど変わらない。
よって、ちょうど良く出発する高速フェリーがあるなら、それに乗船することを勧める。

チケット窓口はたくさんあり、微妙に値段も違うので数件に確認して安いところで買ったほうが良い。


 

 

 


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++免税店++

タンジェの免税店は港の中にある。いつでも入ることができるので、購入が可能。
とはいいつつも、パスポートのチェックをされることがある。その場合には、これからチケットを買って、スペインに行くといえば良い。

街中ではお酒もタバコも高いだけにありがたい。

 

 

 

 

 

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++イスラム風?++

タンジェはスペインの影響も強いからだろうか。
女性も髪の毛を出している人が多いし、割と自由な雰囲気だ。












●サンドウィッチのある町。(タンジェ)

モロッコに来て1番の心配事は日々の食事。

どこの国に行ってもそれは同じ。イランの食事は最低だった。お金をたくさん払えばそうでもないかもしれないけれど、とにかくサンドウィッチや臭い肉のケバブばかり。ああいうのは我慢ならない。

モロッコはそうならなければ良いが・・・。
ヤングが食べているサンドウィッチがおいしそう。タンジェに着いて、まず見た食べ物がそれ。すぐにそれを買いに行く。
ツナサンドウィッチ、野菜もたくさん入り5ディラハム(約70円)。おいしいしボリュームもある。幸先良い。これがモロッコじゅうにあるならば食事に困ることはないかもしれない。

町を散策してみると、サンドウィッチ屋さんは本当にたくさんある。
フライドポテトをはさんでくれたり、肉を入れてくれたり、卵入れてくれたり。ツナはサラダの一部のようで1番安い。私はもっぱらツナ・サンドウィッチを食べることにする。

他に宿の従業員が食べたいたチキン料理もおいしかった。
野菜の炒め物が特に!!
・・・チキンよりもおいしかった。

モロッコで有名なのは、タジンという煮込み料理らしい。
その後に5人でレストランに行く。クスクスとタジンを注文し、じっくり待つ。外で買ってきたお水を飲もうとして注意されつつも、そのまま飲んでしまう。
タジンは煮込んだ野菜、特にジャガイモがおいしかった。クスクスはつまんでいなかったけれど、おいしかったらしい。いやぁ、モロッコなかなかいいなぁ。

●旧市街散策。(タンジェ)

タンジェに来て、いや、モロッコに来て2日経つのにまだ町を見に行っていない。散歩には行っていたのだけれど、カメラを持ってちゃんと歩いていなかったのだ。

旧市街の町と言っても、そんなに凄い迷路と言うほどでもない。
規模が小さいと言うこともあるのだろう。写真を撮って満足し、インターネットカフェを覗き、タンジェはもう見た気になってしまう。

旧市街は港の目の前にある。
そして、その先に新市街が広がっている。今では新市街の方が圧倒的に大きくて、発展しているようだ。とはいいつつも、旅行者の多くは旧市街メディナに泊まる。安いこともあるし雰囲気もあるし、やはりモロッコに来たら基本はメディナに泊まることになるのだ。

地域によって安宿街やレストラン街、商店街などに別れ、日も暮れて涼しくなると路上に布が敷かれて商売が始まる。
特に金曜日夜などは人でごった返し、歩くのにも不便なほどだ。夜中になっても楽しげな音楽が鳴り響き、お酒も飲んでいないのに大声で楽しんでいる。結婚式か何かなのか、笛を吹きながら馬に乗って通りを練り歩く集団もいる。本当にアトラクションの世界にいるよう。ディズニーランドそのものなのだ。

本当にイメージのモロッコを感じられる場所だ。


●シャウエン行きバスは満席で4時間待ち。(タンジェ)

計画的でなかった私たちがまずかった。
いや、楽観的過ぎたと言うべきか。

普段1人でいるのならば、移動の前日までには確実に時刻表もチェックし、チケットが簡単に返そうかも調べる。でも、皆でいるのでなんとかなるだろうと、どんどん怠惰になってしまうのだ。

それでも私はレセプションで聞いて、お昼頃に近くのバスターミナルからシャウエンという町に行くバスのは確認していた。
まぁでも何とかなるだろうと思いつつ、私たちは起きてからものんびり過ごす。
(ああぁ、もうお昼のバスには間に合わなそうだなぁ。)
そんな風に思いながらも、ケイコちゃんが電話に行ったりしている。

そうこうしつつ13時過ぎに近くのバスターミナルに行くと、やはりバスは去った後だった。でもまぁ少し離れたバスターミナルに行けば良いだけだ。まだ行ったことはないけれど、離れた場所のバスターミナルにも歩いていけそうだ。
重いバックパックを背負いながら歩く。
私やダイちゃん、ヤングは全く問題ないが、ケイコちゃんには辛そう。途中で休憩を取り、人ごみで溢れるビーチを横目に見ながら歩く。30分以上も歩いただろうか、バスターミナルには着いたものの、バスは満席。

(楽観的過ぎた・・・。)
でもまぁ17時45分のバスには乗れるようなので、4時間ほど時間を潰せば良いだけ。ヤング以外は荷物を預ける。ビーチでのんびりとしようというのだ。暑いかもしれないけれど、バスターミナルにいても仕方がない。

ちなみにシャウエンまでタクシーを捕まえて行こうかと思ったけれど、予想外に高く断念した。バス代は運賃27DHと荷物代5DHの合計32DH(約450円)である。4人分で128DH(約1800円)。そしてタクシー代は交渉後で450DHと3倍以上もする。せめてその半額程度だったら乗ったのだが。

ビーチは暑い。
海ではなくずっと日陰で過ごす。ダイちゃんは相変わらず肌を焼いている。私は肌を焼くのは、暑いので嫌い。ダイちゃんを見ていると、よく我慢できるなぁと不思議だ。

●直行便はないの?(タンジェ-シャウエン)

4時間待ったバスがようやく出発する。
早めにバスターミナルに行ったおかげで問題なく座席を確保できた。やはり途上国では、早めにバスに乗り込むことは極めて重要なのだ。

タンジェの町を離れる。
工場地帯を抜け、すぐに人家は疎らになる。道は比較的きれいだけれど、景色は荒地ばかりで特に面白いわけでもない。

いつの間にかウトウトしてしまいつつもバスは進む。
気がつくとシャウエン方向を外れ、途中の町に向かっていた。それは仕方がないよなと思っていると、バスターミナルに到着。
(サッサと乗降して早く出発して欲しい・・・。)

しかし待てども待てども出発しない。
待っている身なので時間を長く感じることもあるが、その時の停車は40分だった。真っ直ぐ行けば2時間半とはかからないだろう。それなのに遠回りをして、長い停車をして進む。本当に乗客にとっては非効率的な途上国の姿。
非効率な代わりに運賃が安いわけで、バスが目的地に直行するためには途中乗降客分の運賃も直行する客に上乗せしなくてはならないはずだ。でも、それでも速い方がいいと思ってしまうのは、快適なヨーロッパにしばらくいたためだろうか。

●夜中にメディナで宿探しは厳しい。(シャウエン)

真っ暗になってからシャウエンに到着した。
古いガイドブックによると、バスはシャウエンの街から1kmほど坂を下った場所に到着するらしい。

暗くなっているしメディナに向かうのは明日にして、近場に宿を探すことも考える。数軒値段を聞いて見るがそれほど安くもない。
利点がないなら明日も引越しするのは面倒だしと、今晩に頑張って歩くことにする。まずは方向確認。

「メディナはどちらですか?」

「そこの坂を上って、広場に出たら右手に行くと400mくらいだよ。」
「・・・?? 400m!! そんなに近いの??」
「すぐだよ。」
半信半疑で歩き始めるが、もう1人に聞いても同じように答える。どうも昔のガイドブックとはバスが到着する場所は違うらしい。どちらにしてもありがたいことだ。すでにメディナのすぐ近くなら、宿までも近いと言うことだ。

「部屋を探しているの?」
門をくぐるとすぐに客引きから声がかかる。
ラクだなぁ〜。
メディナの中はクネクネしているし暗いし、自分で探すのも面倒そう。しかも、ハイシーズンの夜なので空いている部屋も少ないはずだ。歩き回るのは大変だし客引きについて行く。偶然にもそこには以前にイスタンブールで会っていた旅行者も泊まっていた。
値段もシャウエン最安値のようだし、コンセントが付いていないことに不満はあったが泊まることにしてしまう。

屋外に向いた窓は小さいし、廊下に向けた窓は鍵がかからない。おまけに壁は高さ2mほどしかない。だれかが登って入ろうとすれば、それも簡単なのだ。
こんな部屋に1泊以上はしたくない。
でもまぁ、快適なベッドで寝られたことに感謝しつつ、酔っ払いの夜は更けていく。

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ミニコラム

++サンドウィッチ++

平均して、ツナサラダサンドは 5DH(約70円) くらい。
観光地や都会に行くと高くもなる。

特に肉をトッピングすると値段は10〜20DHにもなる。

稀にパニーニなどもあり、それもおいしい。

他にはマメのスープとパンで食べる食事が安い。また、パンとナス、魚(いわし)なども安い。

※いわしだけは、なぜかとても安い。

 

 

 

 

 

 

 

ミニコラム

++ATM++

港や新市街にはたくさんATMがある。
シャウエンのATMは少ないし、タンジェでお金を下ろしておいたほうが安心かもしれない。

モロッコではATM不調はよくあるようだ。

 

●タンジェよりシャウエン。そしてフェズ??(シャウエン)

タンジェよりも、シャウエンのメディナの方が大きいし趣もある。
スペイン語を話せない私たちには関係ないけれど、歴史的な関係からスペイン語もよく通じるらしい。

シャウエンは山の斜面にへばりついたような町だ。
メディナ内の道も多くが坂道で、歩き回るにはとても疲れる。しかも直線距では近い場所でも、「道なり」に回りこんで行かなくてはならない場所ばかり。う〜ん、こんな町をなぜ作ってしまったのだろう。外部からの脅威が大きいのだろうか。

私もメディナの中にいると、向いている方向が分からなくなることがある。ケイコちゃんは、道に迷って同じ場所を3回も回ることになり、最後はモロッコ人に宿まで連れてきてもらった。迷路とまではいかないけれど、とにかく分かりにくいのだ。

フェズの町のメディナは、世界で1番の迷路として有名らしい。
どんなものなのか今から楽しみ。

小さな滝では、たまった水でモロッコ人たちが遊んでいる。
狭い路地で工事をしている男たちもいる。
商売に精を出す人の中には、多少なりとも日本語を話す人たちもいる。挨拶程度なら多くの人が話すし、日本人旅行者が多いんだなぁ〜って素直に実感できる。フェズはさらに旅行者が多そうだ。モロッコに来る前の私のモロッコに対するイメージは、中東やアフリカのインドというようなものだった。今もその感は少しあるけれど、楽しみだ。モロッコは、ご飯もおいしいしなぁ〜。

●このままではマズイ。散策に。(シャウエン)

タンジェと同じ。
もう2泊もいるのにメディナをほとんど歩いていない。初日の夜に宿探しをしたのと、サンドウィッチを買いに行ったり、必要なものを買いに行ったり。

このままではイカン。
1番暑い時間を過ぎたので滝に向かう。
前日にメディナの地図などを眺めておいたので、行きたい場所は分かる。滝と見晴らしの良い場所、そこだけは行っておきたかったのだ。
滝は山側の門を越えてすぐ左側にある。斜面にある滝で、日光の竜頭の滝の小さい版のようなものだ。水がたまったところでは子供だけでなく、大人も遊んでいる。コンクリートで平らに舗装されている浅い水場ではサッカーをしている。楽しげ!!

でも滝はたいした事はなかったので、城壁沿いにさらに山の方に登って行く。本当に急な坂で、さすがに山の町だ。だんだんと商店もなくなり門に到着。ここからの景色は良いと書いてあったのだが・・・、はっきり言って場所が悪い。メディナの1部が上から覗けるだけ。これじゃせっかくメディナを一望しようと思って来たのにガッカリだ。

(どうしようか・・・。)
反対側の山を眺める。向こうからこちらを見たら・・・。
仕方がない。ここまで来たのだから反対側にも行ってやろう。随分と高そうだけれど、きれいな写真も撮りたいし。

いったん滝まで降りて、さらに登り始める。見ていると遠そうだったけれど、登ってみるとそう大変なわけでもなかった。景色もいいし、いいトレッキングだ。
丘の頂上からの景色は想像通り素晴らしかった。山の斜面とへばりつくような段々に折り重なる建物。こんな町にいたんだ。こんなに広い地域だったんだ。
何だか嬉しくなる。楽しくなる。

夕陽をここで見たら良さそうだ。
・・・しばらく頑張ったのだけれど暑くなってやめてしまった。今度また夕陽の時間にやってこよう、それが1番なのだ(?)。

帰りの途中で迷子のケイコちゃんに出会った。服を購入しようとしている。頭まですっぽりと被るワンピースのような服だ。試着もして気に入ったようだけれど、そのおじさんがしつこいので嫌になってしまったようだ。
近くの小さなお店でお菓子を買い、ケイコちゃんと広場を目指す。迷子のケイコちゃんは、どの道を歩いても着いてしまう真ん中の広場にも行っていないと言うのだ。

「ああぁ〜、これ登ったよ!!」
広場の前にあるカスパには入っていたらしい。単にどこを歩いているか分かっていなかっただけなのだ。インターネットカフェの方向を教えて別れる。

不思議なのだが、ケイコちゃんは別れた場所から見えていたネットカフェにも辿り着けずに、私たちが出会った場所付近で迷子になり、グルグル回ってしまっていたらしい。
いったん服を購入しようとしてしつこかったおじさんに連れられて、なんとか宿に帰ってきたと言うから面白い。

しっかりシャワーも浴びてサッパリ。
今日も(?)頑張ったぞっ。


●ドキッ、ベッドが・・・。(シャウエン)

ガクッ!!
ガシャーン!!

大きな音とともにベッドが沈み込んだ。沈み込んだと言っても、そこで寝ていた私はかなり驚いた。床が抜けたのかと思った。

ベッドの修復作業は思いのほか難航。
従業員まで出てきてしまった。単にベッドの底を支える鉄の部分が、ずれて落ちてしまっているだけなのだが。
ベッドの1角の支柱が緩み、横幅が広がる。その為にギリギリで支えていた鉄の部分落ちてしまう。それをああだこうだしてようやく乗せる。

その後はベッドの上にいるだけで、しばらく緊張が続いた。
ケイコちゃんやヤングもこのベッドでは横になりたくないと、違うベッドに行ってしまう。

ダブルベッドサイズの気持の良いベッドだったのに・・・。

●ピクニック、夕陽を見に。(シャウエン)

4人で夕陽を見に、先日登った丘に再び行くことにする。
17時に部屋に集合し、サンドウィッチなどを作って持っていく。座る用のシートは、ヤングが新しく買った布がちょうど良い。ヤングの布のデビューなのだ。

サンドウィッチはツナや卵、サラダなどを入れてちゃんと作る。そんなことをしているうちに、出発しなくてはならない時間がすぐに来てしまう。

行こう!!

誰ともなくそんな雰囲気になり、慌しく鍵を掛けて水を持って出発する。
宿を出て左側の急坂を登りきるとハマン広場だ。宿を出てのんびりいくつもりだった皆は早くもやる気が失せている(笑)。
まだそんなに気合の入っていないうちに、急な上り坂になってしまったのがまずかった。
「もう広場だよ。」
と言ってお菓子屋さんに向かって歩く。ケイコちゃんは、お菓子を買ってから丘に行きたかったのだ。そのうちに再びやる気も出てきる。

のんびりとお菓子を選んでしまう。
夕陽がかなり傾いている。山があるので地平線に沈むところは見えない。早く丘に登らなくては。

まずはメディナを抜ける門をくぐる。
下り坂の先には小さな滝というか、水遊びできる場所がある。モロッコ人がたくさん夕涼みをしている。水遊びをしたら本当に気持ち良さそうだ。暑い中、水遊びをするなんて快感だろうな。風が吹いたら本当に涼しくて気持ちよいだろう。

川の向こうにある丘を登り始める。斜度はそれほどないかもしれないが、だらだらとした坂がしばらく続く。舗装も階段もなくなり、ただのトレッキングというか山道になる。目指す先はそれほど遠くないはずだが、暑い中だと随分と先にあるような気がする。
ピクニックの目的地は、メディナとは川を挟んで対岸にある丘の頂上だ。メディナの正面にあるので、メディナ全景を一望できる。山肌にへばりつくように広がるメディナは、段々畑のように建物も段々になっている。壁の色は白や青系統の色に統一され、とても輝いているよう。
夕暮れになって照明が付くと、その照明も白いライトだった。メディナ以外は全てオレンジっぽい色のライトが付けられているのに、メディナでは照明の色まで統一性をもって管理されているのだ。

シャウエンは山に囲まれた村でもあり、残念ながら太陽が地平線に沈むところまで見えない。山に沈む夕陽と、その後に広がる赤くオレンジ色に広がる夕焼けを眺めながらサンドウィッチを食べる。
ヤングが買った布を敷いて、ゴロゴロしながら写真を撮ったり楽しむ。シャウエンはもう満足かな。そんな風にも思う夕暮れだった。


帰り道は真っ暗闇の中だった。
あいにくの新月で、月明かりもなかったのだ。真っ暗な夜、賑やかなメディナに向かって歩くのは、それはそれで楽しいものだった。

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ミニコラム

++観光地++

シャウエンに行くにあたって、それほどの観光地とのイメージはなかった。
シャウエンは山の近く、つまり「産地」だと聞いていただけなのだ。

カフェが立ち並び、客引きや多くの旅行者。さすがにモロッコは、モロッコ北部は観光化が激しいのだろうか。

 

●バスは混雑。(シャウエン)

バスターミナルに行って、バスのチケット状況を確認する。

バスターミナルが近ければ良いが、メディナからは随分と離れている。距離にしたら2kmもなく、たいしたことのない道のりのようだ。ただし、途中には急坂があり、降りていくのはともかく登ってくるのはつらい。さらに、さすような強い日差し汗がダラダラ流れてもくる。

バスターミナルはかなり小さい。窓口は5〜6コくらいあるものの、開いているのは1箇所だけ。その開いている窓口すら、全くやる気のない感じである。待っている客も少ないし、暑い中の倦怠感が蔓延しているようだ。

フェズ行きを聞いてみる。やる気もなさげに、満席との答え。余りに早いのと他の便について質問をしても答えてくれない。モロッコはさすがにダメだなという感じなのだ。
正直、インドよりも質が悪いのではないかと思う。実際に、数日後にここでチケットを買ってひどいこと(というほどでもないが)になるのだった。

●騙された。メクネスに・・・!?(シャウエン-フェズ)

翌日にフェズに行こうという日の午前中、ダイちゃんとバスターミナルに向かった。

国営CTMのバスチケット窓口のおじさんには英語が全く通じないけれど、TODAY と TOMORROW だけは通じている。×と書いているので、どうも満席のようだ。できたらCTMに乗りたいけれど、午前中の便はないようだし、前回に来た際にも印象の悪かった窓口でチケットを買おうとする。

あいかわらずのらりくらりしていて印象が悪い。
いつもいる男は、少し用があるようで出かけて行った。担当者が交代した間に再び同じような質問をする。すると、昼便はフェズの18km手前行きならあるとか、早朝便も乗換えが必要だとか答えてくれた。そのうちに例の男は戻ってきてしまい、更なる質問はできずじまい。はっきりいっていつも座っている男は敢えていろいろ隠しているのだ。印象悪い。

ともかくも乗換えでもフェズに着くなら良いと、早朝便のチケットを買って帰ったのだが、やはり男は嘘もついていた。

バスは定刻ごろに現れ、順調に進む。バスターミナルはヤングがわざわざ見送りに着てくれた。バスには空席もあるようだし、ヤングも一緒に行きたいようでもあった。
風も心地よいし寝られるかな・・・と思ったものの座席の質が悪い。車体が揺れるのにあわせて上下左右に揺れるし、背中のクッションの部分には金属がぶつかる。椅子の設計が悪いのだろう。変な場所に金属が入っていて、ケイコちゃんも痛いと言っているし、他の椅子も同じようだ。まったく・・・。

ダイちゃんとケイコちゃんはぐっすり寝ながら、私は寝ようと努力しつつ2人の後姿を眺めながら、バスは進んで行く。

もう11時も越えて、時間がかかりすぎだなと思った頃、大きな市街が見えてくる。しかもメディナだ。大きい。もしかして、これがフェズ!?乗り換えないで着いてしまったのだろうか。そうだったら良いけれど、そんなこともないかな・・・。

バスはスムーズにバスターミナルに入り込む。

そして、そこは・・・メクネスだった!!

しかもフェズ行きのバスは当たり前のようにあるものの、このチケットで乗換えできるバスなどない。

(ええ〜、でも面倒。さっさとお金払ってフェスに行っちゃおう!!)
でも、窓口に並ぶうちに違う考えが。
(あれっ、でもメクネスでも良いかな。この前、メクネスも行きたいって話してたよなぁ〜。)

そんな風に思って皆の場所に戻る。
(もうメクネスでもフェズでもどちらでも良い。ダイちゃんは仕事のためにすぐにフランスに戻ってしまうから、どちらでも一緒に遊びに行こう。)
そう思っていると、ダイちゃんがちょっと真剣な顔で言っている。
「チケットを何とかしてくる!!」

しばらくしてダイちゃんは、また真顔で帰って来る。
「バスが出るよっ!!」
ダイちゃんは交渉し、何とかバスのチケットをゲットして来たのだ。
バスを降りたときに近くにいた親切そうなモロッコ人のバス係員に相談し、偉い人が呼ばれ、私たちの乗ってきたバスの運転手にフェズ行きのバスチケット代を払わせたらしいのだ。
確かに私たちの乗ってきたバスの側が、私たちを騙してメクネスまで連れてきたのだから、彼らが悪いに決まっている。でも、モロッコ人はお金がなさそうでもあるので、可哀想にも思ってしまうのはおかしな感情だろうか。

それにしてもダイちゃん、頑張って良い仕事をした感じ!?笑

その後は快適にフェズに向かい、タンジェに着いたりとか、おかしなことはなかった・・・。

●警察に連行され。(フェズ)

「警察のものです。ちょっとオフィスまでついて来てください。」
夜の散歩でのできごとだ。最初はフランス語で言われ、理解できないでいると英語に切り替えてきた。

(えっ?)
(本物?偽だったらやだな・・・。)
本物だとしたって良いことは何もないのだけれど、その時はそんなこと思わなかった。

「NO!」
「あなたは王宮の写真を撮ったので、内容を確認した上で、消さなくてはなりません。そのためにオフィスまで来なくてはなりません。」
丁寧な口調で語られてしまった。
黒人で背が高く、しかもスーツを着て、バリッときめている男に言われてしまったのだ。
(本物っぽいなぁ・・・。)
もう着いて行くしかない。が、連れて行かれる先が遠いなら、もう一回止まって抗議するつもりで後に続く。
そこはすぐ近くだった。先ほど写真を撮った王宮の裏門の目の前にある詰め所だったのだ。これは、どう考えても本物の警察なのだ。ちょっとビビリつつ、他の人たちにも挨拶する。

「撮った写真を見せてください。」
素直に見せる。
「削除してください。」
日本語での表示なので、意味を説明しながら操作し、削除をする。
「その前に撮った写真も見せてください。」
前に撮った写真は近くの門の写真だったが、特に問題はないようでカメラから目を離した。

それだけのことだったが、かなり安心した。
モロッコの警察というか、詰め所には警察も別にいたので、SPというか担当の係りの者なのだろう。翌日、日中に近くを通ると白人のスーツを着た男が見えた。警察の他に、そういう男がいるというと王宮というのを実感する。

●豊富な食料と物価の高さ??(フェズ)

お店はたくさんあるが、値段が高い。
今まで5ディラハム(約70円)で食べていたサンドウィッチが、倍の10ディラハムしてしまったりもするのだ。レストランも観光客用がやたらとあって、客引きを争っている。宿の値段も、それほど質は良くないのに高い。

メディナから少し離れればそうでもないが、メディナ内では水やジュースの値段さえも高い。最初はとんでもないと思った。観光客用ばかりなのかと。

しかし、夜になると細い路地に地元客用の屋台が出ることが分かった。
タンジェやシャウエンでは見なかったような、定食的なお店も分かった。

なかなか良い街かもしれない。
フェズについては、行ってみたいと思うものの良い噂は聞いていなかった。反動もあってか、とても居心地が良い気がする。

今泊まっている宿にはコンセントがないのだが、バザールには豊富に野菜も売られていて、自炊にも便利そう。

引っ越さなくては。
コンセントがある快適な部屋に。
そう思って、翌日の引越しを決意したのだった。

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ミニコラム

++フェズ王宮++

正門の写真撮影はとがめられることはない。
裏門の撮影は禁止らしい。

正門は普段は使用されていない。もっぱら裏門を利用しているので、警備がより厳しいのだろうか。いずれにしても王がそこにいるかもしれないというのは凄いことだ。
日本の皇居も外国人にとったら同じなのだろうか。

豪華な生活をしているのだろうな・・・。それが羨ましいとも思えないが。

 

●城壁の見えるテラス。(フェズ)

1人で新しい部屋を探しに行く。
昨日から止まっている部屋にはコンセントがない。カメラや音楽、そしてパソコンと徐々にバッテリーはなくなっていく。もう引っ越さないわけには行かない。今回も最初からコンセントは欲しかったのだけれど、あまりの暑さと疲労で部屋探しは途中で妥協してしまったのだ。

ダイちゃんが最初に気にしていた地域に行ってみる。そこは王宮周辺で、バザールとなっている通り付近には安宿がいくつかあるようだ。

「こんにちは。日本の方ですか?」
こざっぱりした白い服を着たモロッコ人男性が、私に向かって英語で声を掛けてきた。
(なんだなんだ??)
また物売りとかかな。ウザイと思いつつも答える。

部屋を探していると説明して、手数料を取られても嫌だし。
しかし、ちょっと話していて単に話がしたいだけと分かってきた。結婚した兄弟が大阪でモロッコ料理屋さんを開いているらしい。彼自身も王宮前のしっかりしたレストランを持っていた。実際に行ってシェイクを飲んだのだが、久しぶりの味だった。

「良い部屋を探しに来たのだけれど・・・。」
「そこに安い部屋があるよ。見せてあげるよ。」

彼が連れて行ってくれた宿は、ガイドブックにも載っている宿だった。宿のオーナーとも知り合いのようだ。まぁすぐ近くの店だし当たり前かな。

テラスのある部屋は素晴らしかった。

部屋はそこそこ清潔だし、シャワールームはやたらに広くてお湯まで出る、とかそういうことは抜きにして、窓からの景色、テラスからの景色が素晴らしいのだ。
窓が入口になっている不思議なテラスの先には、王宮の城壁と見張り台の跡が見える。フェズは古都でもあり、歴史遺産もたくさんあるが、それが目の前に広がっているのだ。さらにその先も大きな公園で、自然を堪能できる。こんな遺跡の目の前に泊まるって、初めてだろう。
きれいな景色の前だったり、別の良さの宿はいくつかあったけれど、遺跡のようなものが見える場所としてはここは最高だ・・・。

夜はビールを片手に、星と月そして飛び回る鳥や暗い闇に隠れる城壁を見る。モロッコもいいなぁ。

●北アフリカ最大のモスクを見に。(フェズ)

暑い。
暑くてとても観光どころではない。

昼間は行こうと思いつつも、腰が上がらなかった。昼過ぎなどはちょっと買物に出て、水や食料を買い込んでくるだけでもクラクラしてしまう。真上から差してくる強烈な日差しには、もう帽子は必須なのだ。
普段ならTシャツを脱いで頭に被ってしまうところだが、ここはイスラム圏なのでTシャツを脱いで歩いたりするのは好ましくない。なんとが我慢したものの、お店の前で座って休憩したりと本当に厳しかった。久々に本当に暑い場所に来てしまい、失敗だったかと反省。しかし、ヨーロッパ後には暑い場所にも行かなくてはならない。こんなに軟弱ではまずいのだがなぁ。

夕方も遅くなり、もう夜が近づいている。
その頃になってようやく出発することにする。少し暑さも和らぎ、皆の気持ちがようやく揃ったのだ(笑)。お腹が減っていて、そろそろ限界が近づいていたと言うのも出発の動機となった。

王宮からメディナまでは真っ直ぐ行けるのだが、公園を抜けたり広場を抜けたりと距離はある。メディナの入口で、絞った果汁を冷凍庫で冷やしているオレンジジュースを飲む。これが3ディラハム(約40円)なのでヨーロッパと比べたら、比べても意味はないとは分かるけれど、激安なのだ。

メディナを奥に進む。
メインの道が2本あり、そこを歩いていれば迷うことはないし、モロッコ人もたくさん歩いている。その大通りの1本を突き進んで行くのだが、気になるお店も含めて観光ポイントが見つからない。
本当にメディナの雰囲気を楽しむだけで、特別な建物などはないのだ。マドラサなどはあったようだけれど、それも気になるほどではなかった。
モスクに着く。北アフリカ最大と言うことで期待していたが、残念ながら門は閉まっていた。もっとも時間も遅いし、閉まっていることは覚悟していた。門だけ見て、周囲を回り、観光した気分になって満足する。大きいことは感じたけれど、観光としてはイマイチだったのだが。

それにしても周囲の商店の高いことには驚いた。通常5ディラハムの水が、なんと7ディラハムで売られている。6ディラハムなら見たことはあったけれど、さすがにフェズの観光地の目の前では1番の高さなのだった。

●メディナで迷子になりに。(フェズ)

やはりフェズに来たからには迷子になってみたい。
迷子になってしまうなんて滅多にできることではない。やはりここで体感しなくては。ヤングとダイちゃんと連れ立って歩く。

メディナの大通りを進み、ある程度の場所で適当に曲がる。細い路地に入り込んでとにかく体感してやろうなのだ。
道の両側にある建物は曲線を描き、道の幅もある場所は狭くある場所は広くと大きく波打っている。狭く細い路地が続くと差し込む光は少なく、昼間でも薄暗い。こんな空間にいて生活をする。それを繰り返していたら、閉所恐怖症で発狂してしまいそうだ。
天井がある場所もある。なかには腰を屈めないと通れない路地もある。それでもメディナは生活をする場所だ。実際の迷路のように枝分けれする道と行き止まりでできているわけではない。
迷路と言うよりはお化け屋敷、そしてテーマパークのようでもある。異空間に迷い込むってこういうことだろう。

ロバや馬に背負われた荷物がメディナ奥にまで届く。車などは入れない。昔ながらの方法で運ぶしかない。そんなことが数百年以上も続いている。そんな模様を眺めるだけでも楽しい。

迷子にはなれなかったが、とてもかつてのモロッコ的なものを感じられた気がする。フェズのほかにはマラケシュに大きなメディナがあるらしい。そちらも気になる。


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ミニコラム

++ビール++

酒屋は見つからないが、外国人向けのレストランであれば闇で調達してくれる。

小さな瓶(240ml)で、20DHと高いが、何もないよりは嬉しい。

とりあえずモロッコでは、どこの町にでもお酒はありそうな気がしてきた。

 

●ダイちゃんの旅立ち。(フェズ)

「向こうは起きているよね?」
「起きてるでしょ〜。」
ダイちゃんがまだ見えない。出発すると言っていた時間になっているのに。
大丈夫かなぁと心配しつつ、起こしに行くのも気が引ける。

でもさすがに状況を確かめてみよう、という気になる。
ヤングが立ち上がりおもむろにノックする。

ドンドンドンッ!!

割と強く叩いているのに全く反応がない。

ドンドンドンッ!!

(おかしいなぁ。気を遣って起こさずに出発しちゃったのかな??)
そんなはずもなさそうだけれど、とりあえずもう少し待ってみる。

ギギーッ。
寝ぼけたケイコちゃんが出てきた。
全く準備していた様子もない。

ダイちゃんにいたっては、まだ寝ているありさまだ。
「今、何時ぃ〜?」
「今は7時45分だよ〜。出発の時間だよ〜。」
ケイコちゃんにそう答える。
「今、起きたぁ〜。」

(ふぅ〜。さすがに2人である。)
それからは慌しく準備が進み、8時前頃に部屋を出る。
忘れ物があり取りに行く。お弁当を忘れたと取りに行く。
さらに時間が進み、8時10分に皆がタクシーに乗り込もうとしたら・・・プチタクシーの定員は運転手を入れて4人までとのこと。突然にそこでダイちゃんとはお別れとなってしまった。
ヤングと2人で、去って行くダイちゃんとケイコちゃんを見送る。

でもまぁ、ダイちゃんとはヨーロッパ後のエジプトなどで出会いそうな気がする。

●移動を考え始め。(フェズ)

ダイちゃんも出発したし、私ももうフェズですることはない。

宿は居心地が良いので、まだ滞在しても良いけれど、サッサとモロッコを回ってスペインに帰らないとならない。気候的な問題もあり、まだ寒くならないうちにヨーロッパを回りたい。そう考えるとフェズからはもう出発した方が良い。

でも、まだフェズはとても暑いのでチケットの確認などの行動は夕方以降の、涼しくなってからの時間にすることにする。
昼間でも行ってしまったほうが良いに決まっているけれど、それができない。本当に暑くて、やる気が削がれてしまっている。ちょっと水を買いに行くだけでも汗がダラダラ出てくるほどの暑さは、久しぶりに強烈なものだ。

涼しくなってきて、ケイコちゃんとヤングと駅に行ってチケットを確認する。

カサブランカ行きとマラケシュ行きを考えていた。実はカサブランカには余り興味がないのだけれど、余りにも町の名前が有名なので「やはり行っておかないと」なのだ。
それにケイコちゃんやヤングは、それぞれカイロ行きと南米行きの航空券を探すと言っている。まぁ電車ならマラケシュに行く途中でもあるし。
そんなわけでカサブランカに行くことに決めた。

電車であれば、直前に来ても切符は買えそう。
明日、まずはCTMバスターミナルに行って、チケットが買えたならバス、買えなかったら電車で行こうとすれば問題ないだろう。

明日の予定もすんなり決まり、3人それぞれ安心して必要な行動に取り掛かる。私とケイコちゃんはタクシーでメディナのインターネット屋さんへ。ヤングは歩いて郵便局へと向かった。

●出発までは遠かった。(フェズ-カサブランカ)

起きると既に11時を回っていた。
ヤングもケイコちゃんも起きてはいるが、パッキングはまだ進んでいない。
昨夜も遅くまで話してしまっていたので、こうなるのも当然だろう。起きれれば、暑くないうちに移動もしようと考えていたのに、その可能性は既になくなっていた。

(暑いなぁ〜。)
「今日はどうしようか?」
「とりあえず、3時とか涼しくなるのを待つ?」
「えっ、そんなのんびりしちゃうの!?」
いつも通りの流れである。
「でもさ、遅いから思い切って出発は明日の朝にするとか?」
「実は今朝から下痢で・・・。」
「今日の出発は無理かなぁ・・・。」
「それもありだよね・・・。」
「はぁ・・・。」

そんないい加減なことではイカンと準備に取り掛かる。
私はいつも通りすぐに終わる。後はヤングとケイコちゃんだが、まずはご飯を食べに言ってくるとか絵葉書を出しに行ってくるとかなのだ。世の中って、自分みたいに急ごうとするより、余り時間は考えないでのんびりの人の方が多いのだろうか。

午後2時半、ようやく出発の体制が整う。
私のテントとケイコちゃんの上着を従業員にあげて、宿を出る。タクシーがなかなか捕まらなかったものの、親切な警察官のおかげで無事にタクシーに乗り込むことができた。

フェズのタクシーは、ほとんど交渉なしでメーター料金で乗せてくれる。途上国にしては珍しいし、煩わしさがなくて便利だ。

タクシーはすぐに駅前広場に着き、入口の目の前まで行ってくれる。
チケットを購入し、ご飯を食べていないのでスナックなどを購入する。フライドポテトを頼んだのだが、なかなか出来上がらずにイライラしてしまった。電車がすぐに来る時間だったので、席取りも考えて早く戻りたかったからだ。

電車は定刻にはやって来ない。
遅れてやって来て、さらに出発までも遠い。やはりモロッコの電車はこんなものか。評判は良いようだが・・・。
コンパートメント式の車両と、バスのように座席が並んでいる車両がある。初めはコンパートメント式の車両に乗り込んでいた。しかし、その車両はカサブランカまで行かないということで、別の車両に移る。
ありがたいことに、座席が並んでいる車両にだけはエアコンが付いていた。私たちは、おかげでエアコンの車両となり、猛暑の中の移動をしないですんだ。
ウトウトしながらカサブランカに向かう。
メクネスを眺め、大都会ラバト、そしてカサブランカまで電車は着実に進む。到着時間は予定より1時間以上遅れていたが、カサブランカに着いてホッとした。

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