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バオバブ街道の夕暮れ。(ムルンダヴァ)

タクシーをチャーターして「バオバブ街道」を見に行く。

夕暮れの中のバオバブ街道を見たいので、時間を見計らって16時半にタクシーを探し始める。外で探そうかとも思ったけれど、まずはホテルのレセプションに聞いてみる。
「バオバブ街道まで、タクシーでいくらくらいですか?」
「う〜ん、ちょっと待って。聞いてみる。」
どうやらタクシーの知人に電話を掛けているようだ。
「40,000Ar(約2,800)ですよ。」
「う〜ん、40,000Arかぁ〜。」

少し考えたけれど、それで行ってしまうことにする。
外でタクシーを探したほうが安いかもしれないけれど、ここなら私の目的は正しく伝わる。それに後で料金でもめることもないだろう。

「バオバブ街道に行って、1時間ほど滞在してから帰ってくる。」
どうも、1時間ほど滞在というのは伝えづらい気がするのだ。まぁ、そういう旅行者も多いので自分で探しても問題はないだろうが。

「じゃ、そのタクシーで行きます。」
「1分で来るから待っててね。」

さすがに1分では来なかったが、10分はかからずに現れた。
しかも!!
想像とは違う!!
タクシーではなくてワゴン車だ!!

(15人乗りのワゴン車で私だけが行っていいの?)
そんな疑問もあり、再度値段の確認もする。道も悪いし、待ってもらう、そして距離も片道14kmほどあるらしい。40,000Arでも特別に高いとは思わなかったのだが、ワゴン車で快適に行けるとは(笑)。

舗装された跡が、かえって始末を悪くしている。マダガスカルの多くの道は、舗装跡が転々と残り舗装のはげた部分が陥没しているような状態だ。だから、車は右往左往しながら走る。上下にも揺れるし、車酔いに弱い人には厳しい道だ。
14kmしか離れていないらしいが、なかなか到着しない。小さな市場を越え、T字路の交差点付近の小さな村を抜ける。バオバブの木もようやくその辺から見え始める。

田んぼの中に立つ大きなバオバブの木は、とても魅力的に映る。
(いいなぁ〜、マダガスカルにやって来たなぁ〜!!)

感慨にふけりながら凸凹道を進む。MP3の音楽プレイヤーを掛け、自分だけの世界に浸る。旅行をして嬉しいのは、自分の想像を越えた「モノ」を見たときと、自分の想像とまったく同じ「モノ」を見たときだ。

世界遺産や紀行ものなど、今の日本では世界中の美しい景観を見ることができる。もちろん名画や建築も例外ではない。そういうTVなどを見ていると、現地で見たときの感動が薄れることは間違いない。もちろん、そうでない者もいるだろうし、逆にTVで見たものを同じものを見たという喜びを感じる人もいるようだ。

私の場合には、私が見たいと心から思っていた数少ないものが、想像通りだった時には嬉しくなる。

ついにバオバブ街道に入る。突然にバオバブの木が増え始める。ニョキニョキと巨大なバオバブが景観に溶け込んでいる。イエメンのソコトラ島で見たバオバブとはサイズが違う。もっとも、どちらが素晴らしいというのとは違う。ソコトラ島のバオバブはとてもかわいらしくて、マダガスカルのバオバブの木とはまったく違った魅力があったから。

男3人か4人で手をつないでも、とても幹を囲むことはできないくらいに大きい。高さも20m以上はあるだろうか。高さの9割ほどは幹だけ。そして、上のほうにチョボチョボっと枝が出ている。葉は飾りほどにしかない。
幹に水分を蓄えているんだろう。ソコトラ島ではそう感じたが、どうもそれだけではないのではないか。水分だけでなく、養分も蓄えているんだろうか。

(凄い!!まじで凄い!!)
バオバブ街道の最大の見所。バオバブの木が密集して生えている。
言葉ではうまく表現できない。

本当に想像通りだ。

(マダガスカルはこれで終わってもいいなぁ〜!!)

バオバブの木々の間に沈む夕陽を眺めながら、のんびりと余韻を楽しむ。
重々しく力強い幹と幹の間に、赤く大きな太陽が沈んでいく。周囲を赤く染める太陽が、より映えている。星もきれいに見え始める。

旅ってこういうものだったんだなぁ・・・。

●予想外のスペースなし移動again。(ムルンダヴァ-フィアナランツァ)

結論から言うと、結局は大変な移動になってしまった。
だって、ハイエースのようなワゴン車に、横男4人で26時間弱。これじゃ、寝られるわけが無いよ・・・。

「3人がけ?」
「そうですよ。この表を見て。」そう言われたと思っていたし、他社の車は全て3人掛け。なんで、私の乗った車だけ??本当についていない。最初は抗議もしたけれど、変わるわけもないので諦める。マダガスカルはきっとそんな国なのだ。

私も含めて4人。その私以外の3人のうち2人は良いやつらだった。
でも、隣に座った奴はモラルなし。他の人の迷惑も考えずに足を開こうとする。私もそれで苦労させられた。

ほぼ時間通りに出発する。
どうもペースが微妙に遅い気がする。そう思っていたら、案の定、後ろから来る車に追い抜かれていく。そして、どうも車を道路の左側によせるのが癖なのだ。基本的には凸凹の激しい道路なので、どちらかのタイヤだけでも平らな場所に乗せておこうとする。・・・そう、舗装されている道よりも泥の場所の方が平らなことが多い。
おそらく左側が運転席なので、そちら側を安定させたいのだろう。右側通行にもかかわらず、いつも左側を走っている。まぁ対向車などは少ないし、それでも良いのだけれど。
傍から見ていて、右側によって右のタイヤを泥の上に載せた方が安定しそうなときも多い。それにも関わらず左側による。

舗装された道は、ほとんどが長年整備されていない。なので、はがれて陥没しているし、繰り返すけれど舗装されていない泥の部分のほうがどちらかというと凹凸が少ない。舗装された部分の左右1mくらいは泥の道ができあがっていて、運転手はみな同じように片方の車輪を落として走っているのが分かる。それでも、こんな風に片一方にばかり寄っている運転手は初めてだ。

とにかく狭い、キツイ。
ムルンダヴァに行くときもそうだったけれど、悪路はたいした問題じゃない。ちゃんと座っていられるなら、上下左右に揺られようとそれほど困りはしない。
スペースがない場合には、身体を変な体勢で維持しなくてはならないので余計に疲れる。休憩時間が今回も待ち遠しい。
そして、同じようなワゴン車にどんどん追い抜かれていく時はイライラする。
追い抜いていく車は、どれも横3人しか乗っていないのを見ると、さらにいやな気持ちになる。私はなんてついていないんだろう・・・。

悪路をようやく越えたのが、夜12時前。ほぼ予定通りで進んでいるのだろう。他社に比べると遅いけれど・・・。休憩を取って、再出発。ようやく3人ほど降りたけれど、運が悪く私たちの列以外から1人ずつ下車した。
(こんなに運が悪いことって。。。)

正直、ゲンナリした。
ただし今度は舗装状態も割合に良い。左右には揺られるものの上下には揺れなくなる。パソコンが壊れないかと心配する必要も減る。

朝5時にアンツィラベに到着。
当初は知らなかったのだけれど、往路と同じ道筋でアンツィラベに戻ってきたのだ。最初からこれを知っていたら、バスでは来なかったと思う。違う道のりだと思ったからこそ、違う景色と思ったからこそ飛行機をやめたのに。

そう、最初は飛行機でトゥリアラに行こう思ったのだけれど、残念ながら便数が少なくて希望の曜日になかった。そして、マダガスカルに滞在する残り日数を考えて行き先をフィアナランツァに変更した。フィアナランツァ行きも飛行機を考えたのだけれど、残念ながら航路すらない。まったく、マダガスカルは本当に移動が不便な国だ。
その後に分かったのだが、第二の都市フィアナランツァと首都タナは、飛行機が月に1便しか飛んでいなかった。やはりこういう面倒な国にはもう2度と来ないだろうなぁ〜。

アンツィラベから、別の車に乗換えとなる。そんなことはもちろん聞いていなかった。
そして、しかもたちが悪い。
「早く料金を払って。」
そんなことを言ってくるのだ。ムルンダヴァからフィアナランツァまでのチケットを既に買っているというのに。
そのことを説明しても通じない。お金お金の一点張りだ。
運が良く、近くにムルンダヴァから来た人がいた。その人に説明してもらい事なきを得たのだが気分は悪い。フィアナランツァまでのチケットまでちゃんと見せているのに。

その後も2時間ほど待たされたり、タイヤがパンクしたりと問題がありつつ、昼2時前に到着。ムルンダヴァを出発してから24時間以上。本当に長い道のりだった。
マダガスカルでは、ここから南部のフォート・ドーファンに行くバスなど40時間を越える移動がある。正直、そんな移動なら「諦める」か「飛行機」の選択肢しかない(笑)。ほんと、頑張る人は凄いと思う。

到着してすぐに休みたかったのだが、目的の宿が潰れていた。
おかげで荷物を背負いながら宿を探すことに・・・。ツイテいないときはツイテいないのだ。

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ミニコラム

++バオバブ街道++

早朝と夕方、そして夜と全て見たほうが良いという人もいる。

私が見たのは、夕方前の昼間から暗くなるまで。

確かに素敵な光景だったので、時間があればもう1回通っても良かったかも。



●ボッタクリが多いような!?(フィアナランツァ)

屋台というか、籠などで食べ物を売る人たちがたくさんいる。
春巻きやサモサのような(外見だけ)揚げ物、そして、かき揚げ・・・どれもおいしいし安い。

しかし、気になることが。

通常は1つ50Arなのに、100Arを取ろうとする輩が多いのだ。他の街にももちろん少しはいたけれど、ここフィアナランツァの中心部ではそういう売り子ばかり。それに文句を言えば、もちろん正しい値段で売ってくれそうになることが多いのだが、気分が悪くなるのは町の人がそれを見て楽しそうに笑っていること。正直、マダガスカル人のその神経が分からない。日本のようになんでも定価がある国は逆に少ないし、値段は交渉というかお互いの納得が基本というのは分かる。
でも、誰もが買っているものを高く売り(それはまだ良い)、そして、それを見て「笑って」いる周囲の人の気持ちが分からないし、分かりたくもない。

マダガスカル人は良い人も多い、もしくは、良いところも多いかもしれない。でも、どうしてもあまり好きにはなれない。バスでの移動の際や、街でのやり取り、とにかく不快にさせる要因が多い。
移動が大変だからイラついている?
いや、そうではないと思う・・・。

●古い町並みが残ると言うカテドラル周辺へ。(フィアナランツァ)

フィアナランツァに限らず、マダガスカルでは街に見所が少ない。
というか、今のところ興味をそそられる見所はない。

街で人と接して、買い物をしたり。もちろん、そういうのが楽しいわけだから見所などなくても良いのだけれど、あったら嬉しい。

フィアナランツァでは、南西に(マダガスカルにしては)古いカテドラルがあるというので散歩がてらに向かう。丘の上にあり、そこまで行けば見晴らしもよさそうだし一石二鳥だ。疲れているといっても、歩いたりの身体を動かした疲労ではないから運動をしたいというのもある。

途中、つまみ食いをし、銀行を発見しお金を下ろしてホッとし、青い空を見上げて写真を撮り・・・。カテドラルまで距離があると思ったが、時計が一回りもするまでもなく着いてしまう。
カテドラル自体はどうということもない。ただ、今日は青空が本当に美しい。だから、青空を中心に写真を撮ると何でもきれいに見える。カテドラルだけでなく、路地や花、いろんなものを撮る。

ところで、この街では、なぜか街の人に「ニーハオ!!」と中国語で話しかけられる。アフリカ大陸や中東と比べて、それほどバカにしている感じではないのだが、今までがひどかったので、どうも中国人と間違われるのは気分が悪い。

路地などカテドラルの周辺は石畳である。
その他は特に古い町並みと入っても魅力はなかった。この地区では、珍しく西洋人の旅行者を見かけた。他の街でも見かけたのだけれど「見所」みたいな場所で会うと、ちょっと旅行をしている気分になる。
それにしても、マダガスカルにはフランス人旅行者ばかりが目立つ。話した西洋人旅行者は、例外なく全てがフランス人だったし・・・。フランス人にしたらフランス語が通じてラクというのもあるだろうけれど、世界中で旧植民地ばかりを訪れるフランス人は・・・極論ながら視野が狭いと思ってしまう。それに、そういう場所にいるフランス人は英語が苦手なことが多いようだし。

●休憩のある「お店」。(フィアナランツァ)

そりゃ、シエスタとかもあるし、営業時間の途中に休憩があるお店はあるでしょう。
それは分かる。

でも、スーパーマーケットで休憩があるなんて、今までで初めて。

お昼の時間は休憩なのだ。3時間も。個人商店でもあるまいし・・・、いや、チェーン店ではないようだし、そういうことだろうか。個人商店の気分のままで営業しているのか。
スーパーにお昼休憩があっていけないなんていうこともないものね・・・。

とにかく少し驚いたのだ。
ちなみに売っている商品の値段も高くて驚いた。
周辺で450Arで売られているラーメンは、600Ar。といた具合に、多くの商品が少しだけ高い。そういう点でも世界的に珍しいスーパーなのかもしれない。

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●マダガスカル初。快適移動。(フィアナランツァ-アンボシトラ)

朝起きて早朝に出発しようと思っていたが、アンボシトラにはネットカフェがないかもしれない。そう思って、まずはネットをしに行く。最近はネットをすることが日常の一こまとなっている。
もともと、「世界ぷらぷら」サイトの更新やメールチェックなど、ネットを頻繁にしに行くほうだったけれど、ほぼ毎日という今のペースは普通の旅行者からすると多すぎるかもしれない。

相変わらず遅いネットでメールをチェックし、サイトの更新をしてからホテルに戻る。
荷物は昨夜のうちに片付けておいたので、あとは出発するだけだ。

ホテルから、50mほども離れていないバスターミナルに行く途中で、早くも声をかけられる。
「フィアナランツァ?」
「タナ?」
もしかしたら親切な人なのかもしれないけれど、ちょっと面倒くさいのでそのまま進む。
「アンボシトラ?」
そう聞くと、アンボシトラ行きのバスは目の前にあった。しかも、あと1人で出発だという。なんという良いタイミングなのだろう!!
(今日はついているぞ!!)
7,000Arと聞いていたので、何も聞かずにお金を出す。
それで問題がなかったようですぐに車に乗りこまさせられた。
(よし、出発だ!!)

来るときと同じ道を戻る。
フィアナランツァに来るときは、眠さもあって朦朧とした状態で景色を見ていた。今日は十分に睡眠もとり、景色を見る余裕がある。
美しいと思った棚田や段々畑は、太陽に照らせれて気持ちよく輝いている。
既に収穫が終わっているため、青々とした瑞々しい景色でもないし、黄金色の贅沢な風景でもない。それでも、水が張られていたり土が掘り返されていたり、見ていてとても楽しくなる。

途中、先日と同じ場所で休憩を取り、私も先日と同様にお菓子をつまむ。
アンボシトラは近い。マダガスカルに来てから、今までで最も近い移動距離だ。疲れるまもなく、アンボシトラの町に到着した。
国道を中心に栄えたであろうアンボシトラは、道沿いに細長く広がっている。周囲は棚田や段々畑で、町はちょうど尾根の上にできている。町周辺ではなく少し離れた場所に行ったほうが、きれいな風景が見られそうだ。

到着したバスターミナルで、聞いてみる。
「タナ行きのバスはここからですか?」
「向こうのほうだよ。」
そう言って北のほうを指差す。もしかしたら結構遠いのかもしれない。
ここ、南部方面のバスターミナルは町の南端にある。それを考えると、北部方面行きは町の北端にあるのかもしれない。

タナ行きのバスターミナルの近くにホテルを探そうと、とりあえず荷物を背負って歩き出す。思ったよりも距離がある。荷物を背負っているせいもあるだろうが、遠く感じる。
30分ほども歩いただろうか。ようやくタナ行きのバスターミナルの場所は確認できた。しかし、周辺にはそれほど宿が見当たらない。

値段を聞くと、安いけれど質が悪かったり、きれいなので高かったり。ちょうど良い質と値段の宿がなかなか見つからない。
途中で、西洋人旅行者に安宿について聞き、彼らの泊まっている宿に向かうことにする。丘の上にあるようで、町の中心からは少し外れる。むしろ、静かで景色も良くてちょうど良さそうだ。値段もまぁ少し高めだけれど、ベランダが快適そうだしそこに泊まる。

今日は荷物を背負って随分と歩き回った。たまにはこうやって運動をしないと!!(笑)

●段々畑、棚田の中の町。(アンボシトラ)

町を散策する。
特にすることもない町なので、観光をしなくて良いという気軽さが出る。
まぁ、見所があればあったで「見に行こう」と積極的になったりもするし、メリハリだろうか。いつもいつも観光でも疲れるし、いつもいつも見るものがないのでは旅の実感が減る。

大通り沿いに道が伸びている。
その周辺を人がたくさん歩いている。

(おっ、危ない!!)
後ろから来た車が私にぶつかりそうになった。
こんな場所で交通事故なんて笑い話にもならない。
「○×△!!」
と、その時、ぶつかりそうになった車の助手席から顔を出したおばさんが何か叫んだ。
明らかに文句を言っているようだ。

はぁ〜、この状況でぶつかりそうになった方が文句を言うとはマダガスカルって、ホントに駄目だなぁ〜って思ってしまう。
あちこちに日本の援助の看板が立っていたりするけれど、こういう国じゃなくてもっとしっかりした国に援助したほうがいいんじゃないの?とか思ってしまうのは考えすぎか・・・(笑)。
まぁ、道路すらろくにない国なので、援助すした方が良いのは当たり前だと思うけれど。
それにしても、アフリカ諸国は中国が頑張って道路を作ったり電車を引いたりしている。マダガスカルでも中国は頑張っているんだろうか。

ホテルを探すときに気になっていたおいしそうなピザの看板が出ているレストランにたどり着いた。
(よしっ、今夜はピザだ!!)
最近は洋食を食べていない。久々のピザもおいしそう。それにマダガスカルでなら高くなさそうだし。エチオピア以来でピザを食べた(4ドル)。
味はまぁまぁ。エチオピア(3ドル〜)やエジプト(3ドル〜)で食べたピザのほうが、安い上に味も良かった。お店にもよるだろうし一概にも言えないだろうけれど、マダガスカルのピザはイマイチかも。エジプトなど、どこで食べてももっとレベルが高かったし。

景色を眺め、写真を撮り、もうすることがない。
部屋に戻ってのんびりだ。明日はタナへの移動。久しぶりに戻る気がする。国立公園にはどこにも行かなかったし、動物園くらいは行ってキツネサルとやらを見てくるか・・・。

●再び首都タナへ。(アンボシトラ-アンタナナリヴ)

今日は移動がスムーズだった。

朝7時半に起きて8時半に部屋を出発。
バス停まで歩いて、チケットを買う。バスターミナル(タクシー・ブルース)とは言っても路上にミニバスが縦列駐車しているだけ。南部向けのバスターミナルはしっかりした敷地もあるのを考えるとみすぼらしい。
人が集まってバスが出発したのは9時半。

それにしてもいつも思う。
出発してからガソリンを入れるの、なんだか好きじゃない。先に入れておいてよ。途上国ではままあることだけれど。

順調に進み、お昼休憩もあって、首都タナのバスターミナルに着いたのが15時。
260kの距離mだから、まぁ時速50kmくらい。マダガスカルにしたら快速の移動で感動的。今日の道は、マダガスカル南北を結ぶ重要な幹線道路。なので、舗装されている。ちゃんと舗装されているのはこの道だけというのも凄い(笑)!!

その重要な幹線道路とはいえ、最大で2車線しかない。
橋などでは1車線しかないので、橋の両端では車が待っていたりする。それで輸送など、どうにかなっているのだから、この国では長距離輸送というのは意外と少ないのかもしれない。
ちなみに、遅いトラックも速い乗用車も一緒に走るので、追い抜く場所が車で皆が遅いトラックのペースにあわせて走る。とてもとても遅いので、到着がそのために遅くなりそう。それでも道を太くしない・・・できないのだからなぁ〜。

首都タナのバスターミナルからはタクシーで、以前と同じ宿に向かう。
もっと快適といわれる MOONLIGHT HOTEL に行こうかと思ったけれど、慣れているところが気が楽なので。

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●郵便料金の違い!?(アンタナナリヴ)

旅に出て、しばらくは絵葉書をたくさん出していた。

以前の長期旅行の際にも随分と頻繁に出していた。基本的に何かを書いたり、連絡したりするのが好きなのだ。当時は、インターネットも普及しておらず、今のネット屋さんの代わりに国際電話屋さんやFAX受信屋さん(?)などが幅を利かせていた。って、もちろん、それらのお店がネット屋さんに衣替えをしたのだと思うけれど。

で、最近の話だけれど、1年ほど全く手紙を書かない期間があった。もちろんメールでの連絡はしていた訳だけれど、メールアドレスがない父親などには音信不通状態であったわけだ。

なぜ絵葉書を書かなくなったのだろう?

面倒くさくなったというのはもちろんある。途上国の小さな町と先進国の都会では郵便局を訪れる容易さも違う。切手代も高くなる。そうした1つ1つが影響もしているのだろう。そして、何よりも精神状態、手紙を書く気力がなかったのだろうか・・・。

そして、途中でパソコンがなくなって住所もなくなってしまった。
現在もそのまま住所録を持っていない。そんなわけで、誰かに手紙を出そうにも、住所を覚えている人にしか出せない。住所を覚えている人なんて、もちろん限られる。私の場合は、3箇所覚えている。両親の住所2つと、彼女の住所。3つ覚えているだけでもなかなか多いほうではないかと思う(笑)。

で、まじめに「なぜ絵葉書を書かなくなったのか」については、後日に1人で考えてみようと思う(笑)。

さて、ともかくも絵葉書を書いて、郵便局に行く。
いつもと同じ金額、1,400Ar(約100円)を出す。
「100Ar足りないよ。」←私はフランス語は分からないので、想像した。
(なんでここだけ値段が違うの??・・・でもまぁいいや。)

そう、100Arというと約7円である。
そろそろマダガスカルを出国するし、それくらいの細かいお金にこだわる理由もない。でも、いい加減だよなって思う。首都タナの郵便局以外では、どこでも1,400Arだったのに、首都タナだけ1,500Ar??
そんなことがあるわけない。でも、窓口の年配のおばさんがガメようというのではなく、確かに1,500Ar切手をよこした。もしかしたら、1,400Ar切手がなくて、細かいのをいくつも出すのが面倒だったのだろうか。だとしたら、怠慢というかアフリカっぽいのだけれど(笑)。

まぁ、いいや。
早く日本に届いてくれることを願うばかりだ。

●タクシーで行っちゃおう!!(アンタナナリヴ-イヴァト)

バスを乗り継いで行ってみようかとも思った。
マダガスカルでは路線バスに1度も乗っていない。そして、残りのマダガスカルのお金も少ない。節約すればもう1回の両替(もしくはATMで)をせずとももちそうではあるのだが。現在の所持金は45,000Arのみ。早朝にネットカフェに行ってお金を使ってしまい、さらにギリギリとなった。

想定としては・・・。
 宿代 20,000Ar
 タクシー代 20,000Ar
 食費等 5,000Ar
これで、多分足りると思うのだが、余裕があるわけではない。

宿のレセプションで行きかたを聞く。
「面倒くさいわよ・・・。」
そう言いながら紙に書いてくれた。114番に乗り、終点で乗り換えてIVATOへ。

どうしようか悩みながら長い階段を下りていく。
階段を折りきった場所がバス停でもあるし、タクシー乗り場でもある。

「IVATOまでいくら?」
やはり安易にタクシーの値段を聞いてしまう。乗り換えとか面倒だから(笑)。
「20,000Ar(約1,400円)。」
(う〜ん、残りのお金も少ないし、今夜の宿代も分からない。20,000Arでも良いけど値切ってみよう。)
「18,000Ar?」
「OK!」
(良かった。もとから20,000Arを想定していたけれど、これで2,000Arの余裕ができた。)

タクシーに乗り込み宿に向かう。
宿の名前と簡単な地図を見せたところ、運転手は場所まで分かったようだ。日本の運転手のように凄い(笑)。
タナとイヴァトは、14kmほど離れている。道が混んでいることもあって時間もかかる。値切ってしまって悪かったかな。こういう時はいつも、そんなことを考えてしまう。自分にとっては、実はたいした金額ではないのだけれど、運転手にとっては小さくも無い金額だろう・・・。料金については双方了解済みでもあり、そんなことを考えてるのも、おそらくは不要なのだろうが・・・。

宿に着いて値段を聞く。
「シャワー付き30,000Ar。シャワーなし22,000Ar。」
「シャワーなしで。」
(良かった。想定より2,000Ar高いけれど、タクシーの値切り分で、結局は想定どおりだ!!)

空港までは歩いて15分強だろうか。夜中に歩いていくのは、犬などが怖くもあるが、タクシーを探す心配が不要なのは心強い。

宿の雰囲気は想像以上に良い。
レセプションにはバーカウンター、そしてレストラン。中庭にはテーブルなどもあり、のんびりすることもできるし、そこで飲食もできる。部屋も掃除が行き届いている。トイレやシャワーもきれいなのがいい。屋根裏部屋のような感じで、部屋の屋根は斜めになっている。そこにバティックが張られているなど細かい場所まで気を配られている。
Lonely Planet にも載っているし、宿泊客は西洋人旅行者ばかりの様子。でも、それも納得なのだ。少し高いけれど雰囲気いいものね・・・。

●中国系企業が5つ星ホテル建設中(イヴァト)

イヴァトでは空港の位置だけ確認すると、他にすることもない。
そんなわけで、ちょっと遠くまで散歩に出てみることにする。

商店を眺めながら歩いていたが、それではどこの町でも大して変わりがない。あぜ道に向かう人を見て、後をついていってみることにする。
田んぼが広がり、周辺では子供が遊んでいる。手作りだろう。坂道を転がるタイヤをつけた板に乗って大喜びしている子供たち・・・。

田んぼのあぜ道を歩く。
水路からすくい出した泥を重ねたあぜ道は、乾き途中である。踏み込んだ足が幾分沈んでいく。水が流れるように掘り返した水路に水が流れている。新しく植えた苗に水を与えている。

(道が続いていない!?)
湖のように見えている場所まで歩いていきたい。でも、どうもあぜ道の真ん中の道ではいけないようだ。少し戻って田んぼの端っこまで歩き、家の中を通らせてもらいつつ進む。サンダルにも泥がつき、足の裏が気持ちが悪い。

ようやく湖付近に辿り着き、坂道を上る。
ここから直接には湖に辿り着けそうもないので、いったん民家のある場所を上ってみる。
(中国語?)
上を眺めながら歩いていくと漢字で書かれた大きな門がある。
そういえば中国にはこういう意味のない(?)門が多かったよな。

軍人が歩いてくるので、少し大丈夫かなと不安になるが、そのまま歩き続ける。
何も言われずにすんだ。
湖と見えていた青い水は、もしかしたら川かもしれない。流れ自体が見えたわけではないが細長く続いているようである。

小さな渡し舟のような気の船に立った地元民が、鵜飼か何かのように見える。マダガスカルでもこういう漁が行われているんだ・・・。

湖を眺めて、そろそろ違う道で戻ろうと思う。
素直に進もうとすると行き止まり。
湖だか川だかを渡る道は無い。
来た道を戻るのも面白くない。
残された唯一の方向に歩き始める。そちらは随分と長い。さらに宿から遠ざかっている。
左側には大きな建築中の建物が見える。
それも漢字の看板が見える。それによると、中国の会社が巨大なホテルを作っているらしい。確かに空港付近には5つ星のホテルはないようだけれど、需要はあるのだろうか。中国系企業も意外なところで頑張っているなぁ・・・。
先ほど見えた中国語の門は、ここで働く中国人労働者たちの宿舎の入り口なのだろう。周辺にはお店もないし、不便なところで生活しているものだ。

突き当りには警察の詰め所がある。ゲートもある。もしかしたら、このゲートは外からは入れないのだろうか。外に出る際にもなにか言われるかもしれない。いやな予想が頭に浮かび上がってきつつも進むしかないので歩く。

「向こうから通れ。」
真っ直ぐにゲートを通り越えようとしたら、詰め所の警官らしき男が別の小さなゲートを指差す。
(あっちにも人がいるけど、何か言われるかなぁ・・・。)
なるべく堂々と歩きすぎようとする。
今度は何も言われずに通り過ぎることができた。
大通りに出て歩き始めたが、自分が随分と遠くを歩いているのが分かる。宿に行くときにタクシーで通った道なのだ。

タクシーでサッと通ったときとは違い、慌しく暮らす人たちを眺めながら歩いた。

●マダガスカルの動物たち。





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