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Yemen イエメン

【その1】
 2007.06.17 〜 06.23 サナア
 2007.06.19 〜 06.19 ワディ・ダハール(ロック・パレス)
 2007.06.20 〜 07.20 マナハ
 2007.06.23 〜 07.25 アデン
【その2(ソコトラ島特集)】
 2007.06.25 〜 07.29 ソコトラ島(スコトラ島)

イエメン関係リンク
イエメンのホテル
イエメンの移動
イエメンの写真

 
  【イエメンでは・・・】 サナア近郊を観光し、ソコトラ島にツアーで出かけた。
【感じること】 物価も安く、人も特別に親切、ただし、英語があまり通じないので面倒ではある。が、それも人の良さがカバーしている。
【お気に入り】 サナアで快適に過ごし、旧市街を散策するのが楽しい。地方に行くよりも、サナアが良いという意見もよく聞く。
【お勧めは〜】 サナアの旧市街は圧巻。青空の下で、堪能できたら感動的だろう。ソコトラ島の自然もアフリカのようで凄い。
 

イエメンで眠る。(カイロ-サナア)

深夜23:25発。未明2:30着。
そんなありがたくもない時間帯の飛行機に乗る。エジプトのカイロから、イエメンのサナアを目指すのだ。

私だって、そんな時間を好むわけじゃない。私の希望するコースである、サナア(STOP OVER)経由アディス・アベバ行きが安いのはそのイエメニア航空だけからだ。今はこのコースも5万円弱してしまうが、去年までは、さらに安いことで多くの旅行者が利用した。

空港まではタクシーで行く。
イエメニア航空のカウンターは35番とある(エジプト航空とのコード・シェア便)。各飛行機ごとにカウンター番号が表示されている。というわけで、当然のように私は35番へ。

しかし!!
カウンター番号など無意味だった。全員、共通の列に並んで、共通のカウンターに向かわなくてはならない。

(何のための番号??)
(エジプトは妙な見栄でも張っているのだろうか??)

全く訳が分からないが、ともかくTV画面に移されている番号は無意味なのだ。
さらに・・・、中東方面に向かう飛行機が多く、乗客の多くが中東の人々である。

(なんだ、あの巨大な荷物は・・・!!)
(こいつ、なんでスーツケースをいくつも持っているんだ・・・!?)
そんな乗客ばかり!!
必然的に超過料金を取られる。

60kg, 80kg, 100kg・・・
(おいおい、重すぎだろ!!笑)

料金徴収やら何やらで、時間がかかる。
並んでいても、なかなかカウンターが近づかないのだ。おそらくいつもこうなのだろう。もう少し荷物が1つの人の列を作るとか「効率」というものを考えられないのだろうか??

ありがたいことに(というか当然に)、自分のチェックイン手続きはすぐに終わった。
そして、さらにありがたいことに、カイロ国際空港の第1ターミナルでは、WiFiでのインターネット接続が無料である。待ち時間を有効に使える!!

飛行機は時間通りに出発。
夜中なので寝たいのだが、意外と混んでいて後ろの座席にも人がいる。あまりリクライニングもできないし、眠ることはできなかった。

イエメン、サナアの空港に到着する。
まずは、ビザを取得しなくてはならない。イミグレーションの左側にビザ・カウンターと両替所があり、そちらに。

イエメン通貨で支払いをしたほうが安いので、両替をしてからビザを取得する。
ビザ取得には、写真も不要、書類記載も不要。たったの1分ほどで全てが終了する。う〜む、簡単でありがたい。
ガイドブックや、旅行関係の掲示板には、イエメン・ビザは事前に取得したほうが安全との意見が多いようだし、実際にそうだとは思う。でも、イエメンでは、もうしばらくの間、空港で取得できなかったなどという話は聞いたこともないのだが・・・(笑)。

イミグレーションもあっという間に通過し、荷物受け取りエリアに。
既に荷物は出ていて、私の赤いが幾分古びてきたバックパックを持ち上げる。

ただいま、夜3時。
こんな時間に出てどうするというのか!?
タクシーで町に行ったとしても、たった数時間のために宿をとるのももったいない。しかも、宿のレセプションが開いているものかどうか・・・。

周囲を見渡して発見!!
寝ている人がたくさんいるではないか。イスラムのお祈りスペースで、職員が4〜5人寝ている。それを見てすぐに決断した。

さすがにお祈りスペースで眠るのは憚られるので、その脇の床で眠る。荷物などがおいてあって、視線に入りにくいしちょうどいいだろう。バッグを鍵とチェーンで固定し、本を枕にして横になる。

「ここで寝てはいけません。」
「隣でも寝ているじゃないですか?」
「彼らは職員だから問題ない。外で寝なさい。」
「外は真っ暗なので、朝になってから行きます。」
「友人に電話を掛けてあげましょう。電話番号は?」
「イエメンに友人はいません。」
「・・・う〜む。」
「ここで寝させてください。」
「分かった。問題ない。リラックスして寝なさい!!」

なかなか話の分かる(?)親切なイエメン人なのだ。
その後は、朝まで全く邪魔されることなく、心地よい眠りについた。

ガラガラーッ。
近くで荷物を運ぶ音などがしている。

(朝だ!!)
周囲はすっかり明るい。多くの人が既に働きだしている。8時までぐっすり寝てしまった。空港で寝るのは久しぶりだったが、ここはなかなか快適だった(笑)。

トイレに行き、顔を洗う。
到着便がまだなのか、出口には税関職員もいない。

そのまま歩いて空港を出て、歩いているイエメン人に町へ行く方法を聞く。
みんな親切である。昨夜も寝させてくれたし、人も親切だし、なんだか幸先がいいぞ!!

●旧市街散策。(サナア)

町に着いて落ち着き、一眠りしてから旧市街に向かう。

世界遺産でもあり、千年前から変わらない姿の町に、多くの人々が生活しているという。私がイエメンを訪れたのも、旧市街の町並みが見たかったからだ。

赤茶けたレンガを主体とし、各階の境目や窓の周辺には白い漆喰で模様が描かれている。
ステンドガラスで飾られた窓も多く、見ているだけで楽しい。全ての家が同じような装飾で統一感もある。
世界最古の摩天楼都市というように表現されることもあるらしいが、確かに何百年も前から5階建てや、8階建てなどに住んでいたかと思うと凄い。その頃の日本にはそんな高い建物があっただろうか。しかも、庶民が住んでいたのだ。

布屋さんの前で日本人3人に出会う。
彼らも旧市街散策中で、今から旧市街の町並みを一望にできるホテルの屋上に行くのだという。ちょうどいい。私も連れて行ってもらうことにする。

ケイくん
アラタさん
シュウくん
3人も、サナアで出会ったらしい。ケイくんとアラタさんは、私と同じホテルに泊まっていた。「歩き方」に載っている宿に泊まっているので、日本人バックパッカーの多くが泊まっているのだ。

ガイドブックには載っていない高級なホテル(Burj Al-Salam Hotel)。
サンダルなので敷居も高く感じるが、エレベーターで屋上に。エレベーターがあることすらも、旧市街では珍しいことらしい。

(おおっ、確かに眺めがいい!!)
眺め、写真を撮り、飲み物を注文する。さすがに高級ホテル(実際にはレベルの高い中級ホテルかも)の、眺めの良い屋上テラスである。飲み物の値段も高かった。それでも、ここは訪れる価値がある。
他にもいくつかのホテルの屋上などから景色が見られるらしいが、あちこち見た結果「ここが1番」というのも頷ける。景色だけでなく、雰囲気も良いしイエメンは調子がいいぞ!!(笑)

ところで、素敵な旧市街なのだけれど、個人的には少しガッカリしていた。
実は旧市街ということで、土作りの町並みを想像していたのだ。モロッコや、中東諸国、果ては中国のウイグル自治区のような。
土作りで高層(?)住宅は、物理的に無理な気もするから、当たり前といえば当たり前。来る前から想像ができても良かったはずだが(笑)。

屋上では、ヨルダンから仕事に来ているホテルマンに出会った。
ホテルの休みに遊びに来ていたらしい。ヨルダン人とは「お酒が欲しいね」ということで意気投合した。イスラム圏と言っても、ヨルダンは比較的お酒についても寛容な国で、どこでも買うことができる。しかし、イエメンではよほど高いお金を出さないと手に入らないのだ。闇でも手に入るらしいが、それでも高いようだし。

●ソコトラ島ツアー予約。(サナア)

「ソコトラ島に行きませんか?良いらしいんだけど。」
「良い場所なら行こうかな・・・。」
「決めるの早ぁ〜!!(笑)」
一緒に旧市街の景色を見に行った3人は、会った時にソコトラ島行きを話していたらしい。飛行機に乗らないと行けないとのことだが、サナア以外にもどこか1箇所くらいは地方に行ってみたいので、ピッタリの場所のように思えた。1人でどこかの町に行くよりも、何人かで行ったほうが楽しいだろうという思いもある。

「歩き方」には、ソコトラ島は載っていないのだが、「旅行人」には載っているらしい。西洋人も多く訪れている島のようだ。

アラタさんが率先して動き、アミンさんという人とツアーで行く値段の交渉をして来る。シュウくんも飛行機の値段を聞きに行く。
なんとなく、私は何もしないうちに事が運んでいく。ありがたい(笑)。

その結果、ツアーで行った方が割安ということで、ツアーに参加することに。
ソコトラ島では交通機関が少ないらしく、自分たちで行っても車の手配などをしなくてはならないらしい。そうなると、面倒だし、飛行機代を除いたツアー代金は4泊5日で80ドル(1人)。食事は含まれていないが、そう高くはない。妥当な値段ということで、少なくとも3人が行くことになった。

3人とは、率先して動いていたアラタさん、それにシュウくんに私である。ケイくんは、間に合えば行くと言うことだったが、まずはイエメンの東部地方に行ってみたいらしい。

翌日にアミンさんの場所に予約に行く。
今度はさすがに私も(笑)。
シュウくんと連れ立って行き、細かい確認と値段の再確認。前日にアミンさんと交渉したアラタさんは、お姉さんとその友人がイエメンに来たということでガイドさんになっていて忙しいようだ。
エジプトでは、私も友人や彼女が来てくれたこともあり、あれこれと動いた。でもまぁ、身内だとちょっと感覚も違うのかな? 私なら身内だと、少しやりづらい感じがしそうだが(笑)。

予約は前金200ドルを払うことで行った。
飛行機代が160ドルするので、実質的な50%払いと言ったところだ。飛行機のチケットはアミンさんに任せ、翌日にチケットを受け取りに行くことになる。翌日に、と約束してアミンさん宅を去った。


翌日にアミンさん宅を訪れてみると、往路は予約が取れたが復路はまだだという。
う〜ん、大丈夫だろうか。
「大丈夫だ。友人にお願いするので何とかなる。また明日に来てくれ。」
まぁ、チケットがなければソコトラ島に行かないだけのことだ。深いことは気にせずに明日の観光に気持ちを切り替えた。

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ミニコラム

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●ネット環境の悪さ。(サナア)

イエメンのネット環境は悪い。
回線速度が本当に遅い。値段が安いので仕方がないかもしれないが、私はもっとお金を払っても良いので速いほうが良い。ちなみに、利用料は1時間で60〜120YR(40〜75円)である。

ネット屋さんはたくさんあり、どこも回線速度は似たりよったりとのこと。
つまり国のインフラ整備が進んでいないということだろうか。

メールをするのにも時間がかかったり、ファイルの転送やSKYPEをしようものなら本当に質が悪い。イエメン人はこれしか知らないだろうから良いが、外国人にとってはイライラすること間違いなしなのだった・・・。

●ロックパレスを見に。

サナア近郊にロックパレスという観光名所がある。
サナアから程近く、1時間ほどで行けるというので軽く観光するには最適な場所だ。シュウくんと一緒に向かう。

ダッバーブと呼ばれる市内乗合バスで、バス乗場まで。
ダッバーブの多くは、スズキやダイハツの軽ワンボックス車が利用されている。
運転席、助手席、それに後部には6人が乗り込む。すぐにバス乗場まで着いて、ロックパレス方面行のバスも、待つまでもなく出発した。

(なんで、こんなに停まるの・・・。はぁ〜。)
数百mに1回は停まって、乗客が乗降する。バス停など決まっていないので、思い思いの場所で降り、そして乗ってくる。非効率極まりない。
(いったいいつ着くのかなぁ〜?)
そんな不安もよそに、バスはそれなりに進み、それなりの時間で到着する。

ロックパレスは、バスを降りた場所からさらに先にある。
歩いていくのは遠いので、町外れでヒッチハイクをすることに(タクシーもあるが)。

運が良いのか、イエメン人が優しいのか。
1台目の車が停まってくれたのだ。

英語も通じないし、私たちはアラビア語も話せない。
日本人であることや、ロックパレスに行きたいことは伝えることができたが会話はほとんど成り立たなかった。でも、笑顔でありがとうと言って別れることができたし良かった!!

ロックパレスは、かつてイエメンを支配したイマームの夏の別荘である。
赤茶けた山、丘に囲まれた谷のような場所にある。谷は周辺とは違い緑に覆われている。そして、巨大な岩の上に、建物がたっている。
砂埃ばかりの道を歩いていくと、ひときわ高いところに建つその姿は、とても迫力がある。
普通では考えられないが、文字通り高さ20〜30mほどもある「巨大な岩」の上に大きな建物がそびえているのだ。

周辺の丘の上には見張り台のようなものが、いくつもある。
外敵に備えてということだろう。この巨石の上に建つ別荘も、敵が攻めるには確かに難しいだろう。まさに「岩の上」なのだから(笑)。

ロックパレス、外観はとても良かったが、中はそれほどでもない。
上階から地下まで続く井戸や、最上階からの眺めはとても良かったが、他に見るべきものもなかった。まぁ、ロックパレスまでわざわざやって来て、中に入らない人もいないとは思うが、あまり期待しないほうが良いかも。

帰りもヒッチハイク、1台目で成功。
荷物を満載したトラックだったが、荷台になんとか乗り込もうとする私たちの代わりに、助手席から降りてきたイエメン人が荷台に上ってくれた。う〜ん、ありがたいが申し訳ない。
ともかくも、すぐにバス停に到着。
イエメン人は本当に親切だなぁ・・・。
こういう親切に触れると、旅をしていると実感する。私たちのような節約旅行者は、多かれ少なかれ、現地の人の親切に支えられて旅を続けている。道を聞くにしても、何をするにしても。

感謝することは忘れてはならないなぁ・・・。

●ソコトラ島の話を聞いて・・・。(サナア)

ロックパレスから戻って、アミンさんの場所に行く。

アミンさんの友人と思われる若いイエメン人が出てきて部屋の中に迎えてくれる。
もう2人ともカートを食べており、頬はピンポン玉のように膨らんでいる。カートとは、イエメンで愛好されている覚醒効果の植物だ。もっとも、かなりの量を食べないと効果はないようで、男たちは午後の間、ずっとモグモグと口を動かしている。

「チケットを買ったよ。往路の飛行機は取れた。帰りは歩いて帰ってきてね。」
「・・・。えっ?」
「若いから、歩いて帰ってくるのも大丈夫だ。」
 :
 :
そんなくだらないことを言っているので、はっきり言ってしまった。
「くだらない冗談は嫌いだ。で、復路のチケットは?」
「・・・。冗談は嫌いなのか?」
そう言うと傍らにおいてあったチケットを手渡してくれた。
はっきり言って、こちらはチケットの心配をしていたのである。特に、ソコトラ島の後に飛行機でエチオピアに飛ぶ予定がある私は、時間的な余裕が少ない。ソコトラ島から帰れなくては冗談にもならない。往路のチケットだけ購入されでもしたら、問題なのだ。
もし、ソコトラ島に行かないなら、今後のイエメンの予定も考え直さなくてならないし。

イエメン人に限らず、中東ではかなり「笑えない冗談」を面白がってくる大人が多い。正直、彼らには楽しいのかもしれないが、こちらは全く面白くもなんともない。
他に、彼らの習性としては「驚かして喜ぶ」というのもある。突然に大声を出してみたり、手を叩いてみたり・・・。子供と同じレベルなのだ(それが良いのか悪いのか、分からないが)。

チケットを受け取ったので、後日、宿泊用のテントを取りにくる約束をしてアミンさんの家を出た。

その後は、することもないので旧市街の見晴らしの良いホテルに行く。
この前の場所だ。
ソファのある部屋は、団体客がほぼ占領していたし、うるさいこともあって、1つ下のフロアにある屋外のベランダに出る。ここもテーブルと椅子が並べらており快適そうだ。

夕方になり、涼しくなってきた心地よい風が頬をなでる。
「ここもいいね〜。」
「直接、外が感じられるし。」
オレンジとキャロットの100%ジュースを飲みながら絵葉書を書く。

そこにアメリカ人男性がやって来た。
写真を撮りたいので、前に行って良いかというのだ。もちろんOKに決まっている。その後、サウジアラビアで働いていることや、1日ツアーで近郊を回ったなどの話を聞いた。サウジアラビアという国にはとても興味があるものの、今はビザ取りが難しいのであきらめている。
「いやぁ〜、またこれから牢獄のような場所に戻らないと。」
どうやら彼はサウジアラビアは気に入っていないらしい。確かに私も中東の国には腰を落ち着けたくないものなぁ・・・。

「この後はどこに行くの?」
「ソコトラ島です。」
「ソコトラ島?」
アメリカ人の友人女性が口を挟んできた。
「私、ちょうど、ソコトラ島に行ってきたわ。」
「へ〜、どうでしたか?」
「モンスーンだから、とにかく風が強くて。砂だらけだし、大変。」
「泳げました?」
「南の方は泳げるかもしれないけれど。食べ物も野菜は少ないし、乾季だから緑もほとんどないし。」
「食べ物はサナアで買っていったほうが良いですか?」
私たちのツアーには、食事が含まれていないので、もともと買い物をして行こうとは思っていた。しかし、もしかしたら予定よりも買って行った方が良いのかも。
「サナアで買ったほうが良いわよ。」
(う〜む、いったいどんなところなんだぁ・・・。)
「1週間いる予定だったけれど、私、早めて帰ってきたんだわ。イギリス人のカップルも予定を切り上げていたわよ。」
(う〜む、さらに不安・・・。)

話を聞いているうちに、行こうという気力が少し萎えてきたのが分かる。
もうチケットを取っているのだから行くが、ソコトラ島では何が待ち受けているんだろう!?

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●段々畑のある町。(マナハ)

マナハという町があるらしい。
サナアから西に向かい3,000m級の山を越えると、段々に美しく形作られた畑や樹木林があるというのだ。途中の道のりも旅人を魅了するという・・・。
実際に訪れてみて思ったのは、緑がそれほどはないということ。しかし、荒々しい山々や崖沿いを走る道から、美しい景色が見える。
午後になると霧のようなものが出てくるし、雨までもが降る。それは、今まで訪れた中東諸国ではないもので嬉しい。

砂漠のような風景には見飽きている。
もうずっと、トルコ辺りから緑のない景色ばかり見ているのだから。
段々になった風景を眺め、意外と木々ばかりであることが気になる。彼らは食べ物を栽培しているわけではないのだろうか。いずれにしても、景色を眺め、その全体の雰囲気を感じながら車は快調に進む。

私たちの乗った車は、普段の乗合タクシーよりはずっと快適なものだった。
バスは1日2便しかなく、それも早朝と午後だけだ。午後では遅いし、朝の6時に出かけるのも早すぎる。そんなわけで、乗合タクシーのみが選択肢になってしまうのだが、一般に多くのイエメン人も利用しているのだから、そういうものなのだろう。

乗合タクシーは人数が集まったら出発する。私たちの行った時には前に男性が1人待っているだけだった。もっとたくさん人が集まるのを待たなくてはならない。そう思い腰を落ち着けていたのだが、突然に一緒に待っていたイエメン人男性が出発の仕種をした。
その時は分からなかったのだが、彼が不足分である残りの金額を払うので、早く乗合タクシーを出発させると決断したらしい。

イエメン人男性は、乗合タクシーを自分の家に向かわせ、買ったばかりの新品の大型TVや荷物を後部座席に積み始めた。そう、彼は多くの品物を運ぶ用事があったので、あまり待っていてもいられなかったのだろう。
そんなわけで、普通は3人が横に座るにもかかわらず、私とシュウくんの2人だけというラクチン空間が得られたのだ。そのために彼は500YR払ってくれたようなものだ。

500YRというのは・・・、乗客8人が乗って合計4000YR(約2500円)が相場のようだが、最後部座席3人席にたくさんの荷物(1500YR)を。そして私たち(1000YR)の座る3人席の残りの1人分(500YR)。そして前列の運転手を除いた2人分(1000YR)を自分1人で。
結局彼は1人で、合計3000YRもの金額を支払ったのだ。日本円にすると、1900円ほどの金額だが、おそらくイエメン人にとっては小さな金額ではないだろう。もっとも、TVなどにお金を使っているだろうから、その金額に比べたらたいしたことはないという気持ちが働いたのだろうか。

マナハまで、あちこち寄りながら進む。
果物などをたくさん買い込んでいる。お土産だろうか。早く進んでほしいとは思うものの、彼が乗合タクシー出発させなければ、さらに待っていた可能性が高いし、それも仕方のないことだ。

マナハは想像よりも糞などが多く、きれいとは言えない街だった。
観光客の姿も見えないが、もともとイエメンには観光客が多くはないので、そんなものだろうか。
乗合タクシーを降り、街を歩きながらハジャラという村に向かう。村が見たいというわけでもないのだが、景色が美しく見られる場所には行きたかった。マナハは山の斜面にへばりつくような村だが、ハジャラは山の頂上にあるような村だ。
高さはそうは変わらない。ガイドブックによると、山を登らなくてはならないということだったが、きれいな舗装道路ができており、ただのお散歩と同じ。

途中で見えるマナハの村や、段々になっている風景はそこそこ美しい。
ただ、ガスが出ていて景色がボンヤリとしか見えないのが、印象を薄めてしまっているのかもしれない。まるで汚れてしまったガラス越しにみているような、そんな感じの視界なのだ。

そして、もっと緑が多ければ、バリ島内陸部や中国-ネパール国境間のような風景を連想させるだろう。緑に安心する私にとっては、それらの風景のほうがずっと美しいものだった。
「あそこに見えているのがハジャラかな?」
「それっぽいね・・・。」
「近づくよりも、ここからの風景のほうがきれいかも。」
「そうだね〜。でもまぁ、きれいな景色が見たいし、山の向こう側を見に行こうか。」
2人ともハジャラ村にはあまり興味がないのだ(笑)。
そんな風にハジャラ村を右手に見ながらさらに進もうとする。
すると視界は開け、ガスによって遮られていたものが、よりクリアに見える。これは山の向こう側とこちら側の違いなのだろうか。

2人で貯水池の脇に腰を下ろし、山の下から吹き上けてくる涼しい風に身をゆだねた。ここまでくる途中、風も少なく、日陰もなかったから汗をかいていた。その幾分濡れた肌に吹き付ける風が、過ごしやすく心地よく感じさせてくれた。

時間を持て余したイエメン人も寄ってくる。
段々になった樹木林を手入れしている男たちがいる。
「あれはカートだよ。」
近くに来た男が教えてくれた。
そう、目の前に広がる木々は全てがカートだったのだ。カートとは、イエメンで愛好されている覚醒効果の植物だが、まさかこうやって山で大量に栽培されていたとは。食料よりもカートを栽培しているのは、農家にとって儲けが多いためか。それとも、山岳地帯での栽培が容易なためか・・・。

右前方に見える建物から子供が出てくる。
何か叫んでいるが意味は分からない。すると、隣にいたイエメン人が叫ぶ。
さらに遠く、左のほうにいる男・・・姿は見えないが、その男の声が返ってくる。

そんな風に電話などは使わずに、大声でのコミュニケーションが行われている。
日本とは全く違った時間が流れ、全てがのんびりと継続する。それを見ていて、とても落ち着いた気持ちになる。自然の中、どちらかというと荒涼とした山々の中でも、人々はのんびりと暮らしているのだ。

身振り手振りで、近くに座るイエメン人男性とコミュニケーションをとる。
満足し、涼しくなった頃帰りの準備をする。立ち上がってサンダルを履くだけだが、ここでのんびりしたのは良い時間だった。

帰りの途中にいろんな人と出会う。
カートを分けてくれる人も多い。皆が、自分の持つカートを分けてくれようとする。
口に頬張り、モグモグすると彼らは笑顔になる。
教師と話をしていたのだが、もうすぐ、7月からお休みになるという。生徒にはカートは食べさせないと言っていたが、中には子供でも頬を膨らませている者もいる。
女性はカートを食べないと思っていたが、屋内などで少し嗜むこともあるという。学校がお休みになると、奥さんの実家があるサナアに行かないとならないと言った。サナアは物価が高く、車が多く、あまり好きではないという。やはり田舎に住む人は、どこの国でも同じように言う。私は自然に囲まれた暮らしをしたことはないが、きっと日本でも同じように感じる人が多いのだろう。

イエメン人に手招きされ、カートを少し分けてもらう。
そしてモグモグする。次第に頬に入ったカートの葉が大きくなっていくが、それを見てイエメン人がニコニコする。仲間意識というか、カートを食べる者に、ちょっとした仲間意識があるのかもしれない。

帰りの乗合タクシーは、随分と待ってから出発した。
運転手も乗客も、全員が頬を大きく膨らませ、カートを数分おきに口に運んでいる。そんな風景が、毎日毎日続く。
この村の人たちだけに限らないが、特にこの村では、家の目の前にいくらでもカートの木々が、緑の葉を茂らせている。これでは、カートを食べないというのも難しいことなのかもしれない。

運転手は飛ばしに飛ばし、途中で事故を横目で見ながらも無事にサナアに戻ってきた。
今日は疲れたが、村の姿を見られて良かった。

あとは、ソコトラに行けばイエメンを満足できそう。
ソコトラ島に期待だ!!

●公共交通機関の印象。(サナア)

イエメンの公共機関は、全体に言って安い。

市内の交通は、ダッバーブと呼ばれる軽のワンボックスカーが担っている。オンボロの車体をウンウンと唸らせながら、狭い道を周りの車と争うように運転する。出発は満席になってから。だから、待つことも多いかと思いきや、運賃が安いため乗客も多く、どんどんと出発する。待ち時間が少ないというだけでもありがたい。

少し遠い距離になると、中型のバスが登場する。それらも、結局は乗合方式なので席がいっぱいにならないと出発しない。途中で乗降する乗客も多く、彼らの乗り降りにとても時間がかかるのが特徴だろうか。

そして、同じような距離でも乗合タクシーが幅を利かせている方面もある。山越えルートなどがそれかもしれない。どちらもシステムは同じだが、乗合タクシーの方が乗客数は少ないし、料金は高い。でも、その分だけ速い。

他に一般のタクシーも走っているし、乗合タクシーを貸切にすることもできる。要は全員分の料金を払うというだけのことだが、いろいろな使い方がされている。

他に長距離を走るバスがある。
多少古いが、一般に言うバスそのもので、遠くの大きな街同士を結んでいる。
まだ乗ったことはないが、快適であってほしい。

全般にイエメンの交通に対する不満は少ない。
料金が安いし、外国人料金を取ろうとしないイエメン人に好印象というのもある。中東各国より特に優れているというわけでもないが、外国人にも乗りやすいのは、そのイエメン人のホスピタリティーによるところが大きいだろう。

うん。イエメン、なかなかいいぞ!!(笑)

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●パソコン不調。(サナア)

イエメンに来た頃からパソコンの調子が悪い。

ハードディスクが回転する時に、調子の悪い音を発したりする。中東に入って、砂っぽい場所でパソコンをしていたからだろうか。かつて、こんな経験はないので分からないが、海の近くや砂を含んだ風のある場所では、もう少し注意したほうが良かっただろうか。

そして異音を発する時、当たり前のように処理速度が遅くなる。
もしかしたら、ハードディスクではなくモーターがおかしいのかとも思う。少し遅いくらいな問題は少ないが、気になるのはハードディスクが故障してしまうことだ。データが全て飛んでしまっては困る。そして、パソコンが壊れたら、また日本に帰らなくてはならないかと思うと気が重い。

※禁煙だけでなく、禁カートも兼ねているイエメンならではの張り紙(シール)。

そんな時に起こった。
映画を見ていたら、突然に画面が固まったのだ。
しばらく待ったものの全く動かない。

どうするか!?
また、さらに待った後に、電源を切ることにした。バッテリーを外して・・・。
するとどうだろう。

起動しない!!
(ええぇ〜、またかよぉ〜。)

この Panasonic Let's note W5 にしてから、こういう Windows の異常がやたらと多い。ハードウェアとの相性が悪いのではないかとか思ってしまう。
以前に使っていたパソコンでは、3年間で故障や異常は全くなかったし、それ以前でも高校生から10年以上ずっとパソコンを使っており、おかしくなった経験はゼロだ。まぁ、パソコンは壊れるものだと分かる。でも、このパソコンはおかしくなりすぎのような気がする。

セーフモードでも起動しないし、もう面倒くさい。
データに関しては、ほぼ全て外付けハードディスクにも保存してある。再インストールするのと、各種ソフトの update は面倒だが、要はそれだけだ。日記も消えてしまったが、まぁ、書き直せないこともない。

あれこれ試したものの駄目だったので、再インストールすることにする。
2.5インチのハードディスクが売っていれば、交換してみたいところだが、イエメンでは見当たらない。どこかにはあるのだろうが。

再インストール後に、ネットカフェに行って、ウイルスソフトなどの update をした。全部で4〜5時間ほどかかった。まぁ、この回線状況では仕方がないか・・・。

その後、ウイルスソフトを起動していたら、再びハードディスクから異音がして、画面が固まってしまった。はぁ〜、恐ろしい。その時は大丈夫だったものの、これから先はどうだろう。
日本に用事もあるし、ついでに帰ってしまおうか・・・。そういえば、トルコのイスタンブールでも、一時帰国するかパソコンのことで悩んでいたんだっけ。呪われているなぁ〜。

●考えたよりずっと遠い道のり。(サナア-アデン)

「アデンまで5時間ですよね〜?」
「えっ?ホデイダまででもそれくらい時間かかりますよ。」
アラタさんがそう言って、アデンまでの距離を確認している。

(あれっ、5時間じゃなかったかなぁ・・・。)
ガイドブックを取り出して見てみる。
(9時間って書いてある!!)
「9時間でしたぁ〜。」

5時間で着くと思い、軽い気持ちでバスに乗り込んでいた。
午後1時発のバスに乗れば、晩御飯を食べる時間、6〜7時頃には到着するだろうと。

サナアからアデンに向かうバスは、たくさん出ている。
午後だけでも、1時、2時・・・4〜5本はある。イエメティコというバス会社のバスは、他社よりもずっと質が良いと聞いて、私とシュウくんは、前日にチケットを買いに行った。当日の直前に買いに行って、イエメティコのバスに乗れないと待つために無駄な時間を過ごさないとならないからだ。

アデンへの出発当日、アラタさんはお姉さんを空港に見送りに行き、その後に宿に戻ってきた。これから、パッキングをしてチケットを買いに行くという。
「私、ネット屋さんに行くので、先に出ますね。チケット買う場所分かりづらいけど、大丈夫ですか?」
「ええ〜、大丈夫かなぁ!?」
(まじめに大丈夫なんだろうか!?笑)
「ちょっと待っててください!」

そんな感じでチケットを買いに行く。
「1時のバスは満席です。」
「ええ〜!!では、次のバスに。」
「分かりました。」
脇から男の人がやってきて言っている。
「バスはすぐ出るので、もう乗場に行った方が良い。」
(買えたバスのチケットは2時だよなぁ・・・。)
よく分からないが、なぜか1時発のバス・チケットが買えていたようだ。
しかし、英語も良く通じないし、本当に1時のバスなのか2時のバスなのか良く分からない。

私とシュウくんのバスは1時発なので、ともかく急いでバス乗場に向かう。
シュウくんと、ケイくんが待っていた。
シュウくんは一緒にアデンに向かう。ケイくんは見送りに来てくれていたのだ

バスを待ちながら、凍っている水を買い、冷えたジュースを飲む。イエメンに来てから・・・、いや、ここ最近ずっと、冷えている水を捜し求めて購入していたけれど、凍っている水などは初めてだ。感動的に冷たい!!

バスに乗り込むと、意外なことにミネラルウォーターを配り始めた!!

冷えた水を買ったのは良かったけれど、水を配ってくれるなら買わなくても良かった!!
私とシュウくんは隣の席だが、私たちの席だけ座席の前後間が広いようだ。イエメンのバスに限らず、長距離バスには出口が2つある。1つは前方のもの、2つ目はバスの車体の真ん中より少し後方に付いているもの。
私たちはちょうど後方の出口の前の席だったので、場所に余裕があったのだろう。そんなわけで、後ろに人もいないしリクライニングも自由、さらに足元の幅も広い。
(快適だぁ〜!!)
マナハに行く時も運が良かったし、イエメンに来てからの交通機関は随分とついている。

バスは時刻通りに出発し、クネクネとした道を進む。
道はところどころ悪く、行きよいよく進んでいたかと思うと急にゆっくりになったりもする。山を越えて行き、穀倉地帯のような畑ばかりの土地を通る。イエメンにもさすがに食物を供給する地帯があるのだ。
道はまっすぐになり休憩をする。休憩所では、たくさんのカートが売られている。ダンボールハウスのような小さな掘っ立て小屋で、座って食べながら売っているのだ。バスの乗客も、待ってましたとばかりに購入している。

もちろんバスの中はカートを食べる人たちばかり。
周囲に座るイエメン人が、カートを回してくれる。正直、そんなに食べたいわけでもないのだが、頂いたものを捨てるわけにもいかない。モグモグと食べ続けることになってしまう。味は苦いというか、おいしいものではないし、それをずっと口の中に入れておくのは気分良くない。頑張ってたくさん食べれば気持ちが良くなるとは言っても・・・、どうも面倒くさい。

バスは真っ暗な道を進み、9時間はかからずに町に到着した。
バス・ターミナルから、クレーターという安宿がある町までは、ダッバーブと呼ばれる乗合タクシーで行く。しつこいタクシーの客引きを振り払いながら、バスで知り合ったイエメン人が連れて行ってくれる。こういう時、イエメン人は本当に親切だ。ありがたい・・・。

クレーターについて、予定したホテルは少し遠いが歩いていく。
アデンは、本当に暑い。サナアよりずっと暑い。
(きついなぁ〜。ソコトラ島もこんなに暑かったら眠れるかなぁ〜!?)

宿は快適でエアコンもファンも、TVも冷蔵庫も付いている。
(この宿はよく眠れそうだなぁ〜!!)

●アデンのビーチに。

ゴールド・モア・ベイというビーチがあるらしい。
暑いし、ここは行くべきだろう。

エアコンが効いた部屋で昼前までうたた寝し、おなかも減った頃に出発する。
途中で中華料理を食べ、そのままビーチに遊びに行く作戦だ。

ダッバーブ(乗合バス)に乗り込み、マッラという中華料理屋さんのある地区を目指す。そして、無事に中華料理屋さんを探し当てたのだが、残念なことに夜しか営業していないとのこと。

そして、アイスクリーム屋「31」があり、ご飯の代わりに(?)まっすぐ向かってしまう。そして、アイスクリームを頬張る。アデンはとても暑く、外気温は確実に体温を越えている。そんな中で食べるアイスクリームはとてもおいしい!!

再びダッバーブに乗り、そして乗合タクシーに乗り換えてゴールド・モア・ベイに到着した。どこのビーチが良いか分からないので、とりあえずシェラトン・ホテルに行ってしまう。
バーの従業員はアジア人風でとても親しみやすい。
髪は黒いし、背は低いし、肌の色もいかにもアジア人だ。
「ビールはありますか?」
「もちろんありますよ?いくつですか?」
「1杯、いくらですか?」
「グラスではなく、缶になります。1,500YRです。」
(う〜ん、高いなぁ〜。)
一緒にいるシュウくんや、アラタさんは他の飲み物も高いだろうとひいている。
「1本お願いします。」
高いけれど、ここは飲んでしまうことにする。滅多にビールが飲める場所がないので、たまの贅沢だ!!
「その、ペットボトルのジュースはいくらですか?」
「200YRです。」
「ねぇ、ジュースはサナアの高い場所と同じくらいだよ。」
アラタさんは、その値段ならとジュースを飲むことにしたようだ。

ビールを堪能し、プールを覗き、でも、暑いので(笑?)そのまま宿に帰ることにしてしまう。ホテルの概観は新しくなかったが、内装はきれいに整えられており、雰囲気も良かった。エアコンの効きはイマイチだったけれど。

入口には金属探知機などが備えられており、銃とナイフ(イエメン伝統のジャンビーヤ)は持ち込み禁止らしい。その方がいいよなと納得。
私たちが帰る時に、ホテルに入ろうとした自走砲を載せた様な軍隊の車がガードマンに怒られて(?)いた。なんだか面白い図だった。

●中華料理を求めて。(アデン)

ソコトラ島に行く前に、食料の買出しに行く。
ソコトラ島は食べ物が高いということで、スーパーで食べ物を調達していくことにしたのだ。アデンには巨大スーパーがある。これだけ大きいスーパーは久しぶりに見た。カイロにもカルフールがあって、大きいらしいが遠いので私は行かなかった。

サナアにも巨大なスーパーがあるらしい。
そう考えると、イエメンはスーパーに関してはなかなか便利かもしれない。旅行者が簡単に歩いていける場所にスーパーがないと、「スーパーぷらぷら」のためにもありがたくないのだ(笑)。

缶詰、野菜、パン、お菓子・・・まるで、こういう買い物をするとなんだか楽しくなる。そんなわけで、たくさん買い物をしてしまった。

ダッバーブで中華料理屋さんに行く。
ちゃんと開いていました!!
扉を開けると、中には数組のお客さんもいる。西洋人が1組と、インド人が1組、イエメン人が1組、そして私たち日本人が1組で、とてもインターナショナルな感じだった。ちなみに、オーナーは中国人というか・・・中国語の苦手な中国人だった。

食べたのは魚料理と、牛肉料理、そして炒飯2つ。魚が大きかったので、十分にお腹がいっぱいになった。そこそこおいしかったし、そんなに高くもなかったので、お勧めかもしれない。
ビールは、750YR(約400円)とイエメンにしては安い。
1500YRだったシェラトンの半額だったので、つい2缶飲んでしまった。1日でビール代で3000YR(約1850円)。高いような・・・安いような!? いや、やはり普通に考えるとちょっと高い!!

●アデンの町は普通の中東の町。

アデンの町は普通の町で、旧市街もないし町歩きが楽しくない。
旧市街は社会主義政権時代に、全て壊されてしまったらしい。

スーパーや映画館、いろいろなものが揃っていて、それなりに都会だと思うのだけれど、これだとエジプトの首都カイロの方が楽しいな、ってなってしまう。
特徴のない町の場合は、快適さが重要。その意味では、最近訪れた都会の中ではカイロは良かった。もちろんトルコのイスタンブールの方が快適だったけれど。

ちなみに、ホテルもレストランも、どうも感じが悪い。私たちの運が悪かっただけかもしれないけれど、サービスは遅いし、金額の計算もいい加減(イエメン全般かも)だし・・・。

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