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久々の長距離バス!!(アテネ-イスタンブール)

アテネの国際バスターミナルは、駅の裏側というかちょっと場所が分かりづらい。
昨日の夕方にバスのチケットを買いに来たのだが、ちょっと探さなくてはならなかった。チケットは68ユーロで、電車に比べて少し安い程度。でも、乗換えがないのでバスで行くことに決めた。
飛行機でも早めにチケットを取っておけば、少し高いくらいで買えるようだが。

地下鉄で、時間に余裕を持って1時間強早く行った。
日本人の女性が1人バスを待っていて、お互いにイスタンブールに行くということでちょっと話をした。

バスの出発時間が近くなったのに、意外と人が集まってこない。
(もしかして出発が遅れるのかな・・・?)
そんな風に思ったものの、バスは出発予定時間のちょっと前にちゃんとやってくる。窓口でチェックインを済まし、荷物をバスの荷物入れに積み込む。
(んんっ?どこに座ったらいいのかな?)
チケットには座席番号が書いてあるにもかかわらず、座席には番号が付いていない。チケットに書かれている座席番号はA9なので、前から9番目の1番左の席に座る。ほとんど座席はガラガラ。
(これから人が来るのかな?)
まだ7〜8人しか乗っていないので、このままバスが出発した場合には、バス会社が利益を出せるのかとても疑問・・・。今はシーズンオフなので、乗客が少ないのだろうか。

定刻ぴったりにバスは出発。
自分の座席に荷物を置き、チェーンロックしてから1番後ろの席に移動する。
最後尾の席は、座席が5つあるので横になって寝ることができる。深夜バスに乗る場合には、この座席が1番の特等席なのだ。他に、通路の左右とも使用して、足を伸ばして寝る方法もあるけれど、その場合には、自分より後ろの人がトイレに行く際に起こされてしまったりもする。

バスはどんどん進む。
夜中の食事休憩で、運転手が食事の為に鍵をかけるということで、バスから追い出された。それ以外はとても快適に寝ることができた。なぜか到着の少し前に食事休憩。これって、バス会社がお客をレストランに連れて来ている感じ。
トルコリラを持っていなかったので、銀行のATMを探してお金を下ろす。スーパーで物価を確認し、久しぶりのアジア価格に安心する。

東のイランから来たときには、余りのトルコの物価の高さに驚いた。しかし、今回はヨーロッパからなので、物価の安さに安心してしまう。その差、ユーロ圏の物価の高さに自分の感覚が大きく変えられてしまっていたのだと実感する。
しばらくトルコに滞在すると、トルコの物価も高いと感じるようになるのだろう。そして、さらに中東を南下していくと、トルコの物価が高かったと感じるようになるのだろう。旅中には、そうやってころころと自分の物価感覚が変わっていくのは、とても面白い。

●シリアビザ取得。(イスタンブール)

久しぶりのイスタンブール。
特に見たい場所があるわけでもないし、シリアビザの取得という大きな目的がある。
シリアビザを取得するためには、日本領事館(大使館)のレターが必要になる。
レターというのは、単に大使館が「この人は日本人ですよ」と証明するような簡単な紙切れのこと。そんな紙が必要だということは、偽造パスポートでの入国を防止するためだろうか。

日本領事館は、スルタアンフメットという旅行者が集まるエリアからはかなり遠い。
バスに乗りタクシム広場に、混んでいるときは時間も掛かるし、地下鉄やトラムなどで行けたらありがたいのに・・・。タクシム広場からは地下鉄で領事館前の駅まで行く。まぁ旅行者のための領事館というわけでもないので、遠いのはやむをえない。
入口には空港と同じようなX線の機械がおいてあり、その後に金属探知機もある。更にその次にあるゲートを通るには、受付でパスポートを提出し入館証を持っていないとならない。

テロを警戒しているのだろう。警備はそれだけではない。
エレベータに乗って、10階の日本領事館のフロアに降りると、ガードマンがいる。再びX線装置に荷物を通し、カメラなどを預けることで入室が許される。室内にも受付のガードマンがおり、入管証を日本領事館のカードと交換する。

日本領事館にはノートが置かれており、情報の書き込みや日本領事館に対する意見・感想なども記載されている。
領事館の窓口の方の対応は、常に親切でテキパキしている。しかし、いろいろなことも、いろいろな感覚もあるのだろう。とても怒っているのか、批判するような書き込みも散見される。もっともそれらの書き込みには、具体的なことはまったく書かれていないので、何のことやら分からないのだが。

旅行中には、いくつもの大使館や領事館を訪れているのだけれど、イスタンブールの領事館はとても対応が良いというのが私の印象。

レターのを受け取るまでには半日が必要。
イスタンブールでは、午前中に申請すれば午後に受領、午後に申請すれば翌日の午前中に受領することができる。
即座に発行してくれる大使館(領事館)もあるし、丸1日かかるところもある。それぞれに事情はあるのだろうが、時間が掛かる作業とも思われず、ルーチンワークとしてもっと発行を早くできないことかとは思う。

シリア領事館はビザを即日で発行する。午前中に申請し、午後に受領できるのだ。
これはビザとしては、発行が早い方だ。もっとも受領時間になっても、しばらく窓口が開かず、ルーズさは感じたのだが・・・。

これでもう、今後の旅行の為の作業は終了。
あとは、宿の管理人さんからお願いされていることを済ませるだけ。
管理人業務の代理をお願いされているのだ。管理人さんがブルガリアに行っている間の数日間だけれど。

管理人業務をすると、1日当たり5ユーロの報酬とベッド代無料という特典がある。でも、待遇には魅力を感じない。むしろ、管理人業務を体験してみたい。そんな感じで引き受けることにしたのだ。

●Tree of Lifeの管理人生活。(イスタンブール)

「ぴろぴろぴろぉ〜っ!!」
深夜や未明だというのに、呼び出しを鳴らす人がいる。
玄関に目立つように貼られた張紙には、朝7時半以降と書いてあるのに気にしない人が多い!?
寝ぼけながら対応。
「ベッドは空いていません。」
「何泊のご予定ですか?」
そんな感じで起こされると、時間によってはもう眠れなくなってしまう・・・。


朝7時に起床する。

目覚まし時計が鳴ると、ねむ〜いのに起きなくてはならない。
何人もが毎晩のように集まって、遅くまで飲んでいる。お酒の好きな私は、ついつい一緒に飲んでしまう。そんなわけで、まだまだ眠たいのに起きなくてはならない。こんな風に「仕事」のために早起きするなど約2年半ぶりだ・・・。

汚れたキッチンのお掃除。
床も汚れているし、ガステーブルも汚れがこびりついている。
そして、何よりも飲んだり食べたりのままの状態。これは宿泊しているお客さん次第なので、状況は常に変わる。日本人は他の多くの国の人と比べると、とてもきれい好きだと思う。けれど、後片付けをしない人も本当に多いと実感する。

ほうきで掃いたり。モップで拭いたり。布巾で拭いたり。
その後には階段のお掃除。
看板の電気も消す。街灯の電気を消す。不思議だけれど、街灯の電気を、宿の管理人が付けたり消したりしなくてはならないのだ。

これだけで、もう1〜2時間はかかる。
そして、部屋の掃除。窓を開けて空気の入れ替えをしたり。

時間に関わらずにチェックイン、チェックアウト業務もある。
そして、シーツや枕カバーの洗濯。
今は3月なので短期の学生旅行者が多く、1日や2日で出て行く人が多い。天気も悪いので、シーツがなかなか乾かずに本当に困る。干すスペースも限られているので、天気が良くなるのを祈るしかない。

1日や2日で出て行くと言えば、宿泊客の顔も名前も覚えられない。
新しくチェックインした人なのか、それとも部外者なのか・・・。申し訳ないけれど、誰が誰だかサッパリだ。

トイレ掃除や、シャワー室の掃除なども面倒くさい。
いくら掃除しても汚れるのだけれど、掃除しなくては不潔で快く利用できないのは、自分も分かっている。嫌々ながらもセッセとお掃除・・・。排水溝にたまったゴミや髪の毛を取ったり。

ゴミ捨てなどもあり、そんな風に1日が過ぎていく。

なんと言っても、基本的には外出できない。ずぅ〜っと室内にいないとならない。
買い物くらいは行けるけれども、「お出かけ」っていう気分にはなれない。長居している人も多くいるので、談話室でダラダラしている。そんな彼らに、少しは対応を任せて出て行くことはできるのだけれど・・・。

そして夜中までお酒を飲み続けるのだ(笑)。

ちなみに、管理人生活の感想としては、ここの管理人業務は「ボランティア」としてでないと、やってられない!!

最後に、管理人を経験して変わったこと。
ゴミや汚れがやたらと気になるようになった!!

※ちなみに、実際にはもっといろんな雑事がある。

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●Tree of Lifeの生活。(イスタンブール)

ここでも毎日の料理が楽しい。

管理人さんであるハセガワさんに、安い肉屋さんや市場を紹介してもらう。
ちなみにハセガワさんは2005年12月より管理人さんをしており、長旅がいつのまにか長期逗留になってしまった方だ。掃除やらなにやら、お客さんの対応までこまめにされていて、ある意味、旅人には有名人かもしれない。

安い肉屋さんは、アクサライより少し西にあり、場所も地下なので誰かに聞かなくては分かりずらい。たくさんの肉屋さんがあり、鶏肉、牛肉、羊肉など種類ごとに小さなお店を構えている。他に魚屋さんもあり、八百屋さんもある。

肉屋さんは、スーパーよりも数段に安い。
シェア飯などで量を買う場合には、とても大きな金額差になる。
食材などの買い物好きの私は、ついついアレコレと買い物をしてしまう。

市場は、木曜日だけ開いている青空市場を教えてもらった。野菜類がスーパーよりも本当に安い。ここでもついつい買い物をしてしまう。
そして何より、外国からの禁制品が売られている。豚肉であるベーコンや、豚肉の加工品が並び、スコッチなども格安で並ぶ。ついつい目移りし、買い物好きにはとても危険な場所だ。

ハセガワさんがブルガリアから戻ってきたら、すぐにイスタンブールを出てカッパドキアに行こうと思っていた。それなのに、こんなに食材を買い込んでしまっていったいどうしよう!?

そうして、料理を楽しむ日々が過ぎていく・・・。

●Tree of Lifeの宿泊客。(イスタンブール)

当たり前ながら、短期のお客さんと長期のお客さんがいる。
今は大学生が春休みの時期なので、短期の大学生もいる時期だ。

Tree of Lifeは、日本人宿として有名だけれど「地球の歩き方」には載っていない。ここの門を叩く多くの学生さんはインターネットなどで、この宿を知るのだろう。長期の旅行者は、口コミや「旅行人」などを見て、訪れてくる。

最近は、閉鎖されたという誤った噂も流れており、それを信じてしまって宿泊するのを断念してしまう者もいる。噂というのは広まるのがとても早いし、時には誤った噂も世界中に広がる。
インターネット、特にmixiでつながっていると、日記に書いただけで世界に広まる。
自分も誤ったことを広めないようにと、常に注意しておく必要があるのだ。知らないことを語るというのは恐ろしいし、故意の嘘情報なら罪は大きい。

この宿に対する印象は、短期のお客さんと長期のお客さんによって大きく異なることがある。
日本から直接に飛行機で飛んできた場合には、ドミトリーという相部屋形式の宿に馴染めない者もいる。トイレやシャワーも日本の感覚から言えば使いづらい。靴底についた泥が、濡れた床について汚く見えるというのもある。そんなわけで、宿の居心地が悪く感じる人は他の宿に移ってしまうことも・・・。
もっとも、日本から来た多くの客が、居心地が悪いと感じるわけではない。
多くの旅人が残した情報ノートを読んで、満足してイスタンブールから旅立っていく人も多い。居心地の良さに、観光を終え余った時間を談話室でのんびりすることに費やす人も多い。旅話を中心にした雑談にハマル人もいる。

長旅の人たちは、たくさん置いてあるガイドブックや情報ノートを読んで情報を集める。そして、久々の漫画を読み、小説を読み、日本語での会話を楽しむ。
そう、お客さんのほとんどは日本人。韓国人も稀に来るけれど、その他の国籍で訪れてくる人はまずいないし、オーナーさんもできれば日本人などを中心に続けていきたいと思っているらしい。

こういう宿は、世界中にたくさんあるけれど、アジアからの横断組、アフリカからの北上組、ヨーロッパ周遊組、こんなにあちこちから人が集まる場所は少ない、もしかしたらない。
バンコクのカオサン通りにもあちこちから人が集まっているけれど、短期旅行者や東南アジアのみの旅行者が多いので、イスタンブールほど各地の旅行者で溢れることはない。
そう考えると、イスタンブールは「世界のへそ」というのは言い得ているだろうし、日本人宿の面白みもそこにある。

今日も多くの人が門を叩き、多くの人が去って行く・・・。

●噂の地下宮殿。(イスタンブール)

Tree of Lifeのすぐ近くに「地下宮殿」がある。

そのことは以前から知っていたのだけれど、なんとなく訪れていなかった。
なぜ行かなかったのか?
行くのが面倒ということでもなかった。考えてみても特に深い理由があるわけではない。
近くの「地下宮殿」は無料である。
少し離れた場所にある「地下宮殿」は有料なのだが、そちらはトランスのパーティが行われたことがあって、その際に訪れたことがある。そこの印象が薄かったので、宿の近くの「地下宮殿」に行かなかったのかもしれない。

さて、今回宿泊しているうちに、何人かが「あそこは行く価値がある」と聞いた。
往路30秒の価値はあるというのだ。
そう、確かにすぐに着くのだから行っておいたほうが良い。ようやくにして「そう思う」なんて間抜けでもあるが、長居しているキトウさんを誘って行ってみることにする。
長居している宿泊客は、余り宿から出ないので「1日、1ディアが目標」ちか言っていることが多い。
ディアというのは、小さめのスーパーのことだ。長居してくると観光にも興味がなくなる。そして、スーパーに食材やお酒を買いに行く以外は、宿の外に出なくなる。談話室の居心地が良いということもある。そして、談話室が建物の4階にあって、出掛けるには階段の上り下りが面倒ということもある。

ディアに買い物に行くついでに「地下宮殿」に向かったのだが、本当にすぐに着いてしまった。
市役所の玄関脇にある入口に入り、少し進むと「地下宮殿」である。
(おおぉ〜!!)
ペルセポリスやアクロポリスのような柱が並ぶ、体育館のような大きな空間が広がっていた。まさか宿のすぐ近くにこんな空間があったとは。もしかして宿の地下が「地下宮殿」かもしれない!?

「地下宮殿」といっても実は宮殿として使われたことがあるわけではない。オスマン帝国などの時代に、貯水地として作られたというのだ。今でもいくらか水が流れ込み、数十cmは水が溜まっている。それらを吸い出しているようだが、床を水が満たしているので不思議な雰囲気がある。
広く、そして天井が高いそのスペース、きれいに形作られた石柱などが置くまできれいに並んでいる。無料で、これほど大きな遺跡というのも嬉しい。もっと早くに来るべきだった。

Treeに泊まったなら「地下宮殿」には是非行ったほうが良い。 ちょっとした時間を利用して、十分それ以上の価値があるモノが見られる。

満足して、そして久しぶりのディア以外の外出で気分も上がって、更にガラタ橋に向かうのだった。



●味噌を探して。(イスタンブール)

味噌が売られているらしい!!
日本情報文化センターという場所があるようなのだ。名前からすると新聞がおいてあったり、雑誌があったりと思えるが、そういう場所でもないらしい。
(いったい、どういう場所なの??)


味噌は恋しい。
値段に納得ができれば是非買いたい!!

売られている場所はタクシム広場。
新市街のバスや地下鉄の発着地点でもあり、多くの人が集まる場所だ。

長居組の1人であるキトウさんと散歩がてらに歩いていく。ぷらぷら歩いていくと随分じかがかかる。本屋さんで地図を探したり、お店を覗いたり。

タクシム広場に近づいて、目印に考えていたスターバックスを越えたら左折する。

(あれあれ?)
確かに「カフェ文化」はある。回り込むと日本語の教室の看板もある。
でも、食材を売っているような商店はないし、日本情報文化センターという雰囲気もない。周辺を一回りして、どうにも見当がつかないので、カフェ文化に入って、聞いてみることにする。

ガラガラァーッ。
扉を開けて、すぐに気づいた。
このお店の入口で、ちょっとした食材を売っているのだ。売っているというよりは、カフェの食材を分けてもらう感じ。
味噌、酢、のり、乾燥しいたけ、わかめ、日本酒、しょうゆ・・・、決して品揃えは豊富ではないけれど、ツボはおさえているのがありがたい。

味噌は1kgで15リラ(約1,350円)なり。
安くはないけれど、もっと高い金額も覚悟していたので買うことにする。
そうしてすきっ腹に影響されて、急ぎ足で宿に戻るのだった。

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●サバ味噌。(イスタンブール)

味噌は本当においしいと思う。

醤油も日本の心だけれど(?)、世界中で売られているし、中国醤油には日本の醤油と変わらない味のものも多いので困ることは少ない。
でも、味噌はなかなか売られていない。タイや中国、韓国などには似ているものもある。けれど、東アジアを離れてしまえば、似た味すらも探すのは難しくなる。

その辺で売っているチキン味のラーメンに味噌を入れて、味噌ラーメン風で食べたりするのもおいしい。味噌汁はもちろんおいしい。味噌おむすびですらおいしい。
そんなわけで、魚市場でサバを買ってきて、サバ味噌を作ることになった。トルコは魚がたくさん売られていて、ありがたいことにサバは安い。

イスタンブールの名物でもある「サバサンド」もとても安い。
観光地であるガラタ橋では、3リラ(約270円)するけれど、街中であれば1.5リラ(約135円)で食べられてしまうのだ。
エッキメッキという柔らかくておいしいフランスパンにサバの半身とサラダをはさんで食べるのは、本当においしい。

魚市場はガラタ橋の新市街側にある。
サバだけでなく、マグロ、サーモン、カツオ・・・いやぁ素晴らしい!!(笑)

サバを丸ごと数匹買ってきて、ぶつ切りにして味噌と砂糖のスープで煮込む。
サバが煮えたらサバを取り出して、煮汁に砂糖と味噌などを追加して更に煮込む。
それだけで、簡単に満足して食べられるものができるのだから嬉しい。・・・日本でだとどうだか分からないけれど(笑)。

その翌日は、カツオのタタキを食べた。
そしてマグロの刺身も。トロは余り好きじゃないけれど、トロも随分取れた。魚を丸ごと買ってきて食べるなど、大人数で食べるシェア飯だからこそできる料理だ。

●シーシャ(水タバコ)を吸う。(イスタンブール)

久しぶりに水タバコを吸う。

「日本人宿 Tree of Life は潰れた」という誤った噂が流れながらも、連日満室が続いている。
そんな中、することのない連中(恥ずかしながら私も含む)で水タバコを吸うことにした。宿には水パイプは置かれており、フレイバーさえ買ってくれば吸うことができる。そんなわけで、管理人のハセガワさんにお願いして買ってきてもらうことになった。

4リラ(約360円)の1箱でかなり吸えるので、そう高くはない。
談話室に人が少なくなったタイミングで、炭に火をつけ、吸い始める。久しぶりに使ったためか吸い口に、ゴミが詰まっていたけれど、すぐに快適に吸えるようになる。
久々の香り。シーシャは味というより香りを楽しむものなのだろうと思う。本当の楽しみは分からないけれど、私は雰囲気と香りを楽しむ。

Tree of Life の談話室が煙だらけになるのだった。

●ついにアヤソフィア!!出発準備。(イスタンブール)

最初にアジアからトルコに来て、アジアの終着点でもあるイスタンブールに着いたときは、物価の高さに驚いた。
ヨーロッパからヨーロッパの終わりであるイスタンブールに着いたときは、物価の安さに喜んだ。

そんな物価感覚の差から、以前に行かなかったアヤソフィアに行くことにした。
アヤソフィアは、博物館である。ギリシャ正教の総本山から、イスラム寺院に転用されるなど不思議な運命を辿っている。

コーランの書かれたモスクの中に、キリストや聖人のモザイク画がある印象を受けた。こんな場所は他にはないだろう。偶像崇拝を禁じるイスラム教、その最もルールが厳格に守られるべきモスクの中に、よりもよってキリスト教の聖人が描かれている。普通では考えられない。

巨大なドームに足を踏み入れると、まず目に付くのはアラビア文字で書かれたコーランの文様。巨大なそれは、嫌でも目に付く。一見するとただのモスクなのだ。観光客もたくさんおり、日本人の団体も多い。
目を凝らすと、十字架が幾つか見つかる。
中央奥の、イスラム教のモスクとしても重要な位置のドーム天井に、キリストのモザイク画があった。不思議な光景。今までには見たことがない。
他のモザイク画は、パッと見では気が付かなかったので、アヤソフィア内部にあった地図で確認して見所を回る。

トルコ人観光客も多いし、修学旅行のような生徒も多い。
彼らはどんな感想を持つのだろう。私のように無宗教な者が見る場合と、イスラム教、キリスト教それぞれの信者が見る場合とでは、受ける印象が違うのだろうか。信仰心を持たない私には分からない微妙な話だ・・・。

●突然にカッパドキアへ。(イスタンブール-カッパドキア)

Tree of Life で約1ヶ月一緒にいるケミショーと、前日に日本からやって来たトモミちゃん、コズエちゃんとでカッパドキアに行くことになった。
以前からカッパドキアに行こうとケミショーを誘っていたのだが、突然に行くことが決まってしまった。

トモミちゃん、コズエちゃんも最初からカッパドキアに行く予定だったのだが、同じバスで行くことになったのは、ケミショーが強引に誘ったからかもしれない(笑)。私はありがたくも便乗させてもらうことになった。

バスのチケットを直前に買い、セルビス(送迎)にてオトガル(バスターミナル)に向かう。セルビスのミニバスは、新市街をうろうろしながらお客をピックアップして進む。オトガルには、出発30分ほど前のちょうど良い時間に着いた。

バスに荷物を乗せ、晩御飯代わりにドネル・ケバブを買う。オトガルなので、1.5リラ(約135円)と少し高い(普通は1リラ)。他にお菓子も買い込んで、空きっ腹対策は万全!!(笑)

バスは割と空いていた。
私とケミショーは、それぞれバスの後部に座り、横の2人分の座席を使って寝ることにする。
トモミさん、コズエさんは前の方の座席に、普通に隣り合って寝ている。
ケミショーたち3人は普通に寝ているようだが、私はバスではなかなか眠れない。3人が普通に寝られることがとても羨ましい。

トモミさんと後で話したら「夜行バス」自体も楽しみだったとか。
やっぱり、それくらいに好奇心があったほうが良いに決まってる!!
それにしても、何で私はバスで寝られなくなってしまったんだろう!?

3時間に1回ほど休憩を取りながら、朝方にカッパドキアのツーリストエリアであるギョレメに到着する。途中、夜中にサマータイムへの変更があり、時計の時間を1時間プラスする。
・・・でも、私は時計は持っていないので、単に「時間がずれた」と認識するだけなのだが(笑)。

休憩のたびに、手に振りかけられるコロンヤ(香水のような物)や、飲み物、お菓子のサービスなどは懐かしい。しかし、そういったサービス以外の、客室乗務員のサービス感覚には呆れる。お客様優先という思考がないのだ。ヨーロッパや東南アジアの国と比べて、バスの車体には遜色がないが、トルコはまだ「だめ」な国のようだと実感。

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●やっぱり凄いかも!?(カッパドキア)

ギョレメの町が近づくにつれ、景色が写真で見た通りの奇景に変わってくる。

きのこのような岩がニョキニョキと立ち、山も年月をかけて削られた独特の模様を見せてくれる。奇岩はイランのキャンドンバンに似ている。
山は中国のシルクロードで見られる火炎山や、西チベットのグゲ遺跡近郊の景色に似ている。規模では西チベットなどにはかなわないが、奇岩と山の作り出すファンタジー世界のような風景は圧倒的だ。

(カッパドキアに着いたんだぁ〜。)
「おおぉ〜、凄いね〜。」
「来る価値あるね〜。」
ケミショーと喜ぶ。
そして、そのままバスはすぐにオトガルに到着する。オトガルはちょっとした駐車場という規模で、早朝ということもあり閑散としている。それでも、バス会社の数人のトルコ人はいたし、インフォメーションもやっているようだった。

ギョレメにはたくさんの安い宿がある。
私たちは、トモミちゃんとコズエちゃんが予約をしているというウフクという宿に向かうことにした。ウフクとは、トルコ語で水平線とか言う意味らしい。どんな宿か分からないが名前は素敵なのだ(笑)。

町からも奇景を見ることができる。景色を眺めながら宿に向かうが、宿も奇岩が立ち並ぶ地域にあった。奇岩の中にある洞窟ルームが、この近辺の宿の「売り」の1つだ。普通の部屋と洞窟ルームを見て、私とケミショーは洞窟ルームのドミトリーに泊まることにした。トモミちゃんとコズエちゃんは、普通の部屋に泊まることにしたらしい。

せっかくカッパドキアに来たのだから、洞窟ルームに泊まろうと思っていたのだが、寒そうだし、値段も少し高いし私も少し悩んでしまった。それでも洞窟ルームに泊まろうと決めたのは、ケミショーが「せっかくだから」と洞窟に泊まりたがったからだ・・・。なんだかいつもはだらだら過ごしていたケミショーなのに、出発前からずいぶんとやる気があるのだった(笑)。

●ローズバレーへのウォーキングツアー。(カッパドキア)

4人でギョレメの町を散策し、ご飯を食べた。

昨夜飲んでいたバーで約束した通り、ケミショーはサッカーをしに行った。バーの従業員が、私とケミショーを誘ってくれたのだ。
もちろんただの練習などに誘うとは思いもよらない。練習だとしても、試合形式で皆で楽しめるものを想像した!!

でも、後で分かったのだが、ケミショーは「サッカーの試合」ではなく「サッカーの練習」をしに行っていたらしい(笑)。ケミショーも、まさかカッパドキアでシュート練習をするなどとは考えもしなかっただろう。

※次に来たときは、ちょうど試合だったらしく、「4-2で勝ったぞ〜!」と、超上機嫌だった!!(笑)

トモミちゃんとコズエちゃんは、夕陽の時間にはウォーキングツアーに参加すると言っていた。ウォーキングツアーは、ローズバレーまでのツアーだ。ローズバレーとは、文字通りピンク色の土や岩でできた山肌の場所だ。宿からもきれいに見え、特に夕暮れ時には映えて見える。
ケミショーもいないし、私は1人でのんびりと宿で待つか、奇岩を見に宿の近くを散策しようと思っていた。

「一緒に行きませんか?」
2人が誘ってくれた時は、ちょっと意外だった。

2人で卒業旅行に来ているのだし、あまり邪魔をしても迷惑だろうと思っていた。それに、私は人見知りをするのでケミショーがいないと、話し相手がいなくなってしまうかもと思った。考えすぎると、何を話して良いか分からなくなってしまうことがあるからだ。
そんな自分は嫌いだし、何とかしたい。なるべく表面には、その混乱が現れないようにとは思うけれど、それも難しいときがある。そもそも、その混乱は自分の自信のなさか、失敗したときに傷つくことを恐れてのものだと思う。

どうしようか迷っているときに、2人が再度誘ってくれたので、一緒に行く気持ちが固まった。
「一緒に行かせてください。」
そう。
2人のおかげで、楽しいウォーキングツアーに参加することができたのだ。

宿からローズバレー方向に向かう。
随分と遠くに見えているので、歩いていったら数時間は掛かると思った。
歩き始めると、ガイドでもある宿の主人の機嫌が悪い。無言になって黙々と歩いている。
「ねぇねぇ、彼、怒ってない??」
近くにいたコズエちゃんに聞いてみる。
「時間に遅れちゃったからかなぁ・・・。」
確かに出発予定時刻を10分ほど遅れてはいる。
ご飯を食べていて、宿に戻るのが間に合わなかったのだ。
「トルコ人はそんなことじゃ怒らないと思うけれど・・・。オレが急に参加したから怒っているのかなぁ。」
「そういうことないんじゃないかなぁ?」
「やっぱり時間じゃないかなぁ〜。」

正直に言って宿の主人についてだが、ケミショーと私に対する態度と、女のコ2人に対する態度はまったく違う。
食べ物やお茶のサービスや、他の細かいことでも。
そう考えると、女のコたちとだけ行けると思っていたのに、急に私が参加することになってイライラしているのかなっていう予想もありえると思うのだけれど。
ちなみに・・・、その後の数日間も、私とケミショーと女性2人の扱いは露骨に違っていた。

「カッパドキアには何人もセクハラ従業員がいる」とか、悪い噂も随分と聞いていたのでそう考えてしまったのかもしれない。
もっとも、街中で日本語で女の話(会ったばかりなのに「女を紹介しろ!!」「アジア人の女が好きだ」とか)ばかりするトルコ人に会ったり、噂もあながち間違っていないと思う。

女好きの男の旅行者も多いだろうし、男好きの女の旅行者も多い。
イスタンブールを歩いていても、日本語で女のコばかりに話しかけるトルコ人も多い。それに引っかかってしまう女のコもどうかと思うけれど、意外に引っかかってしまうようなコがいるのには驚かされる・・・。
こんなことを書いているけれど、別に男女、国籍に関わらずいろんな人がいるのは分かっているので、それを非難しようとかそういう意図ではない。

奇岩を見ながら歩く。
夕暮れも近づき、ローズバレーで夕陽を見るためにはそんなに余裕はない。
機嫌が直ってきたガイドはアレコレと説明してくれるようになった。お城のように見える、周辺でもひときわ大きな奇岩住居に入る。
教会跡には、十字架や洗礼場所、懺悔室の跡などが残されていた。こういう場所で営まれていた生活って、どんな感じだろう。想像を膨らまさせられるが、どうも不思議感が強い。それは、宗教的な生活を営むためには「ある程度の文化レベルがある」のではないかという、私のイメージが邪魔しているのかも。
キリスト教にしろ、紀元の頃からの宗教であるから、私の想像する「ある程度の文化レベル」はない時代もあった。だから、こういう原始時代的にも見える生活を営んでいたとしても、おかしくないのだろうけれど。

鳩を飼っていたらしく、巣穴のたくさんあるフロアがあった。
天井についた穴から上のフロアに上がるには、階段がないので手で体を持ち上げなくてはならない。登ってみたが、本当に巣穴がたくさんあるだけの部屋。
鳩のために岩をくりぬいて部屋を作ったのかと思うと、食用としての鳩の貴重さが分かる。実際に最近までこの辺では鳩を食用にしていたようだし。

ワインを造るためにブドウを足で踏み潰し、ブドウの果汁をとる部屋なども興味深い。その後に訪れた地下都市でも、まったく同じような設備が見られた。地下でも奇岩の中でも、そう生活は違わなかったんだと分かる。同じ時代のものかどうか、正確なことはわからないが、この地域に住んだ人々の生活習慣というのは大きく変わらなかったのかもしれない。

扉代わりに使われるコインを大きくしたような岩は、外敵が存在したことを教えてくれる。直径1m以上もあるような円形(球形ではない)の岩を転がすと誰も入ってこれなくなる。よくできているし、そんな仕掛けが必要だったような世界には住みたくない・・・。

小雨が降ってきたりしながらも、奇岩や生活跡を見ながらワイワイと楽しく進む。
歩いているとアンズの花が咲き乱れている場所もあり、最初は「桜かな?」なんて思ってしまったけれど、とにかくきれいだった。
ガイドさんの説明をトモミちゃんたちに通訳してあげたり、一緒に来て「少しは役にたったかなぁ〜」なんて思えたのも安心した(笑)。2人とも好奇心旺盛というか、元気があって楽しげなので、こちらも楽しくなってくる。楽しみや喜びを分けてもらっているような気がする。「1人」とは違って共感がある状況っていうのは良いものだ。

ローズバレーの少し手前に、比較的保存状態の良い教会がある。その教会跡の入口の鍵を管理している人が、御茶屋さんをしている。お茶を飲み、ワインを少しもらい、奇岩群とローズバレーに降り注ぐ夕陽を見ながら、なんだか特別な場所に来ているような感覚を持った。

雲が邪魔で、澄んだ空の下での夕陽ではなかったのが残念だけれど、とてもきれいな夕暮れだった。皆で楽しく過ごし、なんだかいい気分で帰途につくのだった。

●久しぶりのツアー参加。(カッパドキア)

ウォーキングツアーではなく、車に乗って行くツアー(Green Tour)。
ミニバスに乗っていれば、自動的に目的地に連れて行ってくれる。こんなにありがたいことはない(笑)。そんなツアーに参加したのは、2年ぶりだろうか。ボルネオ島で、ロングハウスを見に行ったときのことを思い出す。

ケミショー、トモミちゃん、コズエちゃんの他に、日本人2人とフランス人夫妻の合計8人で回ることになる。お客さんが15人ほど乗れる車だったので、余裕もあり、とても快適になりそうな出だし!!

まずは、ギョレメを一望できるパノラマ・ポイント。
自分でも歩いていけそうだが、ギョレメを眺めるポイントとしてはとても良かった。かつてカッパドキアでは火山活動があり、灰が積もっていたらしい。石灰が積もった部分はとてもやわらかいので、簡単に削ることができる。それらは凝灰岩と言われるようだが、岩というよりは、固い泥といった風に感じた。
カッパドキアの奇岩も、石灰でできている部分があり、その部分は簡単に削ることができる。だからこそ、カッパドキアの奇岩は住居に利用されたりしたのだろう。

次に訪れたのは、今回のツアーでもっとも興味があった地下都市。アリの巣のように道が張り巡らされ、多くの部屋や、生活のための工夫、外敵の侵入を防ぐための仕掛けなどがあった。説明をしてくれるのは嬉しいのだが、自由な時間が少なかった。想像力を働かせて楽しむためにも、もっと自由に見て回りたかった。

ウフララ渓谷は、まさに川が崖を作った景色。断崖の高度差は100m以上もあるらしい。その崖の下のほうには、教会や住居跡がたくさんある。どこも3階建てや4階建てになっていて、簡単には進入できないように工夫されている。
とてもきれいな場所なので、散策にはちょうど良かった。奇岩の景色とは違って、緑と水のある場所に住居跡があるのは、住む者の心としては納得だ。

ウフララ渓谷の中で、おいしいランチ。ウフララ渓谷の散策を終えるとレストランで食事となった。コースのような料理で、とてもおいしかった。食べたことのあるトルコ料理の中でもおいしい方で、レストランで自分で注文したら高そうだった(笑)。

ウフララ渓谷のパノラマ。

修道院。奇岩を刳り貫いて作られたそれは、地下都市と同じくらい面白かった。私は行っていないのだけれど、ギョレメの近くにウチヒサルという町があり、そこもこんな感じだろうか。
ちなみに私たちは、ウチヒサルのことを「ラピュタ」と呼んでいた(笑)。だって、形からまず連想したのがラピュタだから。

鳩の渓谷。ウチヒサルと渓谷を一望できるきれいな場所だったが、それまでに訪れた場所と比べると見劣りする。どうも、その後の宝石館を訪れるために来たという感じ。

宝石館は、研磨などの説明も聞けて良かったのだが、どうも商売としか思えずイマイチな印象だった。宝石類も特別なものが展示されているわけでもなかったし。

ツアー全体として、値段も含めて満足できた。
自分で回るのも良いけれど、ツアーは楽だし、たまにはこういうのも良い!!

●楽しい飲み、お散歩。(カッパドキア)

近くのバーや宿で毎日飲んだ。
外で飲むのはお金も掛かるが、とても雰囲気があったし、従業員もとても良い人。ウードのようなトルコの伝統楽器の演奏を聞かせてもらったり、とても楽しかった。

ケミショーは朝からビールを飲んでいるし、それは相変わらず。
コズエちゃんは比較的お酒が好きだということで、初日から軽く一緒に飲んだ。
トモミちゃんはお酒は少ししか飲まないということだった。でも、意外と飲むときにはグラスも進んで、ちょっと驚かされた(笑)。
とは言っても、酔っ払っい過ぎたとか言うこともなく、アレコレととても楽しい話ができた。

皆でギョレメの町の南にある丘に登って景色を見たり、雰囲気がある場所は歩くだけでも楽しい。やっぱり、カッパドキアはトルコでも有数の見所だろうと納得!!

暇な時間にはあちこちに散策に出て、カッパドキアは十分に堪能した。
あとはのんびりとカッパドキアに滞在するのもいいかなぁ〜って感じなのだ。


そうそう、ギョレメにはケーキ屋さんが1軒だけあるのだけれど、そのお店には日本人の方がいる。トルコ人と結婚された方で、とても親切。ギョレメに行かれたら、ケーキやトルコのお菓子を買いによって見るのもお勧め。場所はオトガルからちょっと西に向かった場所。

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●レストランに通っちゃった!!(カッパドキア)

イスタンブールにいるとレストランに行く事はない。
キッチンで自分で作ってしまうからだ。カッパドキアにもキッチンつきの宿はあるが、今回はキッチンのない場所に泊まったので、必然的に外食をすることになる。

久しぶりにレストランに入って、トルコ料理ではなくパスタなどを注文してしまうのはよくないかなぁ・・・。

でも、ちゃんとトルコピザを注文したときのこと。
「野菜ピデ。」
「チーズと卵!」
「チーズにソーセージ!」
「チーズ。」
私たちがそれぞれの注文を済ませると、親父は電話に向かう。

(何だろう??奥に行って作るんじゃないの?)

「〜〜〜ベジタブル・ピデ!〜〜〜〜ピデ!〜〜〜。」
どうも私たちの注文したトルコ・ピザを、どこか外に注文しているようなのだ。

「えっ?」
「デリバリー?」
「ここってレストランじゃないの?」

皆で顔を見合わせて笑ってしまう。
しかも、なかなかデリバリーがやって来ない。
4人で入口を覗き込んでしまう。
従業員も全員が入口を見ている。
レストランにいる全員がデリバリーの到着を待ちわびているなんて、ちょっとバカバカしい。

「このレストランって駄目だね〜。」
「ここだけ?」
「もしかして、ギョレメにトルコ・ピザ屋さんは1軒だけとか!?」

ちなみに、レストランの従業員がしてくれたことは、デリバリーされたトルコ・ピザをカットしてお皿に乗せてくれたことだけ。どうしようもないレストランだ。
そのレストランの場所は、オトガルから東に向かって、陶器屋さんからすぐ近くの北側だ。ハングルの看板も出ていた。

トルコ・ピザはおいしかったけれど、それとは別に「もうこのレストランには来ない!!」と決めてレストランを後にした。

●UFO博物館。(カッパドキア)

カッパドキアには、UFO博物館なるものがあるらしい。

それは最初にトルコに来たときから聞いていた。かつてはイスタンブールにもあったらしいのだが、潰れてしまったと聞いていた。おそらくカッパドキアにあるのが、トルコで唯一のUFO博物館と思う。

トモミちゃんとコズエちゃんが散歩から帰ってくる。
「UFO博物館の看板があったよぉ〜。」
「行ってきたの?」
噂に聞いていたその博物館はすぐ近くらしい。
私も興味があったが、ケミショーはもっと反応している(笑)。
入場料も安いようだし、翌日に、皆で行ってみることにした。

そしてその翌日だが・・・。
「タカさん、雪が降ってますよ!」
(ケミショーがくだらない冗談言ってるよ〜!!)
まったく信じなかったが、確かに寒い気がする。
そろそろ起きる時間でもあったので、ノロノロと起き上がって外を覗く。

「マジだよ〜。」
本当に一面の銀世界。昨日までの青空が逆に嘘だったかのように、白色が広がっている。奇岩も雪で白く染められ、離れた場所に見える山々も雪をまとっている。
「雪のカッパドキアもいいね〜!!」
まさに写真のような景色に色めきたつ。

青空のカッパドキア、銀世界のカッパドキア。
2つを両方見られるなんて、それも短期間のうちに。よほどツイているとしか思えない。
トモミちゃんたちも、とっくに起きていた(?)ようで、私が1番の遅起き。

ともかく準備をして、散歩気分でUFO博物館を目指す。
雪で滑りそうな道を、楽しく歩く。

UFO博物館までは500mほどだろうか。
写真を撮ったり、雪のカッパドキアを満喫しながら歩く。

すぐに到着したのだが、懸念事項が・・・。
道路からUFO博物館入口までの空き地には、足跡が全くない。
「誰も行ってないんじゃない?」
「客いないんじゃない?」
「っというか、従業員の足跡もないよ!?」
「やってないの・・・かな?」
「とりあえず行ってみようか。」

とかいいつつ、ケミショーが雪を丸め始めたのに触発され、皆で雪だるま作りを開始。
その前から、トモミさんが小さな雪だるまを作ったりしていた。ずっと沖縄にいたこともあり、こんなに積もった雪を見るのは久しぶりというか、もしかしたら初めてらしい。

雪球をケミショーに投げたりしつつ、高さ70〜80cmほどの雪だるまの形ができた。
「顔はどうする?」
「う〜ん。」
適当に顔も作り、ニコっとした目も付けてあげる。
写真を撮って、ようやく満足して博物館に向かった。

懸念した通り、博物館は閉まっていた。
それどころか最近に人がやってきた気配すらない。おそらくは夏季以外は営業していないのだろう。その旨を記載しておいてくれればいいのに・・・。

でもまぁいいのだ。
雪だるま作りとか、久々に雪遊びも満喫できたのだから!!

●ギョレメの陶器屋さん、陶器の町アヴァノス。(カッパドキア)

トモミちゃんとコズエちゃんは陶器を勉強していたらしい。

前日にはギョレメの陶器屋さんに寄って、きれいなお皿を購入していた。素人の私が見てもとてもきれいなデザインで、直接に日本に帰るなら買ってしまいたいようなお皿が並んでいた。
全てが細かい手作業での作業にしては、1枚1枚のお皿の値段は高くない気がする。日本で買ったら少なくとも数倍の値段はするだろう。それくらいにきれいなお皿が並んでいて、ちょっとびっくりした。

そんなわけで、ギョレメ近くにある陶器の町アヴァノスへは足を伸ばさずにはいられない。最初は一緒にいることが迷惑かなぁ〜と思っていた私だが、この頃には馴染めていた(笑)。

バスに乗って、20分ほどのアヴァノスに向かう。
アヴァノスがどんな町か知らなかったのだけれど、ギョレメよりもよっぽど大きい町だった。スーパーは普通にあるし、ロカンタも多い。観光客がいないと成り立たなそうなギョレメとは、全く様相を異にしている。

陶器の町とは言っても、産業の全てが陶器ということもないようだ。
少し歩いて旧市街のような場所に出るまで、どこが陶器の町なのか良く分からなかった。釜から出る煙なども見当たらないし・・・。

陶器街は確かにあった。
工房があり、皆で入ってみる。ロクロをまわす作業を見ていると、トルコ人が言ってきた。
「誰かやってみないか?」
それぞれが躊躇していたが、トモミちゃんがやる気を出し、席につく。さすがに経験者だけあって、きれいに形を作っていく。同じ作業を繰り返しているトルコ人とはさすがに違ったが、やっぱりうまいのだ。服に泥がつくのも気にせず、真剣にやっているのを見るのはいいものだ・・・。

工房を見て、陶器のお店を巡り、町を散歩してギョレメ行きのバス乗り場まで行く。
観光してるなぁ〜って感じで楽しかった。

●パソコンの故障、再び!!(カッパドキア-イスタンブール)

宿で写真の整理をしていたら、突然に外付ハードディスクへのアクセスがおかしくなった。
写真がちゃんと見れないのだ。

(あれっ?どうしちゃったんだろう。)
再起動すれば直ると思い、再起動する。

(あれっ?・・・パソコンが固まって全く起動しない。)
ウインドウズ(WinXP)が立ち上がりもしない。それ以前に、ウンともスンとも言わない。ハードディスクは動いているようなのだけれど・・・。

何とか修復をしようと思った。けれど、運が悪くリカバリーディスクをコピーしたDVDを持っていたのだが、それもコピーを失敗していたようだ。

戻りたくないけれど、イスタンブールに戻るしかない。
ようやくイスタンブールを出発したのに、イスタンブールに戻るのは情けない。
・・・でも、ちょっと別件でイスタンブールには行きたい気もしていたのだけれど(笑)。

このまま、シリア、ヨルダンと南下して行っても、どこで直せるかアテもない。
それなら都会であるイスタンブールに戻り、リカバリーディスクを送付してもらった方が良い。待つにしても1人で待つのと、日本人宿で待つのでは、心の余裕も全く違うことになるだろう。

イスタンブールでは、ハードディスクも高くなく買えるし、Tree of Life にはパソコンを持った旅行者もいる。最悪は日本に帰って、再びパソコンを買うということになるのだろうが、イスタンブールまで戻ればその選択はしなくてすみそう。

ともかく仕方なくカッパドキア滞在後は、イスタンブールに戻ることに決めた。
バスのチケットは当日に購入。行きとは全く逆というだけで、特にバスも何も代わり映えなく、何回目かのイスタンブールのオトガルに着いたのだった。

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