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Israel  イスラエル

 2007.04.26 〜 04.30 エルサレム
 2007.04.27 〜 04.27 ベツレヘム
 2007.04.29 〜 04.29 死海(エン・ケディ)

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イスラエルのホテル
イスラエルの移動
イスラエルの写真

 
  【イスラエルでは・・・】 エルサレムの旧市街を観光。そしてパレスティナ自治区の1つであるベツレヘム、観光ポイント死海を見て満足した。
【感じること】 イスラエルはパスポートの問題も含めて、気分良く旅行できるとは限らない。中東とあまり変わらない品物でも物価は高い。
【お気に入り】 特になし。
【お勧めは〜】 やはりイスラエルに来たからには、「嘆きの壁」を含むエルサレムの旧市街散策。
 

イスラエル入国。

朝早く起きてイスラエル入国を目指す。
金曜日は待ち時間が少ないとの評判だが、敢えて木曜日に挑戦してみる。

アンマンは面白くもないので、期待の大きいエルサレムに早く行ってみたいのだ。
バスは無事に出発し、国境に到着する。手続きは多少面倒だったけれど、無事にヨルダン出国手続きを終了。ここからが、面倒の始まりだった。

イスラエル側に行くバス待ちが長いのだ。こうやって、1つ1つに時間が費やされるので、ちょっとした距離の移動なのに時間が掛かってしまう。

ようやくバスが来て、イスラエル側へ。
イミグレの行列に並び、30分ほど待って、ようやく自分の番に。
あれこれと質問を受け、後ろに並んでいる人がイライラしているのが分かる。でも仕方がないんだよ・・・、悪いなぁ〜と思いつつ。担当官の聞いてくる細かい質問に答える。
それでも、事前に聞いていたほどの質問はなかった。日本の住所や、メールアドレスなどを聞かれて、あとは泊まるホテルなど。パキスタンやイランに行ったことも聞かれたがそれほどでもなかった。

さて、その質問で思ったこと。
イスラエルのイミグレ担当官は、いろいろと質問しようとしているけれど、英語が下手。はっきり言って分かりずらい。
私が思うのだから、普通の国(欧米とか)のイミグレと比べてずっと下手だと思う。入国のチェックを厳しくしたいなら、もうちょっと考えたほうがいいのでは?

1つだけ例を・・・
「ホテルはどこ?」
「アレンビー2というホテルに泊まります。」
「ホテルの名前は?」
「ホテルの名前はアレンビー2です。」
「ホテルの名前は何?」
「ホテルの名前はアレンビー2です。さっきから言ってるじゃないですか?」


「アレンビー2がホテルの名前だったのですかぁ・・・。」
こんな会話が何回もあったのだから、わざととも思えない(笑)。

ともかくもパスポートを渡し、あとは噂どおりの放置プレイを楽しむ。
イスラム圏のスタンプがいくつもあるので、3時間は待たされることを覚悟する。そのために本も用意してあるし、パソコンの充電も満タンにしてある。

本を1冊読み終わり、最近使った出費をEXELに付けていると呼び出しがあった。
4時間弱なので悪くない(笑)。
とはいいつつ、こんな国には2度と来ないだろう。

スタンプなしで、無事に通過できた。
そして、なぜか別紙のスタンプを取り上げられてしまう。
この時点で嫌な予感がしたのだが、これは嫌がらせの手段だったようで、あちこちで文句を付けられるのだった・・・。
そんなこと最初から想像できるし、そうやって言っているのに「NO PROBLEM」という位だから、嫌がらせとしか思えないのだ。

バス待ちがまた長い。
1時間以上待って、ようやく出発。

そして、早くも検問で引っかかり、スタンプがないのでもめる。

全くやってられないよ。イスラエルは、少し狂っていると思う。厳しくチェックすることと、これは違う問題だ。こういうことを区別できないようでは、駄目な国・・・中東のほかの国と同じだと思う。
そして、実際にその後もひどかった。
旅行者に対する親切という面などでも、イスラエルより周辺国の方がずっと上だと思う。

●聖地エルサレム。

エルサレムに来たのだから、まずは嘆きの壁を見に行く。

夜に見たほうが良いという意見を聞いて、到着してすぐにも出発。
細い旧市街の通りを抜けていく。旧市街の通りは、木曜日の夜ということでか随分と換算としている。旧市街自体は、どこの町とも変わらないものだ。特に雰囲気があったりということもない。

比較的大きな旧市街だと感じながら、荷物チェックに到着。
そう、嘆きの壁の広場に入るには、荷物チェックが必要なのだ。
これこそが、エルサレムという雰囲気。まぁ「聖地」ではよくあるのだけれど、イスラエルで「チェックされる」と、すぐにテロなどを連想してしまう。

嘆きの壁のある広場は意外と広い。
ちなみに、英語表示では「嘆きの壁」ではなく「西の壁」になっていた。

明るくライトアップされ、昼間と変わらないくらいに良く見える。
お祈りをする人は多く、壁に向かって首を振りながら、何かを唱えながら、それぞれが神を感じているのだろうか。想像していたように、感情的になっている者はほとんどいない。とても静かな雰囲気なのだ。

アウシュビッツでは、全く違う雰囲気だった。
アウシュビッツの雰囲気を、さらに感情的にしたものを想像し、期待していただけに残念にも思ってしまう。

私は基本的に無宗教である。それは神を信じるとか、信じないではなく、既存の宗教に傾倒していないという意味だ。何らかの神はいても良いと思うし、居るかもしれないとも思う。以前にも書いたような気がするけれど、私のイメージする神は人格神ではなく、八百万の神に近いものかもしれない。

先日に訪れたバティカンでも、真剣な宗教の姿を身体で感じるまではできなかった。信仰心のない私は、理解ではなく、肌や感覚など、まさに「身体で誰かの信仰心を分けてもらって」感動することができる程度だ。
今回も、そういうことがなかったのは残念。もっとも、それは私の思い入れの問題なのだろう。

キリストのお墓を訪ねる。聖墳墓教会というらしい。
意外と大きくないことに驚く。それは、場所の少ない旧市街の中だろうか。
中には混雑するほど人がいるということでもないが、それはタイミングだろう。エルサレムを歩いていると、ツアー客のあまりの多さに驚く。それも、巡礼というよりは観光という雰囲気を出している。
私は間違いなく、巡礼ではなく観光である。欧米人も、つまりキリスト教信者も私と大して変わらないと納得してしまう。もちろん、中には真剣な人も見かけるけれど。

他にもたくさんの教会がある。
ユダヤの聖地、そして、イスラムの聖地だけれど、どうも教会が目立つ。
観光客も圧倒的にキリスト教系が多い。それは、入国に恵まれているということと、経済力の差だろうか。

そういえば、アメリカ人の旅行者というのは、どこに行っても(もしかしたら南米は多い?)少ないけれど、エルサレムに関しては多いのは驚かされる。

アル・アクサー寺院と神殿の丘がイスラム教の聖地。
モスクは最近だけでも随分見ているので、食傷気味。これは勝手な勘違いだろうし、サウジアラビアに行ったことがないのだが、やはりイランの聖地のほうが迫力があった。シーア派、スンニー派にとっても、ここは聖地だろうし、私の理解力不足なのだろうが・・・。

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ミニコラム

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●パレスチナ自治区からの大変な帰還。

ベツレヘムに行ってみることにする。
パレスチナ自治区であるということと、キリストの産まれた場所が教会になっているためだ。

バスに乗ってパレスチナ自治区の前まで行く。
そこで驚かされるのが、ベルリンの壁以上の「壁」!!
写真を撮っているだけでも嫌がられるが、この凄さは凄い。こんなものを作ってしまうとは。話には聞いていたが、これこそ百聞は一見に如かずだ。

タクシーがたむろしている。
「7km, very far!!」
そんなことを叫んでいる運転手が多いが、まずは歩いて向かってみる。
事前にそんなに遠くないと聞いていたこともアルが、スーパーなどに寄って「安い」と言われている物価を確認もしたかった。

確かにエルサレムよりも安い。
飲み物も。食べ物も。そして、何よりも並んでいる商品が、エルサレムとは違う。アラブ圏の商品ばかりがん並んでいるのだ。イスラエルの中にある、別の文化圏。まさに、それを実感できる。争いが起こるのも仕方がないのだろうか?
この地をイスラム圏が治めていたときには、キリスト教もユダヤ教も争いもなく、平和に暮らしていたという史実はあるようだが。

結局、十字軍しかり、世界大戦しかり、争いを起こすのはキリスト教徒が多いのではないか。そんな風に考えてしまうのは、短略的か?

キリストの生誕地にある教会を覗き、真剣に見守る信者を見る。
ここは、聖墳墓教会以上に真剣な人が多かった。時間帯だろうか。ともかく、雰囲気を感じられて満足。

そんな風に、良い気分でエルサレムに戻ろうとしたのだが。
「パスポートを見せてください。」
荷物チェックの場所で、言われてすぐにパスポートを出す。
「スタンプがない!!」
「国境では、スタンプを押さないようにお願いしました。」
「スタンプがない者は通せない。」
「上司に確認してください。」
電話をする。そして言う。
「駄目だと言っている。ベツレヘム以外のゲートから入るしかない。」
「それはどこにあるのですか?」
「タクシーで行ける。」


随分とやり取りし、雑談もする。
そしてお願いもする。
別紙のスタンプを取り上げたのは、イスラエルの役人だ。
こういう自体も想像できたので、抗議をしたのだが、問題がないといっていた。まったくふざけている。

1時間以上やり取りし、再度、上司に連絡を取ってもらい、何とか通過することができた。降格と簡単なようだが、戻れなかったらと思うと、気分はとても悪かった。そして、もちろんイスラエルの印象は更に悪くなった。

そして、荷物チェックのゲートさえ通過すれば、パスポートチェックの場所では、パスポートの中味を見さえもしない。スタンプの有無で、もめるかどうかも、担当者しだい。もしくは、同じ担当者でも気分によって違うようだ。

イスラエルのことを悪く言う旅行者と、良く言う旅行者に出会うが、役人について良く言う人にはあったことがない。それも分かる。
そして、旧市街や聖地についても、特に衝撃を受けなかった私の感想は言わずもがな。むしろ、巨大な壁や、中東諸国を回ったときの感想もこれで補強されてしまった・・・。

要はイスラエルが嫌われるのは、理解できるということ。

ちなみに、パレスティナ自治区とユダヤ人地区を区切る壁には、落書きがはげしい。
南アのアパルトヘイトや、ベルリンの壁を思い出させる。世界では、いろんなことが起きているのだ。

こういう感想を持つためにも、その国に行かないとならない。
行って、とても良かった。

●最後の晩餐。(エルサレム)

先日見逃した「最後の晩餐」の部屋に行ってみる。
旧市街を通ると時間が掛かりそうなので、壁の外から回り込んでいく。

最後の晩餐の部屋は、簡素な部屋。
その部屋が残っているという、歴史を凄いと思う。ツアー客で溢れ、私もその中にいる。身動きが出来ないほど人が入り、ガイドが長々と説明している。う〜む、やはりそういう場所なのだ。

ほぼ真下にあるダビデ王の墓(ユダヤ)では、真剣に祈りが行われていた。
とても対照的だった。

●死海に浮きに。(死海)

死海については、いろいろな意見を聞いていた。

総合的には「ヨルダン側よりも、イスラエル側で行くべき」という風に感じた。

セントラル・バス・ターミナルから約1時間半。
バスの本数は少ないが、快適に行くことが出来る。

公共海水浴場には、無料シャワーもある。
レストランも、商店も。そして、お金を出せばホットシャワーもある。

とても快適な空間が作られていて、こういう設備は先進国並もとは言わずとも、優れている。観光客が水着で遊び、それらは、ヨルダン側では見られない風景だそうだ。

泥パックをして、全身真っ黒になっている人などを見ながら死海に入ってみる。

(おおっ!!)
(本当に浮く!!)
(いや、沈めない!!)
凄く不思議な感覚で、ようやく「死海は浮く」というのを納得。
これは、やはり入ってみないと分からないかもしれない。
「塩分濃度が高いから、浮きやすい」という事実は、聞けば納得できる。でも、どれだけ浮くか、浮きやすいかって言うのは感覚的に分かるものでもない。

定番の写真を撮ってもらう。
死海に浮きながら、新聞を読むというポーズだ。

何の苦労もなく撮れてしまうのが凄い(笑)。
それにしても、このポーズ、なんで有名なのだろう。なんで、皆がするのだろう。
映画などのシーンであったのだろうか。

周囲には、老人が多い。
この時期に休みを取ってくる若い人は、ヨーロッパ人といえども少ないのだろうか。それともイスラエルに観光に来る人が、そういう割合なのだろうか。

腹ばいになっても仰向けになっても、浮きすぎるくらいに浮く。
普通に泳ごうとしても、浮きすぎるがゆえに違和感がある。

ひとしきり遊び、陸に上がるときに気づいた。
陸周辺は、底も岩も全てが白い。
・・・塩の結晶となって、こびりついている。こんなに塩ばかり、そういえば、海水じたいも透明なのだけれど、歪んで見える部分がある。塩分濃度のためだろう。

死海に満足して、身体を乾かす。
暑いし乾燥している。すぐに乾いてしまって、そのままバス停に行く。
バスは20分ほど遅れてやって来た。うたた寝しながらエルサレムに辿り着いた。

(死海も見られたし、もうイスラエルは出よう!)

イスラエルは期待が大きかったこともあって、ちょっと満足できなかった。
この辺が潮時、サッサとペトラ遺跡を見て、エジプトのダハブにGOだ!!

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●イスラエル出国。

早朝に起きてまずはイスラエル側の国境へ。
ミニバスはすぐに出発する。なぜか、来たときより安い。荷物代などがあり、それを徴収されなかったなどだろうか。ともかくも安いのは嬉しいことだし、気にしないことにした。

荒野を突っ走るミニバスに揺られ、国境にはすぐに到着する。
荷物は再び係員に預けなくてはならない。イスラエルは荷物を毎回預けなくてはならないのが不安だ。紛失することってないのだろうか。

パスポートを持って手続きをしに行く。
出国税は126.5NIS(約4,000円)と高い。これは、出入国に人員を割いているので、その為に高くなっているのだろうか。それとも、何か別の政策的な理由があるのだろうか。空港使用というわけでもなく、こんなに高い出国税を徴収する国は聞いたことがない。

出国税を払ったら、残ったイスラエル通貨をヨルダン通貨に両替する。
レートが良くなかったが、そもそも合計金額が小さいので、気にしないことにする。
イミグレーションは入るときと同様に若い女性。イスラエルのイミグレに女性が多いのは、顔を隠しているイスラム女性の顔のチェック(パスポート)をできるためにだろうか!?

質問も何もなく、別紙にスタンプを押してくれる。
ようやくイスラエルを出て、気分が軽くなった。あとは、ヨルダンに入国するだけ。また、バスを待たなくてはならないのだけれど・・・。

ヨルダン入国もいたって簡単。
荷物チェックなども形だけで、開ける必要もない。

アンマン行きのバスも、ちょうどよく停車しているので乗り込む。
来るときもバスだったし、何の疑問も持たなかった。人も徐々に乗車して来る。
(そろそろ出発かなぁ・・・。)
なぜか、警察のような制服を着た男が乗り込んでくる。
何か言ったかと思うと、乗客が降り始める。
(どういうこと??)
さっぱり意味が分からない。

仕方がなく私も外の様子を見るが、バスも出るから中に入れという仕種もしている。

想像では、こんな感じ。
1.乗合タクシーであるセルビスがたくさん待っている。
2.バスを出発させてしまうと運転手の仕事がなくなって困る。
3.だから、バスを出さない。

近くにいたパレスティナ人が、少しだけ英語を話した。
一緒に乗り込んでアンマンの街に行く。バスの倍の値段だけれど、いつまでも国境で待っているわけにも行かない。既に1時間も国境で待っているのだから。

今日はペトラまで行きたいので、まだまだ先は遠い。
その後、アンマンで、バスターミナル間の移動をし、ペトラ行きのバスを捕まえ、ペトラに到着したのは、夕方の5時過ぎだった。朝の8時前には出たので、10時間以上も掛かったことになる。距離はそう遠くも無いので、本当に乗り継ぎの問題だけなのだ。もう少し効率的に移動できるような、公共交通機関の整備が待たれる!!(笑)

いつも乗り換えに1時間とかかかるので、何回も乗り換えると、移動時間よりも待ち時間の方が長くなってしまう。それは、いかにもイマイチである。

●イスラエルという地。

ユダヤ人にとって、イスラエルは約束の地だという。
パレスティナの民にとっても同じように、自分たちの場所だと思っているだろう。

宗教的にも重要だということは、知識として分かる。
でも、イスラエルの荒涼とした砂漠ばかりの大地を眺めて、不謹慎にも思う。
(こんな不毛な場所を奪い合っているの??)

もっと緑美しい、自然が人間に優しい場所はいくらでもある。
こういう不毛な場所に住むことが出来ても、私だったら喜べない。

緑もない。水もない。
宗教的な意識の無い旅行者なら、多くがそう思うんじゃないだろうか。こんな場所を得るために、度重なる戦争をしてしまうんだから、人間は馬鹿だなぁ〜と思う。

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