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雪山を眺めるバス。(ヤズド-イスファハーン)

ヤズドからイスファハーンには、たくさんのバス便がある。

私たちは目を覚ますとバス停に向かい、次の便に乗ることにした。チケットは22000リエルで、昨日旅立っていった旅行者に聞いていた12600リエルとは随分違う。
しかし、時間によりベンツやボルボなど、車両が違うので仕方がない。私たちの乗ったのは、真新しいボルボ。イランのバスはとてもきれいだが、私たちが乗った中でも1番きれいなバスだった。

途中、相変わらずの荒野を抜け、寒くなってきたと思ったら外には雪山が見えた。車内には暖房も効いているのだが、たまに扉を開けると冷たい風が吹き込んでくるのだ。
ああ、こうして季節や温度の移り変わりを実感すると「旅をしているな〜」なんて思ってしまう。

●やはり再会。そして、驚きの再会!!(イスファハーン)

イスファハーンの宿 AMIR KABIR HOSTEL は、バックパッカー旅行者に圧倒的に支持されている。この宿の場合は、SILK ROAD HOTEL とは違い他に良い宿がないと言う理由が大きいと感じた。

それにしても、イランでは観光地も限られ、ホテルも限られる。だから、いろんな人と再会するのだ。デリーやラホールで会ったユウイチくんやセキネくん、リョウくん、アダチくん・・・。と、ここまではごく当たり前に感じたのだが。

「あれっ?お久しぶりです。」
(??ヤズドで会ったアダチさんかな??)
一瞬そう思ったが違った。去年の秋に中国の成都で会った旅行者だったのだ。それにしても、彼は一瞬で思い出すのだから凄い。
「彼、記憶力すごいよね。」
「若さかね〜。」
「そうかもしれないね〜。」
なんだか悲しい結論になってしまうのだった。

●外国人慣れした町。(イスファハーン)

サンドウィッチ屋の店員が、数字だけは英語を話す。
それも、ちょっと他の街よりも高い金額を。本当に物価が高い町なのかもしれないし、良く分からないが英語で答えてくれるのはラクでいい。

雑貨屋さんなどは、ポテトチップスなどにしろ値段は変わらない。定価のようなものがあり、それ以外の値段では売りづらいのだろうか。

「コレ下さい。」
イラン人は、お店の商品の棚の中には入らずに、口で言って買うものを取ってもらう。しかし、私には説明はできないので、中に入れてもらい棚から直接に商品を取る。店員がその商品を確認する。
「これは賞味期限が切れてるから駄目。」
そう、私が買おうとしたのは缶詰だったのだが、そんな風に断られてしまった。いまだかつて、日本以外で(日本の場合は賞味期限切れが棚にあること自体が稀だが)そんな理由で断られたのは初めてだ。イランは、とてもしっかりしているのだった。

●絨毯屋NOMADは日本人憩いの場!?(イスファハーン)

イスファハーン観光のメインとも言える「イマーム(エマーム)広場」のすぐ近くに、日本人には有名な絨毯屋さんがある。その店の名はNOMAD。オーストラリアには NOMADS という系列のバックパッカー宿があり、すぐにそれを思い出した。意味は「遊牧民」、まさにバックパッカーに相応しいような名前だが、果たしてこの絨毯屋さんは?

日本人旅行者が多く訪れるこのお店には、日本語がペラペラのイラン人が2人いる。紅茶はサービスで飲めるし、パソコンが空いていればインターネットも無料で出来る。そんなサービスに惹かれて、多くの旅行者が訪れる。彼らは、そんな旅行者を見てもちっとも嫌な顔をしない。むしろ、親切にあちこち連れて行ってくれたり説明してくれたりする。

彼らの商売はとてもうまいと思う。
やはり、お客を店舗に連れてくるのは重要なことだ。私も絨毯に全く興味はなかったが、きれいな(当然高い!!)絨毯を見ていると欲しくなってしまう。手作りなのでとても高いし、送料もかかるのだが。

実際に、そうして買っていく旅行者も多いようだ。日本人はバックパッカーをしていてもそこそこのお金は持っているし、実際に使ったりもする。そこが他の国のバックパッカーとは多少違うところかもしれない。
私がいた時も、絨毯が2枚売れた。とても綺麗なじゅうたんで、シルクのモノは肌触りも素晴らしい。

でも、まぁ、この絨毯屋さんが親切なことは確かだが、値段が安いかどうかは分からない。むしろ日本語を話すイラン人がコミッションを受け取っていると考えれば高いのかもしれない。ただし、他の絨毯屋さんで自分で値段交渉をするのも「見る目」がないと難しいのだろうが。
この絨毯屋NOMADでは、絨毯の見方も教えてくれる。ここで、見方を教わってから他の店も周り、戻ってくるのが1番良い方法かもしれない。

●どこまでも続く、靴屋が続く。(イスファハーン)

「イマーム広場」周辺のバザールには、靴屋がとても多い。
AMIR KABIR HOSTELがあるチャハールバーゲ・バーイーン通りにもとても多い。
イマーム広場からチャハールバーゲ・バーイーン通りに向かう通りには、靴屋だらけだ!!ビル内全てが靴屋だったりする、しかも週末(木曜夜)には人で溢れるのだ!!一体なんで靴屋がこんなに人を集めるのか。

とても不思議なのだが、イラン人が靴にこだわるのだろう。
女性は全身を黒いチャドルで覆わなくてはならないので、靴や化粧(かなり濃い、そして、香水もキツイ。※)に凝るのは分かる。男性もその影響で靴にこだわるのだろうか。

※だからと言ってイラン人女性の印象が悪いわけではない。ハッとするほど綺麗な女性も多いし、男性についても目鼻立ちが整った人が結構いる。

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++見所++

イスファハーンにある、マスジェデ・イマームなどの見所の旅日記はここちらの特集ページでどうぞ。

 

++英語++

イランは基本的に英語が通じないが、有名観光地のイスファハーンだけは通じることが多い。店やレストランのスタッフは片言ながら英語を話す。いつも値段を聞くのさえおぼつかないが、ここだけはスムーズにコトが進むのでラクでいい。

 

++トイレ++

変わった便器を発見!

石で作られたいわゆる「ボットントイレ」だが、穴も便器も大きい「変わりもの」だ。
それはイスファハーンのバザールの中のトイレにある。

 

++チャイハネ++

イスファハーンのイマーム広場に有名なチャイハネ屋がある。バザールの入口のところにあるのだが、2階の座席から見ると、モスクを始めとしたイマーム広場がきれいに一望できるのだ。お茶はひとり5000リエルで、お菓子付き。お菓子は有料にされそうになるが、そこは強気でサービスしてもらおう。

もうひとつ素敵なチャイハネがある。
バザールを背に見て、西側の奥に入ると、お洒落なショッピング街が見えてくる。そこの2階にあるのがチャイハネ屋。景色は見えないが、店内がとても凝っていておもしろい。かなり雰囲気あり。

 

ミニコラム

++両替屋++

イスファハーンのイマーム広場に入る道(チャハールバーゲ通りから向かう道)にはたくさんの靴屋が並んでいるが、両替屋さんもある。
しかし、門の近くの南側にあるお店は性質が悪いらしい(USD,GBP,EURの表示が出ているお店)。

まず、レートが他の店より1%程も悪い(おそらく交渉可能)。
次にお札を1〜2枚抜き取ろうとする。

チャハールバーゲ通りからイマーム広場に向かう道に入る手前(30mほど)の東側のちょっと入った場所には為替レートの掲示してある両替屋さんがある。そういったお店の方が信用できる。

 

●イラン航空オフィスはガラガラで。(イスファハーン)

高級ホテルABBASIは、イマーム広場の南にある。
そして、イラン航空はABBASIとは通りを挟んで向き合っている。不思議なことに建物の外壁はどちらも同じようで、同じ資本によってこの地区は開発されたのかもしれない。

イラン航空は16時でもやっていた。シエスタの時間だからか店内はガラガラ。従業員も男性1人女性2人のみ。とても広い店舗にそれだけしかいないのは気味が悪い。そして、お客も私たち2人だけなのだ。電話がかかってきている様子もない。この時間はいつもこうなのだろうか・・・。

不思議になりつつもすいているのは都合が良い。
マシュハド行きのチケットの値段を確認する。イスファハーン発が予想外に高かったので、テヘラン発も聞いてみる。やはり高い。
私たちは店外に出て悩むことにした。379000リエル、約4500円である。日本と比べれば安いが・・・、イランの飛行機はもっと安いかと期待していたのだ。
本屋さんを巡ったりジュースを飲んだりしたが、やっぱり決めた!!少しくらい高くても飛行機には乗るのだ。久しぶりだし(笑)、テヘラン-マシュハドの単純往復は嫌だし(地理的にそうなってしまう)。
電車やバスに比べると3〜5倍ほどしてしまうが、10000リエルの札束を出し、チケットを購入した。土曜日13:25発。日曜日に出ようと思っていたが、22:55発という遅い便しかなかったので土曜日に変更した。

チケットは手書きで、なにやら安っぽいがこんなものだろう。。。

南地区を歩く。(イスファハーン)

タカは疲れて部屋で寝ている。すっかりイスファハーンの虜になりつつある私は部屋を飛び出した。(この外出のせいで、その後風邪を引くはめとなるが・・・。)

目指すは南のジョルファー地区と2つの橋だ。
ジョルファー地区は、昔、商人や技術者として呼び寄せられたアルメニア人たちが多く住む地区だ。そしてまた、キリスト教の信仰が許されている特別な地域である。複数ある教会の中でも「ヴァーンク教会」が有名だそうだ。

(ここかな?)
中に入ると、質素ながらも雰囲気がある。外見はモスクと教会の建築様式がうまく融合されたもので、きっと世界の中でも特別なものだ。玉ねぎの形をしたドームのてっぺんに十字架が乗せられている。
礼拝堂の中はモスクの影響はほとんど見られず、ごく普通のキリスト教会のようだ。壁中に旧約聖書にあるような壁画が飾られていて、少なからず圧倒された。光も上手に取り入れられていて厳かな雰囲気を出している。しばらくイスラム文化を見続けているだけにキリスト文化は新鮮で心に響くのかもしれない。

さてさてアルメニア人だが、さほどイラン人と差がない。
男性は全く変わらないように見える。女性はやや色鮮やかな服装をしていて、派手。化粧も濃く、茶髪も多い。顔立ちもどこか西洋に近く、目鼻立ちがはっきりしているように見える。
格好が派手になりつつあるイラン人女性とアルメニア人の違いは、これから更に見分けがつかなくなるような気がしてならない・・・。
メインの通りは、現代的できれいな建物が並ぶ高級商業街だ。もしかしたら、イマーム広場より現代的なのではないか?と思ってしまうような内容であった。車販売の展示、高級ショッピング街・・・どれも華やかなものばかり。

橋の名はスィー・オ・セ・ポル。幅が広く、大きく身構える遺跡のようなその橋は、実にインパクトがある。中央も歩ければ、両側の狭い通路も歩くことができる。橋の手前側には水パイプを吹かし、午後の時間を優雅に過ごすいくつものイラン人の姿があった。川に橋にと飛び交う鳥の姿に、チャイハネ。この条件があれば、何も言うことがないだろう。

ハージュー橋ははっきり言って遠い。
そんなに距離がないだろうと鷹をくくっていたのだが、間違い。ジョルファー地区から歩いても1時間弱はかかってしまうかもしれない。日は暮れるし、みんなと待ち合わせた7時に間に合いそうもない。
だが、見る時間としてはちょうど良い頃だったようで、ハージュー橋に辿り着くまで、きれいにライティングされた計3つの橋を眺められた。映える青を水辺に反射させている橋、オレンジ色の温かい光で覆われた橋。石油が豊富な証拠なのだろうか、イランのライトアップは素晴らしい。
ハージュー橋は上段が離宮、下段がダムの二重構造になっている。中央部分の広い通路と、端の一段下がった通路とに分かれる。橋は特別に印象的なものではなかった。が、もう完全に沈みかける日暮れの深く青い空と見渡す光景は、とってもきれいで印象深かった。

●ペルシャ欲。(イスファハーン)

一緒にいた日本人、アダチ君が真剣に絨毯の品定めをしている。
それはそうだろう。500〜1200US$もかかるショッピングなのだ。しかも、送料としては20US$もかかるそうだ。郵便局送りでは不安があるし、高価なDHLを利用するのだ。

次々に素敵な絨毯が出てくる、出てくる。
赤が基調の色鮮やかでどこかアラビアの匂いを感じさせる絨毯、白を基調にしたシンプルだけれど繊細な雰囲気の絨毯(※1)。一枚一枚出るたびに溜息がもれ、欲が出る。特別興味のなかったタカマユもこの時ばかりは、「バックパッカー」とは遠ざかっていた・・・(笑)。

さらに、リョウ君も2枚目の絨毯を買ったようだ。彼は小さいながらも、素材のしっかりしたものを購入。その後、花模様はピースの象徴だとか、中央の絵は王冠の意味だとか、絨毯に描かれた模様の意味をレクチャーされていた。絵にひとつひとつ意味があるのは興味深い。
私はと密かに思った。
(将来、絨毯屋もいいなぁ。)
すると、隣にいたリョウ君も同じことを思っていたらしい。儲かりそうだし、何よりも興味がある!
なーんて、野望を抱いてしまうのであった。

キリムという平織カーペットは遊牧民の手によるもので、絨毯より安く買える(1枚50US$〜)。ペルシャ絨毯とは趣きが全く変わり、どちらかというとアジア色の濃い単調でかわいらしいものだ。こういったものも好きだが、一度味の濃い絨毯を見てしまった後は興味が沸かなかったが。

絨毯は買わなかったが、ファブリックを1枚買った。
自分用ではなく、母親の誕生日プレゼントにと思ったのだ。精巧でいくつもに描かれた枠の絵柄(※2)と、中央に描かれた(インディゴが微妙に交じり合った)唐草文様(ペズリー)が気に入った。

今度は皿が欲しい。
モスクで使われているような、とても繊細な模様が描かれた皿や水差しが気になってしょうがない。小さい面積の皿に精巧に描かれた模様は、私の買物欲を刺激して止まない。値段は15US$〜で特別高くないし、銅で作られているため割れることはないのだが、今買う理由がないのだ。その代わり、決心が強くなるのだ。
「またここに戻ってくるぞ〜!」

さらにトルコ石(ターコイズ)も気になった。これはもともとはトルコのものではなく、ペルシャのものらしい。だが、値段は期待できるものではなかった。

※1 絨毯に使われている色は様々だけど、特に印象的だったのは辰砂(赤)、孔雀石(緑)、ラピスラズリ(青)、インディゴ(藍)。

※2 この枠が多ければ多いほど良いとされているらしい。私の買ったのは7重。

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ミニ情報

++ネットカフェ++

イスファハーンでは、絨毯屋さんで無料インターネットが可能だが、AMIR KABIRからは遠い。
宿の中にあるインターネットは、10000/1hで、速度はそこそこ速い。

ただし、隣のビルの2階にあるネットカフェは8000/1hで速度は同じくらい。

どちらも日本語・CDなど使える。

 

 

 

++装飾芸術博物館++

あまり知られていないようだが、それはイマーム広場の近くにある。とても残念ながら、金曜の定休日で入ることができなかった。
その他、手前側には現代美術博物館、国立歴史博物館もあり。
※金曜日休み、朝8:00〜。

 

 

 

++サンダル++

イラン人はほとんど靴を履いている。靴を持っていない私たちは当然ながら夏仕様のサンダル履き。これはいつもバカにされた。イラン人は足元のお洒落にうるさいようで、しょっちゅう足元を見てくる。
一度、寒いので靴下にサンダルという格好で街を歩いていたら、とある若い男性に大声でバカにされた。ああ、恥ずかしい・・・。

 

 

 

ミニコラム

++酒++

後になって知ったことだが、イスファハーンの南、ジョルファー地区ではお酒が買えるらしい!
もちろん堂々と買うことはできず、店の人と仲良くしてからのことだろう。アルメニア人はキリスト教徒なので、闇で運び飲んでいるんだろう。

 

 

 

ミニコラム

++絨毯++

絨毯の写真はこちらにもあり。