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アンコール遺跡について】

霊廟アンコール・ワットと王都アンコール・トムなどとともに、インドシナ半島最大の宗教遺跡として世界的に知られ世界遺産としても登録されている

9世紀初め頃にたてられたカンボジア王朝は、アンコール朝と呼ばれる。王都は、有名な遺跡アンコール・トムであった。近くにはアンコール・ワットがあり、それらは、カンボジア北西部の観光都市シエムレアプ市北部にある。

アンコール・トムとは「大きな町」を意味し、後世に名づけられた名前でアンコール朝の時代にはそのように呼ばれていなかったらしい。遺跡は、ヒンドゥー教の世界観に基づいて建てられているものも多いが、バイオン寺院の顔が何を意味するかなどは現在の研究でも分かっていないなど謎も多い。

アンコール・ワットはヒンドゥー教の大寺院。スールヤバルマン2世の霊廟として12世紀に建造された。850m×1000mほどの巨大な敷地を有し、鉄分を含有する紅土と砂岩などで作られている。伝統的なヒンドゥー教寺院は東をむいてたてられるが、アンコール・ワットは霊廟であるためか、死者は西方浄土にすむというヒンドゥー教の教義にしたがって西に向いて作られている。

その他にも、シエムリアプ近郊には多くの遺跡が散在し、見ごたえのある遺跡群である。

というわけで、私たちは興奮しつつそんな遺跡群に行ってみました・・・

(いくつかピックアップして記載)

【準備】
・入場券 1日券20US$,3日券40US$,1週間券60US$ 近々値上げの予定があるとのこと。
・移動手段
 自転車 ・・・ 気合も必要。
 バイク/車・・・ 暑いので多少の気合は必要。

写真のページはこちら。



巨大!ワッ!とアンコール・ワット!

大きいと喜ぶタカマユヒロシ。

とにかく入った途端、写真を撮りまくるタカとヒロシさん。単にカメラがない私は見るだけ。カメラを持っていないと分かるのだが、カメラを持っているとカメラ越しでしか見れなくなるのだ。「自分の目」を直に見るのもなかなかヨロシイ。

入口を入ると通路が長く続く。通路ももちろん、全て遺跡だ。水(池)の上に、こんな巨大で丈夫な橋を作ってしまう昔の人の技術に驚いてしまう。歩いているすぐ下の石を見ても、消えかかるレリーフが彫られている遺跡の石が普通に並んでいる。

中に入ると、細かく美しいレリーフがワーっと目に飛び込んでくる。芸術について詳しくないが、それらは見た者を魅了する。それくらい技術があり、魅力的なものだ。しかも、こんな巨大な遺跡じゅうにこんな細かい彫り物をしてしまうのだから凄い。
斜めに傾いた入口や、崩れ落ちて穴があいた天井も、何百年もの歴史の深さを物語る。四方どこを見ても絵になる。

一番奥は塔の中央部分で一番高い部分だ。ここでは急な階段を上がり登る。上からは遺跡を全体的に見渡せ、夕日もここで見ることができる。
行きは良い良い帰りは怖いで、下りる時は恐怖で冷汗をかいてしまう。そう思った人は多いようで、唯一手すりがついている階段には行列ができて、みんなゆっくり手すりをつたって降りてきている。それを知らなかった私は、へっぴり腰でダサーい格好で下りてくることとなった。

アンコール・ワットで、残念に思うことは人の多さだ。どこもかしこも人、人、人で、写真を撮ると必ず人が写ってしまう。こんなに有名な遺跡で、かつ、観光地なので仕方ないのだが、
(遺跡=静かに1人、もしくは少数で見る楽しみ)
という考え方を持つ者にとっては少し寂しいことだ。


無数の巨大な顔が印象的なバイオン寺院!(シエムリアプ)

巨大な顔がまず目に飛び込んでくる。

(この顔は何なのだろう?誰なのだろう?)

そう疑問に感じられずにはいられない。しかし、明確はなっていないようだ。アンコール・トムの修復については、日本も協力しており、日本語の説明なども多い。その写真を撮ってきたので、一部貼り付けてみます。

建設した王の顔であるとか断定的に記載している本もあるようだが、それは著者の意見ということだろうか?





"巨大さ"という点ではアンコール・ワットに負けるが、素人目にもバイオン寺院はとても印象的である。どの顔も同じように見えるが、少しずつ作りも違う。左右で明確に顔の造詣が違うものもある。

(そもそも、これは何の役に立つのだろう?)
そんなことを考えてはいけないような建造物だ。部屋などはないに等しいし、うがってしまうとただの石の山だ。エジプトのピラミッドに比べれば、それもかなり小さい石の山だ。しかし、精神的な必要性や、理想の具現化として必要であっただけで、現世において"家"であったり、"城"であったりとかいうことはないのだろう。
そう考えると、こういった建造物に対する情熱がどこから出てきたのかは、私にとって、まさに想像だけの世界となってくる。そう、実用性のないものに、こんな力を注ぐなんて!



●彫刻の美しいバンテアイ・スレイ。(シエムリアプ)

バンテアイ・スレイとは、「女の砦」との意味らしい。

「人が少ないね!」
「確かに。やっぱり遠くに行けば行くほど、人は減るのかな。」
強い赤い色が、見る者に強い印象を与えるような遺跡だ。遺跡自体はぞれほど大きくない。400mほどなので、歩いてグルッとまわるのも簡単だ。ミニチュアのアンコール・ワットのような印象だが、違った良さがある。

私もヒロシさんも、以前に来た時は"地雷があるらしい"という話と"遠い"ということで訪れていなかった。気になっていた場所を訪れられるのはそれだけで嬉しい。

物語りを彫ったような美しいレリーフが、保存状態も良く残っている。あまりにきれいな姿で残っているので、最近の修復かな、などとも思ってしまう。実際はどうなのだろう??

リンガが立ち並び、シヴァ神の遺跡であるようだ。他の遺跡でも、仏教と同時にヒンドゥー教の遺跡は各地に残されている。ヒンドゥー教はアジア各地に広がり、そして散っていった。インドを中心とした南アジア、そしてバリ島だけで生き残ったというのはとても面白い。
ラーマヤーナなおの物語は、タイをはじめとして各地に息づいて残った。それほどに受容され、心に入り込んでいたインド近辺の文化(仏教も同じだが)が、これほど壮大な遺跡群だけを残して消えてしまったのはなぜなのだろう。
逆説的に考えると、ヒンドゥー教を中心とする文化は巨大な建造物を必要とするのだろうか。だからこそ、各地にそういった遺跡が残されているのか。そういったことに思いを馳せると、遺跡を見るのも楽しい。


水の中の遺跡。(クバール・スピアン)

バンテアイ・スレイへ向かう道を、さらに北上したところに「川の源流」という意味を持つ遺跡があり、それがクバール・スピアンだ。ここはシエムリアプ川の源流で、ヒンドゥー教の聖なるガンジス川に例えられている。

クバール・スピアンはアンコール・トムの遺跡群からかなり離れている。行くまでの道も舗装されておらず、トゥクトゥクで行ったら酔ってしまいそうな道のりだ。ガイドであるキーさんの車は、カムリの4WDなので余裕顔で走らせている。
遺跡までは一般の道路なので、民家があったり農家が畑を耕したりののんびりな光景が広がっていた。

駐車場から40分ほど歩くと言う。気合である。
そこそこの気合で登れるような、緩い傾斜のハイキング・コースだ。観光客はごくわずかでとても静かだ。遺跡を見に来たのでなく、ハイキングに来たのかな?と思ってしまいそうな気配だ。

40分ほど登ると、小さい滝(雨があまり降らないので水量は少なめ)や川が見えてくる。
さらに登ると、川底に遺跡が見えてきた。石の凹凸が規則的に並んでいるのだ。これも遺跡のひとつで、リンガを表しているらしい。規則的なのですぐに人工的だと分かる。
ヒロシ君が、
「きっとこれはリンガとかでなくて、足のツボ押しのためだったんじゃないの〜?」
と言っている。

一番上にはヒンドゥーの神様などのレリーフが見れる。川の水流は、さほどの勢いではないが、何百年と石の彫り物が水中に存在しているとはびっくりだ。遺跡のある一帯は、静かで思いっきり山の中。こんな中に遺跡があるとはとうてい思えない。発見者は凄い!
最も重要そうな遺跡の中央部分が、丸く削られている。これはなぜかと言うと、泥棒の仕業だという!1年前まではちゃんと存在していたのだが、何者かによって削り取られ、持っていかれてしまったのだそうだ。彫って持っていくとはツワモノだ。一体いくら儲かったのだろう・・・。

アンコール・ワットの華やかさに比べ、ここは人気がない。しかも1日のみの入場券でこんな辺鄙な場所まで来てしまう私たちも凄い(3日券などの人が来ることが多いらしい)。ここでの往復にかなり時間を費やしてしまったので急いでアンコール・トムの方へ戻った。

●コケとカビと静寂と。(タ・プローム)

自然の力を明らかにするために、樹木の除去や石の積み直しなどの修復をしていないのがここ、タ・プロームだ。他の遺跡とは違い、石にはカビやコケが張り付き、雰囲気を出している。まさにワタシ好みである!(鼻息荒く。)
アンコール・ワットみたく、人でごったかえしていない場所も多く、自然と調和した静かな場所にある。風が吹けばとても気持ちいい。

遺跡の中には、樹木と共存している遺跡がたくさんある。大きな幹を持つゴツイ木と、歴史を物語るレリーフが相性良く絡み合っている。レリーフは修復されていないので、組み合わせがバラバラだったり消えかかっているものも多い。その中で、なぜかデパター(女性像)の姿だけがきれいに残っている。他から持ってきたものなのか、偶然残っているのか、どちらだろう・・・?

遺跡は次々に増築されたらしく、奥行きがある。遺跡自体の数も多く、迷路の中に入り込んでしまったような感覚に襲われる。遺跡の石の大部分は崩れ落ち、時代を感じさせるように下に積み重なってコケを生やしている。これらの落石の影響で歩けないゾーンもあるし、通行止めになっている部分も多い。ふと1人でフラフラ彷徨っていると、歴史ある遺跡の真っ只中にいると実感できる。静かに風が吹き、何年も"そこ"に存在する石の「緑の世界」に胸がドキドキしてしまった。遺跡はやっぱり1人で静かに見るのに限る!(鼻息荒く。)


タ・プロームは、日本人に人気のある遺跡らしい。うむうむ、自然と一体化された静かなこの遺跡を気に入る気持ち、私もやっぱり日本の心を持っているのだ。
日本人の姿はあまり目にしない。とても目につくのは韓国人だ。韓国人は、まだ団体ツアーが多く、大勢でワイワイやっている。しかも、遺跡だけの写真より、人間が入っている方が好みらしく、必ず遺跡の前でポーズを取って撮っている。西洋人や私たちの写真の邪魔をしているのも、この韓国人団体だ。ま、いいんだけどね。


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ミニコラム

++ホテル予約++

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++レストラン++

遺跡公園内にあるレストランは高い!
しかし、お客があまり入っていないような奥&端の店なら値切って食べることができる。

●高所恐怖症。(タ・ケウ)

タ・ケウはピラミット式寺院のひとつで、上に行くほど小さくなっている遺跡だ。ここは石を積み上げた状態で、未完成のまま放置されているというちょっとびっくりな遺跡でもある。

ピラミット式だからなのか、王の趣味なのか分からないが、上に上がるのにとても急な階段を登らなければならない。これはかなりキツイ。今では観光客のために多少整備がされているが、当時は登るのは危なかっただろう。石は運が悪ければ崩れ落ち、一環の終わりだ。少し高所恐怖症のケがある私は、恐る恐る階段を登った。2段階が終わった時点で登るのをやめようと思ったが、タカもヒロシさんも上にいたので私も頑張って上まで行った。

途中で放置してしまったからか、ここのレリーフは特別見どころがない。どちらかと言うと、建物の造りが特徴的だ。ただ、遺跡はとても高いので見晴らしも良く、風の当たりも良い。

●象のテラス(リアン・チョル・ドムレイ)

朝から精力的に動いてきた私たちは、とても疲れていた。
遺跡もいくつか周り、違いについて考える余裕も出てきた。高い遺跡を登ったり、遺跡まで歩くのさえ疲れて面倒にしまったのだ。みんなの意見は、
「入らず、外から写真だけ撮ろう!」
で一致した。

象のテラスは外から撮るだけにしようと考えていたが、せっかくなので入ってみることにした。

遺跡は数メートル高く作られており、それらをガルーダとライオンが一体化した石像が支えている。中央には長い橋(通路)が丈夫に作られており、王宮までつながっている。橋の周りにはいくつもの遺跡の残骸(石)が人工的に並んでいる。きっと昔は通路周りに縁取り、もしくは階段みたいなものがあり、それが崩れてこうなっているのだろう。王宮は立ち入り禁止だった。つまらない。

東南アジアの遺跡をいくつか見て・・・。(シエムリアプ)

アンコール遺跡が一番見ごたえがある。

ワット・プーやボルブドゥール、アユタヤ、スコータイ・・・世界遺産も含めていろいろな遺跡を見た。世界遺産と言っても、素人には「はぁ?」という程度の遺跡もある。
そんなわけで「世界遺産だから見る価値がある!」という風には思えない。あくまで私のような、遺跡に対する知識が少なく、遺跡マニアでもない旅行者の場合だけれど。

そんなわけで、遺跡マニアではないけれど、ちょっと有名な遺跡を見てみよう、という場合にはアンコール遺跡がオススメです。
なぜオススメか?

・それぞれの遺跡の規模が大きい。
・各遺跡が密集し、見学しやすい(バリエーションもある)。
・日本が修復に協力しているので、日本語の説明看板が多い。
・ホテルのある町から遺跡が近い。

●カンボジア焼肉。安い!(シエムリアプ)

焼肉でアンコール遺跡観光の打ち上げ実施!
6人で焼肉を食べ満腹になり、生ビールのピッチャーを5杯飲んで、コーラも飲み・・・

"20ドルなり!"

日本人の感覚から言うとかなり安い。カンボジアではその値段が普通なのだろうが、外国人旅行者が行くマーケットなどの近くだと"外国人料金"があり、高いらしい。情報ノートにも、いくつかの書き込みがあったし、アンコール遺跡をガイドしてくれたキーさんもそう言っていた。

私たちは、キーさんに旅行者があまり行かないような、カラオケのある焼肉屋さんに連れていってもらったのだ。キーさんの奥さん、弟なども含めてなかなか賑やかな焼肉だった。

焼肉のスタイルは、タイなどと同じ。
中心に焼く場所があり、その周りがダシ汁の鍋になっている。肉類は焼いて、野菜類は鍋のように食べるのだ。焼肉のタレもなかなかおいしかった。
次はベトナムで、生春巻きで焼肉を包むお店があると思うので、それもとても楽しみだ!

ミニコラム

++NHK++

カンボジアでは、少し頑張ってTVのある部屋に泊まろう!
ほぼ間違いなくNHKが見られるのはありがたい。映らない場合には、自分でチャンネルを設定すれば見られるようになる可能性が高い。


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